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2006年03月04日

●ガンバ大阪×浦和レッズ

夕方、部屋の掃除をしながらNHKでJ1開幕戦。ガンバ大阪 1-1 浦和レッズ。今季優勝候補に挙げられている2チームのいきなりの直接対決は、痛み分けの結果。互いに突き放すチャンスがあっただけに、きっとどちらのサポーターも「勝てたのに…」と悔しい夜を過ごすことだろう(笑)。いや、浦和ファンの方が悔しいかな。
 
前半は完全に浦和の時間帯。開始早々ワシントンのヘッダーが決まって先制。さらに小野・ポンテ・長谷部と揃ったテクニック満点の中盤を軸に、テンポよいパスワークで攻めたてる。もちろんコンビネーション的に合わない場面もまだまだ多いのだが、選手たちが自信を持ってプレーしていることがよく伝わってきた。ガンバはシジクレイの奮闘で何とか1点差に踏みとどまるものの、浦和の守備網はガンバ攻撃陣に形を作らせず、その後が思いやられるような一方的展開。

ところが後半になるとガンバが反撃。ハーフタイムの修正が効いたか、マグノ・アウベスとフェルナンジーニョが交互にボールに触り、さらに加地の上がりが加わることで攻撃にリズムが出た。マグノ・アウベスは周りがしっかり見えている上に自分で突破できる力もあり、非常にいい選手だと思う。67分、右サイドからペナルティボックスへ突入した加地がトラップ一発で三都主をかわし、豪快なボレーを突き刺す!見事なゴール。加地って凄いんだなあ(泣)。

その後は間延びした中盤を行き来して互いにチャンスを作るが、浦和は鈴木啓のミドルをGKが弾いたところ、詰めた長谷部が大宇宙開発(笑)。一方ガンバの方も、マグノ・アウベスが切れ込んで放った強シュートがバーに嫌われて勝ち越しならず。ここら辺、まったくお互い様である。で、そのまま同点で試合終了。まあ、初戦だけに、もしかしたら両チームとも「とりあえずまあいいかな」と思っているかもしれん。
 
おそらく、戦力的にもクラブ全体の力からしても、この2チームが上位に食い込んでくることは間違いない。特に浦和は、選手もファンもマスコミも「浦和が優勝候補である」ことが既成事実化している雰囲気であり、そういう空気を作り上げただけでも浦和フロントのオフシーズンの功績は多大なものがあると言えるだろう。ポテンシャルは間違いなくナンバーワン。ガンバの方は、守備でシジクレイの負担が大きすぎるのと、あとやっぱりゴールゲッターの駒が1枚足りないかな。
 
とにかく、優勝候補である、という両チームの意気込みがひしひしと感じられた試合。僕たちも、ぜひとも彼らに続かなくてはならない、と思う。

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