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2005年09月21日

●エスパニョール×レアル・マドリード

WOWOWの録画で、リーガ第3節。エスパニョール 1-0 レアル・マドリード。絶不調のレアルはエスパニョールの守備を崩せず、またもセットプレーからやられて3連敗。おまけに期待の新戦力のうちセルヒオ・ラモスとバティスタが退場になっちゃって…。こりゃあ「そのうち調子が上がるだろう」なんて悠長な事は言ってられんのだろうな。ルシェンブルゴもなんかオーラが消えてただの寂しいオジサンみたいになっちゃってるし。ジダンが戻れば、とかそういうレベルの問題じゃなさそう。

結局、機能性を無視した補強のツケが出てるんだろう。サイドアタッカーを放出したルシェンブルゴの趣味はさておき、それにしてもブラジル風味の選手が揃いすぎているという印象ではある。楔の受け手はおらず、ベッカムがロングクロスを入れても一体誰が合わせればいいのやら。ラウールはパス回しの中心とゴールへの詰めの両方をやる羽目になってるし、ロナウドやホビーニョは単騎で突っかけて失敗続き。わかっちゃいたことだが、モリエンテスの放出は誤りだった。冬のマーケットでポストプレーができてヘディングの強いFWを撮らないと、1年間ボールをコネコネして終わっちゃうんじゃないかねこのチームは。

やっぱり補強の当否というのは機能性、つまりその選手が「ハマるかどうか」で決まるんだよな。当たり前の話だけども。そこを無視して「いい選手」を集めても、結局烏合の衆となりはてて沈没するチームは古今東西枚挙にいとまがない。例えば…名○屋とか(笑)。まあ、FC東京だって、実はササなんかは(能力ではなくタイプ的に)微妙なところだったりするのかもしれないけれども。「適材適所」ってのは意外と難しい(机上の理屈だけでは成り立たない)ものだし、誰かを使えば誰かを外さなければならないのが辛いところ。でも、やらねばならない。豪華なメンツであればあるほど、負ければ惨めなものだから。

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