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2005年08月16日

●エバートン×マンチェスターU

夜、JSPORTSでプレミアシップ第1節。エバートン 0-2 マンチェスター・U。ここ2シーズンは「序盤出遅れて中盤差を詰め切れず、最後力尽きる」パターンが続いているユナイテッドだが、今年はどうだろうか。初戦は敵地で勝点3をゲットして幸先の良いスタート。

キックオフ後しばらくはエバートンペース。ユナイテッドはとにかくアタッカーへのボールの収まりが悪く、ギグスとロナウドを欠くサイドは押し上げて畳みかける圧力に欠ける。エバートンがしつこく前線にボールを送って何度かチャンスを作り、間一髪ファン・デル・サールの好セーブでしのぐ場面も。この時間帯ユナイテッドを支えていたのは朴智星。左右のスペースに飛び出してはボールを引き出し、懸命に攻撃を活性化させようとする。おお、やるじゃないか。

朴の奮闘の甲斐あってか、30分を過ぎた頃からようやくユナイテッドも前目でボールをつなげるようになり、前半終了間際の場面。ボールを持ち上がってDFを引きつけたルーニーからオーバーラップのオシェイへパス、グラウンダーのクロスをDFと併走するファン・ニステルローイがゴール上部ネットに叩き込む。あっという間のキレ味、ストライカーらしい力強いゴール。こういうプレーが出てこそのユナイテッドである。

後半早々、DFのコミュニケーションミスからヨボがペナルティボックス内へミスパス、これをルーニーが反応よく拾ってゴール右隅へ流し込む。0-2。突発的なプレーなんだが、まるで予期していたかのような反応。これもまた典型的なストライカーのゴール。ルーニーは得点後スタンドへ向かって滑り込んでたけど、そこで豚の頭を投げられないのがイングランドのいいところだよな(笑)。

その後はエバートンがアーリークロスから何度かいい形を作りかけるが、ビーティーを怪我で欠いたのとファン・デル・サールの存在が大きく決定機には至らない。一方ユナイテッドの方は、朴が素晴らしい動きの質と運動量で押し上げるDFラインの裏を突きまくり(ルーニーやスコールズがちゃんと彼の事を見てくれてるんだよね)、2度ほど決定機があったのだが惜しくも決められず。結局2点差のまま試合終了。

ユナイテッドにしてみれば、強豪相手のアウェイ戦で勝点3を取れたのだから満足な試合だったろう。苦しかったのははやはり両サイド。ギグス・ロナウドのどちらかがいれば彼らと朴で切れ味満点の攻撃ができると思うのだが、相変わらず幽霊状態のフレッチャーでは威力が半減、むしろ相手のアーリークロス攻撃の起点になってしまう。ネヴィルやオシェイは素晴らしいオーバーラップを見せていたけれど、回数が増えてくると苦しい。まあ、この試合はフレッチャーの早め交代やエインセの投入でうまく処理していたが。

チェルシーが強すぎては面白みに欠けるし、最近のアーセナルのサッカーはいまいち好きになれないし、やはりユナイテッドにがんばってもらわなければ困るのだ、僕としては。頼むぜサー・アレックス!

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