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2005年07月21日

●'05ツール・ド・フランス第17・18ステージ

いよいよ終盤戦に入ってきたツール・ド・フランス。いよいよ祭りも終わり近し、という雰囲気でちょっと寂しいね。

第17ステージ。日程中最長の239.5km(ひえ~)。もう総合優勝は見えてきたし、疲れが溜まりきってもう無理したくないということなのか、のんびりクルーズする大集団。一方20人近い逃げ集団はチャンスということでハイペースを維持し、差は20分台後半にまで拡大。ちょっと間延びした感じ。

終盤、逃げ集団から選手が次々こぼれていく。残る連中もサヴォルデッリとアルヴェセン以外は全く前を引く気を見せず、疑心暗鬼の駆け引きに。頭から湯気を出してプンプン怒るサヴォルデッリ(笑)。三味線を引いているのか、それとも本当に余力がないのか。前者だったらある意味スゴイんだが、どうも後者だったようだ。最後は、早めにスパートしたアルヴェセンをサヴォルデッリがきっちり捕まえて優勝。まあ、いかにも一番余力がありそうだったから、妥当ではあった。

これでディスカバリーチャンネルはランスの総合首位に加えて2人のステージ優勝、ポポヴィッチの新人賞、チームTT1位、そしてチーム成績も1位。途中のアシスト全滅ではもろさを見せたものの、前評判通りやっぱり強かったのねん、ということか。アームストロング引退したらどうするんだろうね。よくわからんが、内紛とか起こったりしないのかな。


第18ステージ。やっぱり逃げ集団と大集団の差が大きくなって、最後は数人で追いつ追われつの激闘の末、絶妙のタイミングでスパートしたセラーノの勝ち。彼も32歳で初優勝。おめでとうパチパチパチ。でも、言葉は悪いけど「消化試合」というムードかなあ。ガチンコファイトと、「完走すればいいっす」的走りとに分かれちゃってる印象。ステージレースでこうなっちゃうのは仕方ないのかな。

…と思って見ていたら、後続集団でバッソがいきなりペースアップ、またもランス・バッソ・ウルリッヒのランデブー状態に(正確にはエヴァンスも一緒だったけど)。この3人よっぽど仲がいいのね(笑)。ま、好意的に見ると、数年競ってきたライバルとの別れを惜しんでいる、ということなのだろうか。仲間外れのラスムッセンくんは、おいてけぼり食って総合の表彰台が危うくなってきましたとさ(山岳賞は確定したけどね)。ちょっと可哀想。

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