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2006年04月08日

●覚醒の始まり? (ジュビロ磐田戦&東すか16号御礼)


東すかの配布日ということで、キックオフ3時間半前に新宿駅に集合。飛田給まで京王線で、さらに味スタまでキャスターで5千部をガラガラと引きずって運搬。ここまではいつも通りだったのだが、ゲート前でまでたどり着いたところで年チケを忘れてきたのに気づく。あちゃ~。仕方がないのでチケットを買って一般列に並んだのだが、SOCIO列も一般列も一昨年あたりに比べて短くなっているのが印象的。そういや開幕から観客数はイマイチなんだよね。苦戦しているのは試合内容だけではないっちゅーことか。

で、何とか入場して配布に加わったのだが、今日はとにかく風が強く、こちらも大苦戦である(笑)。飛ばされまいと机上の東すかを押さえまくっていた編集長がDJみたいになっていたな。まあ、それでも風にも負けまいと気張って配布したのだが……ちょっと余ってしまった。うーん、開幕戦は景気が良くて、その後やや苦戦が続いて、というパターンは毎年繰り返されているような気がするな。そんなところまでチームと連動しなくてもいいのだが(笑)。

ただ、今回は例のコラムの反響がやはり大きかったらしく、はげましの声をかけてくれる人がいつも以上に多かった(ような気がする)。編集部一同、本当にありがたいことだと思っています。もちろん、持って行って読んでくれた皆さんにも、心より感謝いたしております。感想はコチラまでどしどしお寄せください。あ、あと、差し入れをくれた方、どうもありがとうございました。

 
で、肝心の試合の方だが、FC東京 3-1 ジュビロ磐田。なんか、ようやく吹っ切れたというか、1つハードルを越えたというか、今季チームが目指すサッカーが見えたというか。意味づけは様々になるだろうれど、近い将来FC東京が優勝することがあるとしたら、この試合は大きなマイルストーンとして記憶されるのかもしれない。超キモチイイー勝利だった。すっきりしたよ。詳しい観戦記も後ほど書くかもしれないが、とりあえず感想を中心に。

前半の出来はイマイチだったと思う。判断の迷いとパスを受けるための動き出しの少なさ、その結果として弱いパスをカットされ続けて、スタンドからもため息が漏れていた。梶山はまるで寝ぼけているような動きの鈍さで、今野も萎縮しちゃってる感じだった。守備では伊野波が名波をよくマークしていたし、全体的なバランスは横浜戦より向上していたけれど、どうも点を取る方で苦労しそうな気配ではあった。

ところが、そこでルーカスの大爆発である。難しいシュートを連続で決めて2得点。これには驚いた。特に2点目は、先制後あっさり追いつかれ、さらにササのナイスシュートが能活のビッグセーブに阻まれた後だけに、価値は大きい。突然どうしたのだろう?ササとの役割分担がうまく行ったのも一因かもしれない。中に張ってターゲットとなるササに対してルーは左右に流れ、スペースのある場所で技術を生かす、と。あと、悪い憑き物を日産スタジアムに置いてきたのかもね(笑)。いや、「お役御免」とか書いた俺が間違ってたよ、ルーコン(この調子で行けばね)。

後半になるとイエロー+注意をもらっていた伊野波に代えて宮沢投入。磐田の出来が悪かったのを考えても、極めて妥当な采配だと思う。「いい時間帯」に勝ち越していたこともあり、中盤が格段に改善した。宮沢を起点にパスが回り、磐田のMFが引っ張られてスペースができ、そこを使って後半ようやく目が覚めた梶山が縦横無尽の活躍を見せ、さらには今野の上がりも加わってワッショイワッショイ、という好循環。熱い攻撃を見ることができた。

そして21分。左サイドで梶山のキープ→宮沢のクロスorシュートと見せかけて短いスルーパス→オーバーラップした今野が弾丸のように抜けて、狙いすましたグラウンダーのクロス→しっかり詰めていた栗澤が押し込む、という夢のような素晴らしいゴール。いや、これにはヤラれた。参った。思わず絶叫しちゃったよ。ゴール裏から久々の「セクシー東京!!」コールが飛んでいたけど、まさに「これが見たかったんだよ」という得点であった。

結局、最後まで相手に主導権は渡さず、浅利も出てきたり、意味不明の判定に怒りのガーロキック(笑)が出たりして、いい雰囲気のまま逃げ切り成功。終盤にも梶山のスンバラシイ高速フィード(宮沢かと思ったよ)で徳永(何という運動量だ…)が右サイドを抜けるシーンとか、興奮すべき場面がいくつも。何だよできるじゃないかスゲエよ君たち、とほぼ100%満足のうちに試合終了の笛を聞くことができたのだった。できれば、前線の基点として役割を果たしていたササにも1点とらせてあげたかったが…それは次回ということで。


まあ、冷静に振り返ってみれば、依然として課題の多い内容には違いない。前半途中まではグダグダだったんだし、規郎の守備がザルなのは相変わらず。頑張っていた徳永にしても、梶山にしても、もう少し予測する力を上げないといけないだろう。でも、少なくとも後半は、選手たちが闘志をそのままプレーに伝えることができていて、チームがチームとして機能してきたのは見ていてよくわかった。ファン・サポーターも素直に応援に入っていたみたいだし、どん底の状態は抜けたのかな、と思えた。

とにかく、次からは横浜・千葉・G大阪と強い相手が続くことだし、「勝って兜の緒を締めよ」だ!!……などと書ける事自体がものすごく嬉しい今日という日(笑)。なんか支離滅裂な文だな、我ながら。

ちなみに、今年の東京のスローガンは「Ousadia~信頼・勇気・挑戦~」だが、今日味スタで一番勇気があったのはこの人かもしれない(笑)。ゴール裏でやるのがスゴイわな。


試合後は、新宿三丁目の「呑者家」で東すかメンバーによる打ち上げ。快勝に興奮した編集長がのべつまくなしに喋りまくり、やはり興奮していた僕も速いピッチで飲みまくり、その他のメンバーも飲んだり食ったり話したり、Mendozaさんはいつもどおりへべれけになったり(笑)という飲み会。気がつけば時計は午前0時を回り、いつの間にか話題はガンダム一色(特に『哀・戦士編』ね)になっていたような気がするが、まあチームが勝った時は何やってもキモチイイのである。次も頼むよん。

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コメント

JSPORTSの録画中継で見直しましたが、ヒロミ解説にやられてしまいました(笑)
愛にあふれています。やばいです。
「入ったときはいつでもいい時間帯!」

あー、観なかったな~。

いや、ヒロミの東京戦解説は、とにかくあらゆる意味でヤバそうなので(泣いちゃうかも(笑))無意識のうちに避けてるのかも…。

NHKの生中継のアナも、かなり東京に肩入れしてくれてて嬉しかったですよ。

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