●堰が切れた午後
昼過ぎに起床。ちょうどやっていた高校野球を観ながら食べようと、近所のモスバーガーに昼飯を買いに行ったのだが、長蛇の列を見て断念。家で食う休みの昼飯なんて大してバリエーションないもんね。仕方ないので、近所のスーパーで寿司を買って帰る。こっちはガラガラだった。
で、寿司を食いながら宇部商×静清工。どちらのチームもよくがんばっていて、素直に見入ってしまった。外では蝉の声、家の中では高校野球。これでスイカでもかじれば、全くもって正しい「日本人の夏」である。
午後、地下鉄に乗って表参道駅近くの青山ブックセンターへ。久しぶりのABC、やはりここは雰囲気が抜群にいい。堰を切ったように色々と買い込む。こうの史代『長い道』、西部謙司『技術力』、内田樹・春日武彦『健全な肉体に狂気は宿る』、森達也『ドキュメンタリーは嘘をつく』、「季刊サッカー批評」、「Number」25周年記念号、「ART iT」。しめて8千円強。他に竹熊健太郎『篦棒な人々』や二ノ宮知子『平成よっぱらい研究所』なども欲しかったのだが、財布の中身が心もとなくなって断念。
いや、しかし、こんなに本が欲しくなったのも久々ですわ。最近、フットボール観戦や映画だけじゃなくて美術館通いとか自転車レース観戦へと趣味が広がっていて、それはそれでいいのだけれど、時間不足はいよいよ深刻である。WEBにしょーもない文を書いたりしているのは相変わらずだが、活字のインプットが全くもって足りない状況にあるのだ。本を読まねば、だから買わねば……って、その前に机に積んである本なんとかしろって話ですね。ハイごめんなさい(今日買った本はいつ読めるのだろう)。
帰り道、渋谷の公園通りに出て開館したばかりのトーキョーワンダーサイトに立ち寄る。「from scratch」なる展覧会をやっていた。…うーむ、展示については「フーン」という感じなのだが、しかし広さといいきれいさといい、実に贅沢な空間である。一昨日行ったミヅマアートギャラリーなんて廃墟みたいだったからなあ(笑)。確かにポテンシャルは高そうな展覧会場だが、問題はそれを生かし切れるかどうか、だ。
夕方、近所のプールで水泳。なんか知らんがやたら腕がだるくなった。いつもよりも短い距離に抑えたのに。今日は水がいつもより重かったのだろうか(笑)。
夜、TBSで世界陸上女子マラソン。増田明美さんの解説はいつも好感が持てるのだけれど(「ラドクリフさん」とか、呼び方からしていいじゃないすか)、今日は残念ながらもう1人の千葉さんの声がちょっとノイジーで残念だったな。日本勢は原選手(自己記録更新!)と弘山選手が入賞。大変立派な成績である。そりゃメダルには届かなかったけれど、ラドクリフやヌデレバとの力関係を考えれば仕方がない。今あの2人に勝てるのは、世界中でただ1人、野口みずきだけである。
夜中、録画していたブンデスリーガ第2節。レバークーゼン 2-5 バイエルン・ミュンヘン。国内リーグにおけるバイエルンは、相変わらず実力が抜けている上に隙がない。選手の適切な配置によるチーム作り、それを実現するための補強、理に適った采配。チェルシー・ユベントスと並んで「欧州3大かわいげのないチーム」と言えよう。