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2005年11月12日

●はるか鹿島まで遠征してきた、ぞ!!


11時頃家を出て、鹿島国へ向かう。行きにくさではJ1で1、2を争うカシマだけに直前まで迷ったのだが、最近のチームの好調さと、所用により次の千葉戦を欠席せねばならない(泣)状況を考え、遠征することにした。上野から「スーパーひたち」。指定席はガラガラでとても快適だった。昼飯は駅で買った鯖寿司。美味だが、これだけだと途中で飽きるな。

1時間ちょいで水戸に到着。鹿島臨海鉄道に乗り換え、さらに1時間15分ほどかかって鹿島サッカースタジアム駅に着いた。この鹿島臨海鉄道という電車、本数も少ないし車両も古いのだが、座席のクッションが良く効いているせいか、毎回いい感じで眠気に襲われる。今回も乗車時間のうち1時間ほどは、音楽を聴きながらウトウト。


曇り空のカシマサッカースタジアム。ジーコ像の周りではしゃぐ東京ファン(ほどほどにしておいた方がいいぞ)を横目にまずはバックスタンド側へ向かい、道路向こうに並ぶ露店(?)で食い物を物色。うーん、どの店も同じようなメニューだな…。もつ煮を食おうかと思ったのだが、売り切れの店が多く、とりあえず「から揚げ棒」と生ビール。まあまあ。

アウェイ側サポーター席に入場。さいスタなんかと同様、狭いところに多数のファンが押し込められているため、売店はけっこうな行列。他ブロックとの仕切り壁から列が伸びていたので何かと思ったら、そのすぐ向こうに売店があって、壁越しにもつ煮が買えたようである。うーむ。たまたま会ったぶらっくばす君は「収容所みたいですね」とか言っとったな。もしかすると、あそこでは捕虜になった東京ファンが強制労働させられてるのかもしれん(笑)。そちらの行列は避け、ブロック内唯一の売店でもつ煮と生ビール(大)。もつ煮、ゴロゴロ入った野菜にちゃんと味がしみてて美味かった。



さて、肝心のJ1第30節。鹿島アントラーズ 1-1 FC東京。優勝争い真っ只中のチーム相手だけに、緊迫感に満ちた攻防。ただでさえ怪我人の多い中、多くの時間帯押しこまれ、要の選手が負傷退場する苦しい展開だったが、何とか耐えきってドローに持ち込んだ。フルタイムの笛と同時に出たジャーンのガッツポーズが印象的。

アントラーズはさすがの強さだった。高い集中力、中盤での速い寄せ、鋭い接触プレー、そして手段を選ばぬ汚さは健在。太田主審のユルめの笛も味方につけ、フェルナンドと小笠原を軸に中盤で優位に立ち、何度も決定的な場面を作った。が、肝心のシュートが決まらず。土肥の好セーブもあったとはいえ、鹿島ファンにしてみれば歯ぎしりしたくなるような結果であったろう。あと、まるで親の気を引きたくてピーピー泣くガキのような本山の「倒れ込み」は、東京だけでなく鹿島の攻撃のリズムも乱したのでは。

東京にとっては苦しい試合だった。鹿島MFの圧力に憂太・梶山・今野の3人衆は苦戦。中盤の攻防を五分に戻すため、後半頭から規郎OUT栗澤INでも面白いと思ったが、原さんはサイドから突破口を開きたかったようだ。憂太と茂庭の負傷を考えれば結果的にはこれで良かったのかもしれない。ルーカスは「シュートを相手選手に当ててしまう病」が継続中で、彼のところから得点の生まれる気配はほとんどなかった。思わず「ササかいればなあ…」と思ってしまったのは僕だけではあるまい。

それにしても、よく引き分けられたものだ。岩政に先制ゴールを許してからしばらくと、後半茂庭が負傷退場して今野が最終ラインに下がってからの時間帯は、ほぼ一方的にやられっぱなし。同点ゴールの今野と、好セーブ連発の土肥ちゃんには感謝してもしきれない。難しい状況で途中出場した文丈や浅利もよく頑張った。あとは後半早々の吉朗のドンピシャヘッダーが決まっていれば、あるいは終了間際の浅利のダイレクトボレー(タイミング的に、入っちゃうかと思ったよ(笑))が決まっていれば完璧だったが……そこまで欲を張っちゃいかんか?

ま、とにかく、この試合の結果については納得せねばなるまい。心配なのは怪我人の事。抱えられて退場したという茂庭、そして腰を押さえていた憂太。ただでさえ石川が今季不在、金沢と戸田の「飛び道具」ホットラインも欠く状況で彼らまでいなくなったら…。しかし、本当に今季怪我人が多いやね。宮沢、浅利、出番だ!!


帰りは、電話予約していた上野駅直行バスに乗る。試合終了30分後に出発で、所要時間2時間ほど。これは楽ちん。試合中かなり冷え込んでいただけに、暖かい座席がかなりの快感でもあった。途中までは外が真っ暗な中ウトウトし、最後の30分ほどはディズニーランドや東京東部の夜景を楽しむ。あとはトイレ付なら完璧なのだが(試合中も安心してビールを飲めるし)。

上野から両国へ出ていつもの週末飲み仲間と合流し、ちゃんこ居酒屋「安美(あみ)」で飲み会。ソップ炊ちゃんこ、海鮮ちゃんこ、牛スジ激辛炒め、あん肝、わかさぎの唐揚げ、生ビールジョッキ数杯。店の内装はきれいだし、料理もかなりの美味&ボリューム。お値段もそれほど高くない。最後は玄米の雑炊セットで締めて大満足。また来よう。

終電を逃してしまったため、仲間の1人に車で遠回りして送ってもらう。これはこれで(申し訳ないけど)楽ちん。振り返ってみると、今回は海外まで遠征した割には実に楽勝な1日だったな。はっはっはっは。

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