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2005年10月23日

●FC東京×コンサドーレ札幌(サテライト)


午後、快晴の夢の島競技場でサテライトリーグ。FC東京 3-3 コンサドーレ札幌。前半30分までに東京が3点のリードを奪うも、後半早々浅利の退場(2度目の警告)からリズムを崩す。じりじりと詰め寄られ、何とか逃げ切れるかと思えた残り5分に3度目の失点。敏感すぎる主審の判定もあり、後味の悪い引き分けとなってしまった。

東京の3点は、いずれも祐介のゴール。小林がDFライン裏に浮かしたボールを着実に処理して決めた先制点、そして大きな切り返しでDFを置き去りにし、ポストに当たったシュートを自ら押し込んだ3点目。なるほど、この活躍を見ればサテライトや小平に通っているファンが彼に期待するのもわかるような気はする。ただ、ポストプレーや切り返しの時にボールをさらしすぎなのと、もっと周りを使う意識を身につけないと上では厳しいかもしれない。

浅利の退場は、彼らしいっちゃ彼らしいが、主審がやたらコンタクトに神経質だったのと、警告を受けた反則は2つともサイドにスペースができていたところ必死こいてカバーしに行った時のもので、ちょっと可哀想ではあった。10人になった東京はSBの前田をボランチにあげて対応しようとしたのだが、そうなると尾亦が3バックの左になるからなあ…。終了後に主審に食い下がってやはり退場になってしまった迫井の気持ちもわからんでもないけど、それにしてもズルズルやられすぎではあった。

そんな試合でも、普段見ることの少ない選手たちを見ることができたのは収穫だった。サテライト大将的なベテラン、調整中の中堅、伸び悩む若手、そしてまだまだ未知数の新人…。みんな、よく頑張っていた。でも、トップでバリバリやってる連中と比べると、当たり前だけど差があることも実感した。規郎は猪突猛進で工夫がないし、増嶋は不用意な当たり負けが何度か。尾亦と前田は帰陣がやや遅い。彼らは、これから課題を片づけて上がっていけるのだろうか。プロの世界は待ったなしで厳しいね。村田君や常磐君は、まだよくわからないけど、ボールタッチの柔らかさはいい。

あと、この試合印象的だったのは、スタンドのお客さんが皆すごく静かに試合を眺めていること。なんか、試合中は知り合いと軽口を叩くのもはばかられるような雰囲気である。一昔前のラグビー場のスタンドに似た感じかもしれない。判定に不服な時はブーイングでなくて「え~!」というエーイングだったし、宮沢のサイドチェンジに大きな歓声が沸くあたり、ちょっと「玄人っぽい」とでも言おうか。ふむ。

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