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2005年09月25日

●大分トリニータ戦&東すか12号

本日は2ヶ月半ぶりの東すか配布日。今節から昼間開催ということで、早起きして午前中から出かける。都内某所の秘密基地から東すかを運び出し、京王線で飛田給へ。心配していた雨は既に上がっていたが、風の強さが気にかかる。案の定、味スタに到着してみると危険防止のためかメインゲートのテントが撤去され、売店ののぼりや看板も激しく動揺している。これは厳しいことになりそうだ…。

で、実際配りだしてみると、予想以上の風の強さ。指先はかじかみ、手持ち看板も片手では持てず、東すか自体も油断するとすぐに飛ばされてしまう。1部、スタジアムの外はるか遠くまで舞っていた東すかがあったが、ブラジルDayだけに、あれは今頃太平洋を越えてケリーの下に届いているのかもしれないなあ(と言っていたのはぶらっくばす氏。んなわけねっちゅーの(笑))。

結局、台風を警戒したためか観客自体が少なめ(2万ちょい)だったのも影響したか、それともそろそろ東すかテイストへの好き嫌いも分かれてきているのか、用意していた部数ははけずじまい。東京ダービーの時と同じだけ刷ったのはちょっと無謀だったか?それでも、強風の中数千人の方にわざわざ手にとっていただき、中には励ましの言葉をいただいたりもして、本当に感謝の気持ちで一杯です。どうもありがとうございます。


さて、肝心の試合の方。FC東京 0-0 大分トリニータ。試合後、落ち込んだ。元々あまり精神的なテンションが高くなかったところに、今季何度となく見せられているぐだぐだな試合。今シーズンで、いやもしかするとFC東京を応援しだしてから一番意気消沈したかもしれない。「残留争いって辛いなあ」というより、「こんな試合しかできないから残留争いになっちゃうんだ!」というのが率直な感想である。

前半の東京はほとんど見所なし。横浜戦での中盤の健闘に気を良くしたのか、ルーカスの代わりにササが入ってあとはそのままの布陣。しかし、これが機能しない。マークの関係もあるのか前節に比べて栗澤が下がってしまう事が多く、明らかに前3人とテンポの合っていない梶山が配球にもたつく場面が多かった。ササは孤立。規郎と戸田は体調が良さそうだったし、終了間際に梶山のミドルシュートもあったのだが、チャンスの数は非常に少なかった。

一方、大分の方も腰が引け気味ではあったし、パスの精度はあまり高くなかった(風の影響?)けれども、こちらは高松やマグノ・アウベスを先頭にとにかく人とボールを動かそうという意図は感じられ、チャンスの数では上回っていた。サイドの裏を突かれて失点を覚悟するも、相手が足を滑らせて助かった場面も。大分とすれば前半のうちに1点でもほしかったかもしれないが、東京は土肥・茂庭の奮闘でしのぐ。大分優勢のままハーフタイムへ突入。

後半になると、東京は戸田を2トップの一枚にして裏を狙わせる布陣に変更。栗澤が攻撃的MFの位置にとどまることによって攻撃時のパス回しも改善し(規郎は消えてしまったが)、流れは東京側に。ペナルティボックスすぐ外からのFKをササがシュートしたシーンでは、弾道を見て思わず「決まった!」と叫んでしまったのだが、GK西川が(おそらくヤマを張っていたのだろう)素晴らしい反応でセーブ。62分に阿部吉朗投入。吉朗は1人でどんどんドリブル勝負を挑み、チーム全体の攻撃を加速させていく。右からのクロスをニアで戸田がすらし、ファーに詰めた吉朗が押し込んでゲット!…したかに思えたシーンはオフサイド。残念。

やがて大分も左サイド吉朗の突破を警戒してマークを厚くするようになり、攻撃は停滞。サブに入っていた馬場・宮沢いずれかの投入が期待される状況に。が、原監督はなかなか動かない。そして、ようやく次の選手交代が行われたのは残り10分、梶山→三浦文丈であった…。この交代の、時間と選択を見て、なんというか、非常にがっかりしてしまった。原さんは引き分けでもいいと思っていたのだろうか?残留争いのライバルを突き落とす絶好のチャンスだったのに。その2分後、消耗の激しかった栗澤に代えて憂太。残り8分…。

ここからは辛い時間だった。東京の選手たちの動きは鈍い。アタッカー3枚は前に貼りつきっぱなし、後ろからの押し上げもなく、憂太は懸命にキープしながらコースを探すも出し所がない。マークの貼りついた阿部を狙ったパスがタッチラインを割ったシーンではスタンドのあちこちからため息が。あれを通したらほとんど神だが、しかし他に手が…。諦めかけたロスタイム、大分陣中央のFKを敵も味方(の大部分)も追いつけぬタイミングで憂太がクイックリスタートし、しっかり反応していた戸田(素晴らしい集中力!)がGKと一対一になるも決めきれず、タイムアップ。またしても、の引き分け。

