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2005年11月08日

●『マルホランド・ドライブ』

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DVDで、デイヴィット・リンチ監督『マルホランド・ドライブ』観る。謎めいた状況と不可思議な人物たち。明るい風景の裏側や、日常の隙間に潜む異世界の恐怖。舞台がハリウッドになっただけで、『ブルーベルベット』の頃から基本は全く変わっていない。ああ、リンチだなあ、という感じ。

(以下、ネタバレ)

フェティッシュで奇妙な映像美が魅力的なものの、難解な筋書きにより敬遠されることの多いリンチ作品。ただ、この映画に関して言えば、比較的わかりやすい部類に入るように思えた。要はこれ、映画スターを夢見て田舎から上がってきた女の子(ナオミ・ワッツ)がサクセスに失敗し、恋人(ローナ・エレナ・ハリング)にも裏切られ、失意と妄想の中で死んでいく、というシンプルな話だよね?妄想部分が映画の冒頭から2時間も続くのがちょっと変なだけで(笑)。

『ロスト・ハイウェイ』ほどのエロさはないけれども、リンチっぽいシチュエーションや奇人変人たちの登場頻度は2倍くらいあるかもしれない。小さい人のいるベルベットカーテンの部屋も出てくるし、重要な登場人物の名前は「ダイアン」(!)だ。一般の人にはとても薦められないが、リンチ好きなら応えられまへんな、これは。若い頃のナオミ・ワッツも光っていて良し。あとは、個人的には、もうちょっと短かったら「傑作」と言えるのだが。

念を押しておくが、間違っても、つき合いの浅い彼女と2人とかで観ないように。うっかり大喜びした日にゃあ、アタマ変なヤツだと思われかねないから(笑)。

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