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2005年08月20日

●一晩丸ごとガンダム漬け


昨晩から今朝5時まで、NHK-BSで『機動戦士ガンダム』劇場版3部作を一挙放映というすんばらしい企画があったのだが…。

(以下、ガンダム好き以外の人は読んでも意味不明)

とうとう最後まで観ちゃったよ。

『Ⅰ』のハイライトはやっぱり「坊やだからさ」だよね(笑)。

『Ⅱ 哀・戦士編』で一番いいところは、オデッサ作戦後に戦場上空をホワイトベースが飛行するシーン。マチルダさんのミデアもリュウが体当たりしたコアファイターも既に廃墟化していて…。もの悲しい。あと、ミハルのくだりも、何度見ても泣けるよなあ。

で、『Ⅲ めぐりあい宇宙編』。ここまで来ると、もはや全編名場面という感すらある。特に好きな場面3つ。シャアとのキスの後でララアがちょっと物足りなそうな顔をするシーン。シャアがザンジバルにバズーカ撃ち込んで復讐を果たすシーン。あと、やっぱり最後のコアファイター脱出シーンか。故・井上大輔さんの「めぐりあい」も絵や物語と完全にマッチしており、もう何も言うことはない。珠玉の作品。おそらく今までに20回くらいは観ているはずだし、きっとこれからも観続けるに違いない。自分でもほとんどアホだと思うが、これは仕方のないことだ。

しかし、ビワコビッチさんにとっては最高の誕生日プレゼントでしたな(どうせビデオくらい持っていたとは思うけれど)。

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コメント

murataさん、こんにちは。
私にとって強く印象に残ったのは、ランバ・ラルの部隊が白兵戦でホワイトベースを乗っ取ろうとする場面です。船の窓に爆薬を仕掛けたジオン兵が、中に子供たち(カツ・レツ・キッカ)が居ることに気付き、一所懸命に手を振って窓から離れさせるようにするシーン。敵の一兵士(しかもチョイ役)もまた人間なんだというところに、戦争の真実が迫ってきます。
それからティム・レイの最期も、身も蓋も無いほど現実的ですよね。視聴者をまったく子供扱いしないというか。中島らもさんが亡くなられたとき、このシーンを真っ先に思い浮かべました。
ちなみに私の名前はケイといいますが、ベルファストに住んでいたころ英語学校の先生にはカイと呼ばれてました。ガンペリーでミハルと出撃したくなります(笑)

まいど。
ウチらの年代の人はガンダムとルパンは必ず見るように遺伝子操作されているんじゃないか?と思わざるを得んな。ガンダム=「ヲタ」じゃないと思うし。
実は今年の年末年始、千葉テレビで3夜連続で劇場版やったときも見た。ホント何回見てるんだろう。
ビワコビッチさんのトラバも読ませて頂きました(祝!誕生日)。ビデオに録ってたのが映画の部分だけで、ほかんとこはあんま(てか、眠くてほとんど)見てなかったんだけど、唯一、インタビューの一部を見ていて『オフレコ・改憲論者~』のくだりは・・・。今でもガンダムに携わってるのは戦争の愚かさを伝えるためなんだけど、なんて非力なんだ・・・って、こんなんじゃ伝わらんくらいの悲しさ、悔しさ、そして不屈さがあった気がします
小学校の頃、国語の先生に「行間を読め」って言われたけど、こんなふうに行間の方が多い場合はどーすんですか、って聞きたいわっ。

いや~、このblog、いつもはほとんど、FC東京について書いたときさえもコメントつかないんだけど(ウェルカムなのに(笑))、ガンダムネタを書いた瞬間に熱い長文が(笑)。いいぞ、みんな。

>船の窓に爆薬を仕掛けたジオン兵が、中に子供たち(カツ・レツ・キッ
>カ)が居ることに気付き、一所懸命に手を振って窓から離れさせるよう
>にするシーン。
「下がってろ、怪我するぞ!」って叫ぶところですね。彼はランバ・ラルの副官ですよね。いかにも叩き上げの軍人というタイプの男が、戦場の中で垣間見せる人間くささ。
ガンダムって、ジャンルとしてはいわゆる「ロボットアニメ」で、戦闘シーンも秀逸なものが多いのに(ジャブローへのモビルスーツ降下シーンが特に好き)、とりわけ強く印象に残ってるのはやっぱり人間のセリフや振る舞いなんですよね。そこら辺が、いつまでたっても風化しない理由なんでしょうね。

>ウチらの年代の人はガンダムとルパンは必ず見るように遺伝子操作さ
>れているんじゃないか?と思わざるを得んな。
同感だな。だから、学校でちゃんと教えなきゃいかんよな…というより学校で教えるまでもない文化的前提ですな。我々の世代(の男子?)にとっては。

>こんなふうに行間の方が多い場合はどーすんですか、って聞きたいわ
>っ。
そういう時はな。考えるんではなく、感じるんだよ!
ガンダムが行間の多い作品というのは本当にその通りで、だからこそ色々な人にとって魅力のあるものになっているし、語ろうと思えば一晩でも二晩でも語れる深さがあるのだろう。

いやー、今度はガンダム論、というとあまりにも壮大で手に余るから、せめて「あのラストシーンは、なぜああも感動的なのか?」について考察してみようかな。ビワコさんもなかなかいいこと書いてるみたいだし。

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