« ジャニーズ系 | メイン | FC東京×サンフレッチェ広島(その2) »

2005年10月16日

●FC東京×サンフレッチェ広島(その1)

昨日の広島戦は山口県某所にてテレビ観戦(NHK-BS)。アンテナの不調のせいか、別に雨が降っているわけでもないのに「降雨モード」とかいう表示が出て、一昔前のネット中継みたいなガタガタの画質。アップにならないと選手の判別もできない…。NHKの(割と良質な)中継だからいいようなものの、万が一TBSやテレ朝の放送だったらきっと「全然わからん!余計なことばっか喋るな!!」と発狂していたであろう。

なので、細かい部分はイマイチよくわからないのだが…とりあえず感想。FC東京 2-2 サンフレッチェ広島。常に先行される苦しい展開。ルーカス→ササの交代(これはヒロミの英断だろう)で東京の攻撃が加速し、阿部と馬場の素晴らしいゴールがチームを踏みとどまらせた、という状況については理解できた。大宮戦で空気が変わったところを「逆戻り」させなかったという意味で、この勝点1はとても大きいと思う。残留争い脱出へリーチ、である。

最初の同点ゴールは、右後方からのアーリークロスをササが頭でCBの間に落としたプレーから生まれた。フリーで飛び込む吉朗がそのボールを胸で浮かし、体をくるりと反転させて左足で強烈なボレーシュート!ボールはゴール左隅に突き刺さった。マークが付いてなかったとはいえ、かなり難易度の高いプレー。おそらく、あそこで一度ボールを止めようとしたらDFがブロックに入ってしまい、ゴールすることはさらに困難であったろう。ストライカーのゴールというやつか。

2つ目の同点ゴールは、不運もあって奪われた2失点目の直後、中盤でのパスワークから左へ展開、規郎がドリブルで縦に抜けてマイナスのグラウンダーを入れ、ニアサイドの憂太がきれいに決めたもの。規郎のクロスの正確さもさることながら、憂太のポジショニングが抜群だったように見えた。懸命に戻るDFの背後に数歩ずれた位置で待ち構え、ボールが来るやDFにブロックの暇を与えずダイレクトで突き刺す!なんとイカしたゴールだろうか。

吉朗にせよ憂太にせよ、高い技術があってそれがしっかりゴールへと向かっていて、そして吉朗は闘志を前面に出すけれども判断力も備えており、憂太は振る舞いがクールだけど節目節目で火花が見える、つまりは2人とも熱さと冷たさを兼ね備えたプレーヤーということ。今季の東京が苦戦を続けたのは、この2人の不在期間が長かったことと決して無関係ではないだろう。これまでのことはある程度仕方がないとして、残り試合大いに暴れ回ってほしいものである。

その他、後半茂庭が見せた果敢な攻め上がりには非常に燃えたし、今野は慣れないポジション(右SB)なのにほとんど相手にサイド突破を許さないのに感心した。細かいところで見所は色々あったようだ。ああ、味スタでこの目で見たかった。

あと、フォーメーションやら全体的な攻守の出来やバランスなんかについては、画面上での動きがカクカクしていて、やっっぱりビデオを見直してみないと何とも言えない。明日さっそく見てみようかな。……つーか、ホームで引き分けなのに「ビデオでちゃんと見よう」と思えるあたりが何ともポジティブで、我ながら嬉しかったりするのである。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/397

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)