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2005年09月01日

●カディス×レアル・マドリード

WOWOWの録画で、リーガ・エスパニョーラ第1節。カディス 1-2 レアル・マドリード。50年ぶり(!)1部昇格カディスのソリッドなサッカーに苦しみながら、マドリーが何とか初戦を白星で飾る。快勝、という感じでは決してなかったが、ここ2年の「序盤好調→冬に失速」のパターンを考えればかえっていいのかもしれない。

注目のロビーニョは後半20分に登場。全体的に雑な展開だったためにボールタッチはさほど多くなかったものの、少ないチャンスでは積極的に仕掛け、素晴らしいボディコントロールと鋭いフェイントで見せ場を作った。決勝点の場面も、ベッカムのロングパスを受けたロビーニョがドリブルでDFを引きつけて基点となり、ロナウドへスイッチしてペナルティボックスへ突入、完全にマークが外れたところでラウールが決めたものだった。気分良くプレーすることさえできれば、やはり相当やりそうではある。

しかし、マドリーも随分ブラジル人が増えて、人の割合だけじゃなくてサッカーのあり方自体が変わってきたみたいですな。両サイドアタッカー(フィーゴ、マッカあるいはソラーリ)の突破から中央でラウールやモリエンテスが叩き込む力強い攻撃は跡形もなく、ジダンやロビーニョのコネコネから中央突破を図ってロナウドの個人技ゴール、というパターンが非常に多くなりそう。これでシシーニョが来てサイド攻撃はSBにお任せ、なんてなったら完全にブラジル代表じゃん。0-0の人がいつもバルサの事を「バルセレソン」なんて呼んでるけど、今やマドリーの方がよほどセレソンに近い(笑)。

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