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2006年05月13日

●府中よいとこ、また行こうっと

今日は昼前から府中の東京競馬場へ行ってきた。実は、さる友人から借りている旅競馬の本に触発され、GW中から競馬に行きたい気持ちがムクムク湧いていたのである。昔は府中にも中山にもしょっちゅう出かけていたのだが、最近はすっかりご無沙汰。5年ぶりくらいかもしれない。ほとんど気分は浦島太郎である。

前の晩、新宿駅のキヨスクで競馬新聞(僕の愛用は「馬」だ)を買って、今年から「ヴィクトリアマイル」なる牝馬限定の新しいG1レースができたのを初めて知った(笑)。重賞を増やすのはいいけど、いきなりG1か……また水増しかいな?



競馬場に到着してみると、見慣れたはずのスタンドに違和感が。そういや、大改修してからは1回も来ていないのだった。まだ工事中の部分があるようだが、なんか、全体的に昔のスタンドよりさらにでかくなったような。中は売場もパドックも売店もトイレもひっじょ~にきれい。販売機の数もスタンドの座席の数も増えた様子。おまけに雨のせいもあってか席は空いていて、座って観戦することができた。極めて快適である。


で、さっそく馬券購入用のマークシートを手にしたのだが、馬券の数が増えたせいでやたらサイズがでかくなっているのが印象的。僕の馬券体験はほとんどが馬連主流の時代、せいぜいワイド導入くらいまでは真面目にやっていたかな?という感じ。これだけ種類があると、どの馬券を買うかだけでも迷ってしまうのではなかろうか。なので、今回も3連単や3連複には手を出さずじまい。3頭当てるって、いくら買えばいいんだ(笑)。


あと、他に「昔はなかった」ものとしては、本馬場入場前のお馬さんたちが間近に見られる「ホースビュー」なるコーナーができていた。マジックミラーになっているのかな?これはちょっと面白いと思った。パドックだと、お馬さんも騎手がまたがるとすぐにいなくなっちゃうからね。


スタンドに到着したら既に第6レースが始まるところだった。結果を見届けてから、スタンド裏の売店で腹ごしらえ。とりあえず串カツをつまみにビールを飲み、あと「梅屋」という立ち食いそば屋で天ぷらそば+生玉子。このそばが意外に(と言っては失礼だが)美味かった。出汁がいいんだろうな。暖まった。

しかし、東京競馬場の食べ物と言えば、個人的にはモツ煮込みと立ち食いそば、あとフライドチキンと相場が決まっていたのだけれど、フライドチキンはどうやら全滅したみたいで残念。モツ煮込みはどこかで生きながらえているのだろうか……。


さて、肝心の馬券。立ち上がりはまずまずだった。第7レース(3歳500万下)で牝馬ショウナンラノビアの単勝9.9倍をとり、続く第8レースでヒカルマチェンドラ-キタサンナポレオンのワイド14倍を的中させた。「おお、今日は冴えてるぞ。あと1つ2つ当てたら、ちょいと女の子のいるお店でどんちゃん騒ぎ、じゃなかった、カミさんと焼肉にでも行こうかいな…」とか思ったり。

勝敗の分かれ目は第10レース。単勝1倍台の武豊騎乗ブレーヴハートは当然蹴飛ばし、3番人気の柴田善(最近乗れてるみたいね)騎乗イエスを本命にしたところまでは良かった。しかし馬連の相手を探していて、関西馬チーフシャトーの短評に「穴はこれ」と書いてあるのを見て迷う。ここ数戦の凡走にも関わらず遠征しているあたり確かに臭いが…結局それ以上買い要素を見つけられず見送り。そしたら、案の定というべきか、チーフシャトーが突き抜けてイエスは2着。配当68.6倍……あうー。

結局、ギャンブルで勝てるかどうかはこういう所での判断力でほとんど決まってしまうのである。そのレースの展開を読んだりオッズの過大・過小人気を見極めたりといった事がほとんどできていようとも、最後の最後でひっかけそこなってしまえば穴馬券など獲りようがないのだ。サッカーで言えばFWの決定力不足だな(笑)。いやー、俺ってやっぱりストライカーにはなれないな、みたいな。


