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2005年11月27日

●相馬さんお疲れさんです

そういや、昨日の試合には今年いっぱいで引退する相馬直樹が出ていたのだった。

「本来の」左ではなく(そちらはアウグスト)、右サイドハーフ(あるいは「ウイングバック」か)での出場だったのでちょっとビックリ。87分の交代時には東京の攻撃がバリバリに盛り上がっていたので、盛大な拍手で見送りという訳には行かなかったけれど、一時代を築いた名SBの引退であり、ピッチを出ていく姿には感慨深いものがあった。

都並の跡を継ぐ日本代表不動の左サイドバック。さほど足が速いわけでも体が強いわけでもテクニック抜群なわけでもなく、しかしスルスルっと上がっていく攻撃参加の効果は絶大だった。よほど勘が良かったのか、それとも素晴らしい知性の持ち主なのか。いずれにせよ、タイミングとポジショニングの大事さを教えてくれるプレーヤーだったように思う。

その後トルシエ監督時代には「フラット3」の採用により相馬の居場所はなくなり(彼自身も故障などでベストコンディションになかったようだが)、ジーコ監督となってからは4バックが主流だが、左サイドバックとして起用されてきた選手(ほとんどの場合は三都主だが)は満足な働きをしているとは言い難い。

今、全盛期の相馬が代表にいてくれたらなあ……とつくづく思う。右は加地とか駒野みたいなフィジカルや「前に出る強さ」を売りにした選手だから、左はもう少し落ち着いて試合の読める選手がほしい。似たような考えの人は他にもいるようだが、まあ金沢はジーコの目には留まらないだろうね(笑)。昨日の試合もそうだったけど、金沢がいるといないとじゃ大違いなんだけどな。現実的には中田浩二か。

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