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2006年04月29日

●FC東京×名古屋グランパス(暫定版)

昼間、家でブログの引っ越し準備。サーバーを借りて、MovableType3.2をインストールして、自分好みの配色にカスタマイズして、バックアップしておいた過去ログを再構築して……1つ1つの作業はそれほど複雑ではないのだが、初めての事なのでおそるおそる手探りである。初めてガンダムに乗ったアムロのように、ペラペラと解説書をめくりながら。MTって、自由度は高いけど使いこなすまではかなり苦労しそう。思わず自分に今年のFC東京の姿を重ね合わせてしまった(笑)。


夜、味の素スタジアムでJ1第10節。FC東京 2-1 名古屋グランパス。いや~、何とか勝つことができて良かった。昨日も書いたように、とにかく今年はチームのポテンシャルを引き出す試行錯誤と、それなりに結果を出して不満を抑え込むこととのバランスが難しそうなので、こういう「勝って反省できる」試合はとてもありがたいものである。とりあえず、まずは感想まで。
 

今日は水曜日に引き続いて選手たちも気合の入った動き。守備ではボールホルダーへのアタックと2人目の挟み込み、攻撃ではボールを動かしながらスペースを探る姿勢が見られ、やはりボールを左右に動かす意識は感じられながらも今ひとつ畳みかける迫力のない名古屋相手に優勢を保った。まあ、規郎が相変わらず逃げ腰だったりジャーンの動きが重かったりで危なっかしかったけど、茂庭と土肥の神懸かり的な活躍で失点は吉村のロングシュート(これは凄かった)の1点のみ。あとは、いかに点を奪うか。

試合前、WEBサイトのトップページには「ルーカス、君の出番だ。」と大書きした。名古屋戦と言えばルーカスのスーパーゴール連発で0-2から逆転した04年ホームが印象深いし、昨年の連敗はルーカスがPKを外した瑞穂の試合から始まったのだった。だから、イヤな憑き物を取り払う意味でも、是が非でも活躍してほしかったのだ、彼には。そこで、注文通り、いや期待以上の2得点。それも左右からのドンピシャクロスに躍り込んで頭で叩き込む、という観客の爽快感でもチームの形的にも申し分のないゴールだった。ルーカスが走ってガーロに抱き付くシーンを見て、ちょっとジーンと来たよ。

名古屋が中盤をタイトにして前がかりになってきた後半は、相手の裏のスペースを使う攻撃で幾度もチャンスをつかんだ。あそこでトドメを刺せれば最高だったのだが……梶山が2度GKに当てちゃったのと、あと赤嶺や伊野波が迷ってシュートを撃ちきれず、逆にそこからカウンターをくらう場面もあった。まあ、「どこまで崩したら撃ちに行くのか」という判断は常に難しいものではあるけれど、そこは場数を重ねるうちに「割り切れる」ようになってほしいものである。逆説的だけど、つないで崩そうとするからこそ、シュートで終わらないと色々な意味で危ないからね。


正直、3日前のマリノス戦で選手たちの戦う気持ちを見て「これなら大丈夫」と思ってはいたものの、連戦の疲労と、あと今のメンツではどうしようもなさそうな決定力不足が心配だったのだ。実際、後半早々にバテる選手が続出したり好機を逃したりして、心配は半ば的中したのだが、しかしよく持ちこたえて結果を出してくれた。最後の盾になってくれた土肥ちゃんとモニ、あと攻守の大黒柱として活躍した梶山にはいくら感謝してもしきれない。もちろん、繰り返しになるが左サイドの守備の脆さやラインが下がりすぎな事、シュートの判断力など課題も多いのだが、それは次節以降への宿題にすることができた。

あと、今日はスタジアムの雰囲気が非常に良かった。ゴール裏は横浜戦とはうって変わり、絶えざるチャントとコールで選手たちを立派にサポート。今日の応援には頭が下がります。そしてバックスタンドも、今日はシニアデーということで一見さんっぽい年配のお客さんも多かったのだが、暖かい視線が多かった分かえって素直に応援しようという雰囲気が広まって良かったかもしれない。この試合内容とスタンドの空気ならば、人にも喜んで勧めることができるわな(初観戦が清水戦だった知り合いのライターさんから電話をもらった時には、ひどく悲しかったからね…)。