メインも激アツ。東京の京王杯SC(G2)は本命シンボリグランが全然駄目でオレハマッテルゼ(善臣!)の圧勝をただ見送るのみだったけど、京都の朱雀Sが惜しかった。不良馬場で人気馬は外枠に集中。「ではアンカツならば内をすくうだろう」と2枠のサイキョウワールドから11、13、15、17に流す。レースは読み通り4コーナーで安藤勝が内を上がってゴール前で逃げ馬をかわし、さらに外から13が突っ込んできた。2-13ならば40倍程度はつく。ところが、「よっしゃぁ~!」と叫び声が出かけたところで2頭の間に15が割って入り、クビ・ハナ差で13-15-2……。今日はアンカツも決定力不足だったようだ(笑)。

結局、的中は最初の2レースのみで、トータルは1000円くらい浮いただけ。競馬新聞と電車賃くらいにはなったかな。まあ、大の大人が半日遊んでかかったお金がそば・ビール・串カツ代だけなんだから、これはこれで大いに満足しなきゃいかんのかもしれん。それでも、ちょっと勝ちを逃した引き分けというか、「あの戸田(もしくはルーカス)のシュートが入っていれば…」という味スタの帰り道を思い出したよ(笑)。


帰りは、府中駅まで歩いてから京王線に乗った。競馬場近辺はあんまり変わらないみたいだけど、府中の駅前はさらにきれいになった様子で、見覚えのないどでかいマンションが建ってたり。いつも前を通っていた銭湯がリニューアルして同じ場所にあったのはちょっと嬉しかった。入って帰れば良かったかな……。


ちなみに、ヴィクトリアマイルの馬券は、ダンスインザムード-ラインクラフトの馬連一点勝負である。明日も雨みたいだし、コースの内側がけっこう伸びるみたいだし。

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コメント

こんにちは。
「東すかファン」改メ、”ミネさんに捧ぐ”HNで。
(古~いピン逃げ板のネタ)

えっと、実は私も昨日、久々の東京競馬場に行っておりました!!
・・・それだけ、なんですが。
勝手に「奇遇!」と思ったりして。(笑)

とにかく東京にハマッたせいで?!
ここ5~6年は競馬にパワーが回らなくなってます。
私はJRAカードを駆使した指定席派で
府中は2年ぶりくらいなんですが、
競馬場に行くと「やっぱいいな~」って思うんですよねぇ。

あ、新スタンド2階にフライドチキンあります。(笑)

どうも、こんにちは。

そうですか、昨日の東京競馬にいらっしゃいましたか。W杯中断期間中はそういう東京ファンも結構増えそうですよね(笑)。

>とにかく東京にハマッたせいで?!
>ここ5~6年は競馬にパワーが回らなくなってます。
私も全く同じ状況ですよ。JRAカードは財布の中で眠っています(笑)。

私は中山や淀に比べても府中がお気に入りです。あの広さがいいんですよね。広大な土地を馬が駆けめぐる感じが。座席の数も多いから単純に席とりやすいし。

>あ、新スタンド2階にフライドチキンあります。(笑)
そうなんですか。じゃあ、また近々行かなきゃ(笑)。

「さる友人」こと峰村です。もう今となってはどこの田舎競馬場に行ってもそれなりにはきちんとしているんだろうけど、それでも一度はとんでもない競馬場に行ってみると面白いと思う。僕が行ったのは北見、帯広、岩見沢、旭川、旧盛岡、盛岡、水沢、宇都宮、大井、川崎、浦和、船橋、笠松、福山、益田。
とりあえずばんえいを一度はナマで見るのが面白い。というかあれを博打として開催しているというのがいまだに信じられん。
馬券だけなら時々大井あたりでも発売するようです。

さすが。益田まで行きましたか。僕はその中では大井と川崎と浦和だけですね。

ばんえいかあ。ばんえいは重種だから、馬もでかくて体重が1トンくらいあるんですよね。確かに1回見てみたい。山口瞳さんの記述によれば、力が入りすぎて「痔になる」そうですが(笑)。

タイミングよく?ばんえい競馬の映画が封切られますね。
「雪に願うこと」http://www.yukinega.com/

岩見沢に行ったことがあります。
パドックで馬を見るだけでもディープなインパクトですよ。(笑)

と、こちらにお邪魔して
彩花ちゃんのことを知りました・・・。
謹んでご冥福をお祈りします。

>「雪に願うこと」http://www.yukinega.com/
ほー。これはまたマニアックな題材で(笑)。
キョンキョンが出てるのがちょっと惹かれますな…。

>パドックで馬を見るだけでもディープなインパクトですよ。(笑)
なにしろ、トンですからね、トン(笑)。


彩花ちゃんには、ホント、天国では伸び伸びと過ごしてほしいと願います。ね。

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