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2005年09月30日

●バルセロナ×ウディネーゼ(欧州CL)

夜、JSPORTSで欧州CL第2節。FCバルセロナ 4-1 ウディネーゼ。後半早々のヴィディガルの退場でややテンションが下がってしまったのは否めないが、ハーフタイムまではとにかく素晴らしい攻防を観ることができた。単なるブランドの力だけでない、「チャンピオンズリーグ」の価値を示してくれた試合だと思う。

チャンピオンズの醍醐味は、1つは「大物対決」(チームも選手も)のただならぬ雰囲気が味わえること、もう1つは「異種格闘技戦」的な、普通のリーグ戦では観られないタイプのマッチアップがあることだと思う。この試合の楽しさは明らかに後者のもの。バイタルエリアに目の細かい守備網を築き、そこから一気の逆襲速攻を狙うウディネーゼ。その網を揺さぶり、こじ開けるべく変幻自在のパス回しを続けるバルサ。はっきりしたコントラストにより輝きは増す。いや、どっちも尊敬に値する戦いぶりだった。

均衡した立ち上がりからバルサがロナウジーニョの超絶FKで先制して、しかしウディネーゼがCKへの炎の詰めで同点に追いつく展開。そこから勝敗を分けたのは、やはりロナウジーニョの個人技だった。エトーのクロスに対して時間差のタイミングで猛然と現れ、右足で撃ったシュートはブレーキのかかった何とも中途半端なスピードで、おまけにGKの逆を突いて曲がってマウスに飛んで…。DFもGKも腰砕けになっちゃうよ。あれをやられて満面の笑顔をされるんだから、相手はよほど腹が立つか呆れるかどっちかだよな。

メッシとファン・ボメルの加入で層が厚くなって、バルサは今季こそ狙えるんじゃないかな、ビッグイヤーを。

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