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2006年01月24日

●Ousadia(オウサヂィア)

2006年シーズンチームスローガンは「Ousadia(オウザヂィア)~信頼・勇気・挑戦~」に決定(FC東京公式)

2006年シーズン新体制を発表(FC東京公式)
 
  
2日遅れですが、感想。


「90分間攻撃サッカー。」「攻激、攻劇、攻撃サッカー。」「攻めて取る。攻めて獲る。」と前監督の個性のままにオモロいスローガンを続けてきた我らが東京。今年はどうなるかと思ったのだが、ブラジル人監督の就任を意識したのか、ポルトガル語を使ったマジメ路線だった(別に前が不真面目だったわけでもないが)。「”お互いを信頼して勇気をもって挑戦していく”というチームの戦い方(気持ち)を表現」というコンセプトだそうである。

うん、なかなかいいスローガンじゃないの…というより、「信頼」「勇気」「挑戦」なんてのは万人受けしそうな、否定することが非常に難しい言葉ではある。「信頼なんてクソ食らえ!」とか言いだしたら、そんなのもうサッカーチームじゃないし(笑)。ちと意地悪な見方をすれば、監督も替わり主力の移籍もありそうな今年、あえてスローガンで「お互いを信頼して」と強調したかったのかな、なんて思ったりして。

あと、「オウザヂィア」という言葉自体、どう発音すればわからないというのが大きな問題か(笑)。「ヂ」の次に「ィ」ってどう読めばいいんだろうか。誰かおせーて。


チーム編成については、まず初の外国人監督ガーロが就任。彼は今までのコメント(これとかこれとか)を見る限り、とても真面目かつ熱のある人のようである。とりあえず、ウチの若い衆を鍛えてもらうには向いているかも。ブラジル滞在歴のある霜田さんがヘッドコーチに就任したのは、ガーロと選手たちとのコミュニケーションに配慮した人選かもしれないね。

新加入選手の中では、個人的には伊野波と赤嶺に特に注目したいと思っている。どうやら今回は免れたようだが、今野がこの夏、あるいは来年に移籍してしまう可能性は非常に高い。文丈もどれだけやれるかわからないし、今は余り気味に思えるMFも実は盤石とも言えないのである。伊野波がその不安を解消してくれるかどうか。あと、赤嶺は「FW」「決定力」にこだわりがありそうなのがいい(吉朗負けるな!)。

その他目を引くのは、外国籍選手の顔ぶれ(変更なし)だろうか。結局アモローゾは来ず、急転直下ルーカスの残留が決まった。人なつっこい笑顔と懸命なプレーぶりで非常に人気のある選手だけに、きっとほとんどのファンにとっては嬉しい知らせだろう。客観的に戦力として考えても、他にいいFW候補がいないのであれば、計算の効くルーコンをまず押さえるのは妥当な策と言えよう。

ただ、ルーに関しては、昨季後半の、得点のにおい皆無のプレーぶりが脳裏に焼きついているんだよな。日本デビュー当時に逆戻りしてしまったかのような、モーションバレバレで「必ずDFに当たる」シュート。一昨年の夏・秋は「プチ化け物」くらいの能力は発揮してくれていたのだが…。ガーロ監督は彼にストライカーとしての役割を当てるのか、それともチャンスメーカーとして期待するのか。ササとの両立はなるのか。不安でもあり、楽しみでもある。


主な背番号については、あまり変更がなかった。つーか、こうして見てみると、ルーカスが戻ったせいもあって昨年とあんまり変わり映えはしないのね、東京。まあ、昨年と大して変わらない戦力だからこそ、それをガーロがどのように(原さんと違う手法で)料理するのか、という観点で見て行くのが面白いかもしれない。ああ、早く試合が観たいな。

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コメント

>>>あと、「オウザヂィア」という言葉自体、どう発音すればわからないというのが大きな問題か(笑)。)。「ヂ」の次に「ィ」ってどう読めばいいんだろうか。

伸ばしゃいいのっ!
『ぢ』=『じ』+『でぃ』+『で』÷3
外国語学部出身者より。

TO*SKA毎号たのしみに読ましてもらってます。そろそろスタジアムで手渡しでもらいに行きます。失礼極まりないので。オシムの本も読んだし、東京ー千葉とか見に行こうかな。

そういや、
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060125-00000028-kyodo_sp-spo.html
こいつどうすんだろうね、髪型も生き方も『住所不定・無職』って感じ。まぁがんばり屋さんなんだけどさ

あー、数字あわねぇ~。会議の資料が~。あにき~っ!ちくしょ~~~っっっ!(もちろん『ごっつ』のワンコーナー♪)

>伸ばしゃいいのっ!
そうか、伸ばせばいいのか!

>『ぢ』=『じ』+『でぃ』+『で』÷3
伸ばすだけじゃないじゃん!
俺のベロはそれほど器用ではないぞ(笑)。

鈴木のレッドスターはけっこう驚いたね。
ピクシーが彼のどこを買ったのか、それが聞きたい。
テクニシャンほど、技術以外の強みを持った選手に惚れるもんなんかね?

大胆に単純化すると、
「シ」の口で濁れば「ジ」、「チ」の口で濁れば「ヂ」です。
日本語では区別がないので、「ジ」と発音しても差し支えないでしょう。

>「シ」の口で濁れば「ジ」、「チ」の口で濁れば「ヂ」です。
なるほど。これはわかりやすいなあ。
口の端を横に伸ばしたら「ジ」で、口を広げずに上前歯の裏に舌をくっつけるようにすると「ヂ」ということでしょうか。
確かに「di」の発音だから「ヂ」が近いのかもしれませんね。

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