前半うまく行かなかった形を、後半修正した点はまあよかった。だが、勝負所でのフリーズはいただけない。今日の試合はホームゲームである。本拠地・味の素スタジアムで行われたのだ。ここでライバルを叩きに行かずして、いったいいつ叩くというのだ。納得のいかない戦いだった。ただ、下と勝点的にほとんど差がないとはいえ、ともかく勝点1を得て13位に浮上。次は同勝点の大宮が相手である。その後広島、ヴェルディ、ガンバ、鹿島と上位&苦手が続くだけに、ぜひとも勝点3をとっておきたい。頑張りどころが続く。


夜、東すか配布用具一式を何とか持ち帰った後、家の近所の焼肉屋「炎」でお疲れさん会。タン塩とハラミ、あとテールおじやが無茶苦茶うまかった。やっぱり気晴らしは焼肉に限りますな(体脂肪率のことは明日からまた考えよう)。ビールジョッキ3杯でいい感じに酔っぱらい、帰宅して録画していたベティス×バルサでエトーの2得点を見ながらウトウト。

ああ、三連休終わっちゃった。

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コメント

東すか配布お疲れ様でした。
楽しみにしてたのに味スタ行けなかったす。
頼んだ友人もキックオフぎりぎりに到着して、ゲットできず。
通販とかないんですか?いや冗談です。

試合に遅刻しそうになり
東すかは、試合終了後に頂きました。
でもって、あの綺麗なオネーさんは、どなた?

日頃のご愛顧、どうもありがとうございます。

>通販とかないんですか?いや冗談です。
通販はありませんが(笑)、今回残部が出ましたので、次回の配布時に13号と一緒に配る予定ですので、ぜひ取りに来てください。10/30のガンバ大阪戦@味スタを予定しています。

>でもって、あの綺麗なオネーさんは、どなた?
ナイショ(笑)。
いや、新人配布要員でございますです、ハイ。

東すかお疲れ様でした。飛ばされたやつは今頃ハワイ辺りかなw

>今シーズンで、いやもしかするとFC東京を応援しだしてから一番意気消沈したかもしれない。

同感ですね。G2の最前列にいたんですが、試合終了後の選手挨拶の時には身を乗り出して「おまえら、あのとき頑張っていればって思っても、もう遅いってことが世の中にはあるんだぞ」って叫んでしまいました。(苦笑)

>「こんな試合しかできないから残留争いになっちゃうんだ!」

これだから、両チームとも残留争いなんだと妙に納得した試合後でしたw

正直、こんなグダグダな試合が続くんでしょうね。
この状況では抜本的な建て直しは無理ですね。

競馬の後方の順位争いのように、鞭を入れてもじりじりとしか進まず、たれた奴からずるずるって感じですかね。

このまま、引き分けでもなんでもいいから勝ち点を積み上げて、
時には相手のミスに乗じて勝ち点3をもらって、
そのうち相手チームが自滅して降格してくれるのを待つのかな~

ちなみに昨日一番気になったのが、ルーカスのために石川のためにって
選手皆が入れ込み気味の気迫を見せてくれるかなって、
半分期待、半分不安(空回り)の心境だったけど、
実際はジャーン以外はいつもと一緒でしたね。
気迫が無いと言いたいのでは無いけど、いつもと一緒ってどうなんだろ・・・
ちょっとさびしい。

補足

「競馬の後方の順位争いのように、鞭を入れてもじりじりとしか進まず、たれた奴からずるずるって感じですかね。」

これって、残留争いのことです。東京の状況に対する比喩じゃないです。

試合前に映し出されたケリーの映像を観て涙目になりそうになりながら懐かしい気分に浸っていたら東すかをゲットするのをすっかり忘れてしまいました(涙)

ルーカスの笑顔が観られて安心しました。
試合は・・・。

>飛ばされたやつは今頃ハワイ辺りかなw
いや、きっと西回りでアマラオに挨拶してからブラジルへ向かっているでしょうから、今はまだニューデリーくらいじゃないでしょうか。
ウチの東すかは礼儀正しく躾てありますから(笑)。

>ちょっとさびしい。
勝点3、取りに行ってほしかったですよね。是が非にでも。

>浸っていたら東すかをゲットするのをすっかり忘れてしまいました(涙)
次、バックナンバー配りますので、ぜひヨロシクお願いします。

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