ともかく、GW3連戦の初戦を白星で飾れたのは良かった。もっとも、次節の甲府は前へ出る姿勢が非常に強くて一旦受身になるとボロボロやられる(特に左サイド!)危険があるし、その次の大宮も中盤プレスのきついチーム。全く安心はできないし、若くて不安定なチームが快勝にホッとしてしまう事はありがちなこと。そういう意味で、J's GOALの3選手のコメントは「さすがベテラン」の的確さ。3連戦の残り2つ、横浜戦や今日のような気持ちで、しかしもう少しクレバーさを付け加えて(文丈さん頼みますよ)五分以上の成績を残してもらいたいものである。


帰りは、メインスタンドでミネさんに本を借りてから、最終便の直行バスに乗って新宿駅へ。負けた日は「もーいーや」って感じで寝てしまうのだが、今日は気持ちが高揚しているので30分間お目目パッチリである。やっぱ勝つっていいよな、勝つってのは!そして、その興奮のまま、交通手段のあてもないままに甲府行きを決めてしまった村田陽二であったとさ(笑)。


えー、そしてですね、冒頭にも書きましたが、今ブログとWEBサイトの移転準備を進めておりまして、ちょっと長いものが書けない(このエントリーで十分長すぎるという説はある(笑))ので、すいませんがとりあえず観戦記は暫定版ということで。ブログとサイトの移転完了後、またくそ長い(ほぼ自己満足の世界の)試合経過も入れたバージョンを出すかもしれません。

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コメント

勿論、アウェイ側で観ておりました(苦笑)。
相変わらずの動かない名古屋の選手に苛立ち、再び”ルーカスの脅威”が復活(泣)。

悪酔いして味スタを後にしました(号泣)。

同行者に従うまま利用した新宿行きの直行バス。
凄い便利ですね! 標識を見たらあっというまに初台でした(笑)。

覚醒したルーコンはJリーグのDFじゃ止められませんよ!!……1年に2~3回しか覚醒しないのが唯一最大の問題ですが(笑)。

>悪酔いして味スタを後にしました(号泣)。
大丈夫。ベンゲル就任当時を思い出してください。しばらくの辛抱ですよ。名古屋のフロントが辛抱できれば、の話ですが……。

>新宿行きの直行バス
便利でしょ~。渋滞のリスクはありますが、もしそうなったとしても、最近はトイレ付きの車両なので大丈夫(笑)。

去年の11月30日から2月3日まで静岡で
今年の2月23日から東京で
ホームアンドアウェイのように精神病院に入院してます。
やっと外出の許可が下りて家でメールやネットチェックできるようになりました。
今回で3病院めの入院。
小学、中学、と来て高校生活のようです。
精神病院もなれると楽しいですよ。

ついでだからついに本名公開しちゃいます。
東京の杉並区に住んでます。

げざんけんと さんによろしくお伝えください。
たぶんタメです

>太鼓さん
どうも、お久しぶりです。

まことに勝手ですが、コメント中の本名の部分はカットさせてもらいました。変なメールとか行くと良くないですからね。

今年の2月から入院されてたということは、なかなかFC東京の状況もわからなかったのでしょうね。その間、ずいぶん苦労してたんですよ。

病院の生活も色々大変かもしれませんが、焦らずゆっくり直してくださいね。東京も、ガーロが焦らずゆっくりやってますから(笑)。

ではまた。

お気遣いありがとうございます。
退院が8月29日に決まりました。
今の病院でmxがうつらないので大いにふまんです。
伊野波ってだれだ~?
ま、世界制覇はあっちの赤様におまかして東京は伝説の貸本雑誌ガロでいきましょうや。
強い奴は他チームに行かせて小俣とか{杉並区のユース上がり)が第2期FC東京を作ると
そういう100年体制で行きましょうよ

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