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2005年09月09日

●『バイオハザード2 アポカリプス』

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DVDでアレクサンダー・ウィット監督『バイオハザード2 アポカリプス』観る。前作で発生したウイルス汚染がラグーンシティの街中に拡大。ゾンビ大発生のパニックの中、前作の主人公アリス(ミラ・ジョヴォビッチ)や警察官ジル(シエンナ・ギロリー)は脱出の方法を探るが…。

全体的なクオリティとしては、1作目と同じようなものだろうか。特撮もアクションもセットの雰囲気も、どれも及第点の出来。ゲームソフトの映画化といってもそれなりに練られたオリジナル・ストーリーで、前作との整合性もきちんととれている。ミラジョヴォがちとゴツくなってしまったのはファンとしてはいささか残念だが、代わりにシエンナ・ギロリー演じるジルがかなり魅力的(強い女性はいいね!)。まあ、普通に楽しめる映画だとは思う。

残念だったのは、終盤の展開とラスト。これもいわゆる「先の読めない展開」っちゅうヤツですか?形勢逆転や「実は…」というタネあかし(?)があるのはまあいいとして、それが何度も続いて落ち着かないまま無理矢理終わらせた感じ。観ている方としてはちょっと「いい加減にしろ!」と言いたくなった。続編作るかもしれないからいいじゃん、とでも言いたいのだろうか?すっきりしない微妙なラストも、「結局どこまで行っても大企業様の権力にはかないません」ってな風にも読み取れて気色悪い。ちゃんと3作目の制作が決定していて、そこでスカッとさせてくれる(あるいは絶望の底に突き落としてくれる)のならいいのかもしれんけど。

あと、アリスのキャラクター設定は、もろに『エイリアン4』のリプリーですな。

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