うまねんblog

ヒロミのサッカーが（はまれば）爽快感の強いものである事については僕も同感なのだけど、一方で「所詮中位止まり」「リーグ戦は勝てないよね」という不満があった。でも、おそらく、多くの東京ファンにとってはそんな事はどうでもいいのだろう。昨季終盤、ヒロミ続投かどうか、という時期にネット上でも「優勝してほしくて応援しているわけではない」なんて声が聞かれたんだけど、あれと今の不満とは通底しているのかもしれない。もちろん、純粋に「ガーロでは勝てない」と考えている人も結構いるとは思うが。

ただ、記事の終わりの部分、「ファンのニーズを踏まえて監督を検討すべき」は、基本はそうだと思いつつも、それに引きずられてばかりというのもどうだろう、とも思う。ここら辺は非常に難しい問題ではあるが、個人的には、ファンの志を高く引っ張り上げるくらいのチームであってほしいと考えているのである。
　
　
　
あさひまんコラム第３７回「東京コラソン」　（あさひまんドットCOMブログ）

なんか凄いな、これは。明日にでもＦＣ東京が破滅しそうな（笑）。

一番気になったのは、

俺たちにも俺たちの『東京」がある。それを邪魔するなら戦うしか無い！！！！！ 勝敗もそうだけど、それ以上に大切な物や事も存在する。

ってくだりか。僕は、はっきり言って、彼の「俺たちの『東京」」「それ以上に大切な物や事」がどういうものを指しているのかがよくわからない。まあ、これは今に始まった事ではなくて、最近の彼のブログでの発言を見ても、どうも未来像とか理想みたいなものが伝わってこないのである。昔はもうちょっとビジョンみたいな事を語っていた人だと思うのだが……。

いや、極端な話、ファン・サポーターとして、そのチームに対する愛情の根源が様々であってもいいし、それを言葉で表せないのが普通の状態だとは思う（僕だってできないし）。でも、ここまで煽りたてるのならば、もう少しその根拠を示すべきなのではないかと思う。ゴール裏のリーダーとして影響力ある人なんだから、なおさら。例として挙げるのがササと今野の代表へのアピールとか、伊野波の気持ちの推測では、ちょっとね。

あと、

でも、ちょっとぬる過ぎな気がする。。。。 それは応援じゃなくて、チームとのつき合い方。

この人にチームとのつき合い方をとやかく言われる筋合はないような気がする（笑）。
　
　
　
今年の方針は読み替えろ！「緩急」だ！　（旅行とサッカーとギャンブルと）

僕の考えに一番近い、というよりほぼ一致しているのが嬉しい。それも、僕のブログなどよりずっとわかりやすく、痒いところまで手が届く文章で書かれているのがグーである。

別にガーロは今までのサッカーをぶっ壊そうなどとは思っていないのだと思う。大分戦、川崎戦、浦和戦あたりを見ても、特に前へ速く攻める事を禁じているわけではなさそうだし。でも、なかなか前に進めない時には「だからガーロのサッカーはよお…」と言われ、流れの中で速攻が決まった時には「ほら！前のサッカーの方がいいぞ！」とか言われるんだよな。ガーロも気の毒にね（笑）。

まあ、結局は、実際ガーロがどう選手たちの意識を改革して、どれだけのチームを作り上げられるか。そこに尽きる。問題は、どの辺で見切りをつけるのか、あるいはつけないのか。僕はよほどの事がない限り、今年１年は見守っていきたい（そしてその中で楽しみを見つけたい）と思うのだが…。
　
　
　
しかし、「特にガーロに思い入れがあるわけでもないのに、どうしてこんなに気をつかわなくてはならないのか」と思わないでもないのだけれど、まあ去年は去年で「ヒロミが嫌いでもないのに、どうしてこんなに気をつかわなくてはならないのか」、と思っていたから似たようなもんか。