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2005年07月17日

●FC東京×横浜Fマリノス


夜、味の素スタジアムでJ1第17節。FC東京 4-0 横浜Fマリノス。セットプレーで2点先取、そして守りを固めて相手の攻撃をはね返しながら、カウンターでさらに2得点追加。FC東京にとっては最高にうまく行った、逆にマリノスにとっては全てが思うように行かなかったであろうゲーム。つい一週間前のよどんだ空気は何処へやら、思わず頬をつねりたくなるような快勝であった。

今日の東京は、とにかく戦いぶりが締まっていた。全く穴が無かった訳ではもちろんないけれど、守ってはセットでも流れの中でも気を抜くことなく、危ない場面では必ず誰かが飛んできた。攻撃の際にも常に機先を制し、相手のミスをしっかりチャンスに結びつけ続けた。今日の勝利は集中力の勝利である。やはり清水戦の勝利が大きかったのだろう、選手たちも自信を持ってやっていた様子だった。内容的には「攻撃サッカー」ではなく、むしろ守備の強さが優勢をもたらした印象だったが、こういうソリッドな戦いぶりは今の東京にとって好ましいものだと思う。

個々の選手では、栗澤が最高だった。精力的なフリーランニングで相手守備を攪乱し続け、一度ボールを持てば周囲の味方を巧みに使って相手DFラインを脅かす。もちろん守備でも手抜きはしない。後半半ばで文丈に交代したのは残念だったが、それだけ走っていたということだろう。この試合のMVPは彼だ。もちろん他にも活躍した選手は多い。ジャーン・茂庭は日本最強クラスのCBコンビであることをアピール(中澤・松田にも負けてない!)、石川の怪我で急遽出場となった規郎は積極的なドリブルと弾丸シュートで試合を決めた。あと左サイドでひたすら縦勝負していた戸田とか、中盤を制圧した今野とか、今日は比較的ちゃんと守備してた梶山とか…いや~、勝つとみんなよく見えるな(笑)。

あと、個人的には、ひいきの憂太がとどめのゴールを決めてくれたのが最高。憂太らしい、人を食ったようなスレスレシュート!思わず「うわああああ!」とか叫んじゃったよ。萌えた。いや、燃えた(笑)。

一方、横浜の方は元気のない戦いぶり。攻撃の動きはぎこちなく、パスはぶれまくり、時折集中力を欠いたようなプレー(CK連続の後の今野のゴールとか)や自陣での信じがたいミスなど、「これ本当にマリノスなの?」と言いたくなるような出来の悪さだった。中澤や那須はともかく、ドゥトラや上野までヘナチョコパスを連発してたのにはちとビックリ。山瀬もほとんど持ち味を発揮できなかった。奥の不在はやっぱり大きなダメージなのかもしれないし、春先からの連戦連戦でチームが疲弊してしまっているのかもしれない。まあ、岡田監督の事なので立て直してくるとは思うのだが。

試合の詳細については、改めて観戦記にまとめるつもり。

今日は「ファイヤーワークスナイト」ということで、ハーフタイムにバックスタンド裏で花火が上がったんだけど、そういや一昨年のマリノス戦も花火の日に4-1で圧勝したんだった。あの年のように、ここから尻上がりにに調子を上げていけるかどうか。とりあえず次の相手は最下位神戸、「窮鼠猫を噛む」だけに油断はならない。つーか、せっかく強豪相手に圧勝しても「勝たなきゃいけない」相手に星を落としたら意味がない。しっかり勝とう。

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