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2005年07月16日

●'05ツール・ド・フランス第13・14ステージ

第13ステージ。序盤にヴォクレールやフレチャらが飛び出し、いい感じで逃げる展開。しかし、そうはさせじとダヴィタモン・ロットが後続集団を引っ張って次第に差は詰まり、ゴール寸前ついに最後の逃げも飲み込まれて大スプリント大会に。すごく素朴な疑問で恐縮だが、やっぱ平地だと逃げを決めるのは難しいのだろうか?

勝ったのはまたまたマキュアン。集団の脇をスススーッと上がってゴール前で一気に加速、後続も巧みにブロックして完勝、いや楽勝。なんかもう貫禄勝ちというか、ボーネンいなけりゃツールに敵なしである。ダヴィタモン・ロットの思い切った追撃ペースアップが功を奏したレースでもあった。マキュアンみたいなアシスト不要のスプリンターがいるからこそ、ああいう判断になるのかもしれんな。

 
第14ステージ。大集団の前目で総合優勝争い勢力がせめぎ合い、逃げはほったらかしに。キツイキツイ終盤の超級の峠で集団がばらけ、T-モバイルのペースアップでまたしてもディスカバリーチームのアシストが全滅、アームストロングが1人で有力者たちと戦う形に。最後の登りではアームストロング・バッソ・ウルリッヒの三強が抜け出し、熱い直接対決。これは観る方も燃えるな~。さあ、結果はどうなるか。

…と思ったのだけれどやっぱりアームストロングが強かった。ウルリッヒを突き放し、バッソにもわずかながら先着。ステージ優勝は逃したし(2位)、レース後の表情を見るとさすがにちょっとキツかったみたいだけれど、今後の展開をさらに有利にする「勝利」であることは間違いないのだろう。なんか、今の力関係では「束になってもかなわない」様子である。

そして、後続の総合優勝争いの影に隠れてテレビにもほとんど映してもらえなかったけれど、逃げたトーチニヒが最後まで踏み切って見事ステージ優勝。34歳で初優勝か…。よかったね、本当に頑張ったね、という感じである。ゴールの瞬間の「信じられない」という泣き笑いの表情、レース後倒れ込んで号泣する姿、インタビューでも涙ぐんで…。第10ステージのバルベルデ(残念ながら彼もリタイアしたらしいが)といい、アームストロングがマイヨ・ジョーヌ争いで圧倒的な強さを見せる一方、こういうささやかな(と言っては本人に失礼かもしれないが)喜びもきっちり見られるのは僕たちにとっても幸福なことなんだろうと思う。

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コメント

>>すごく素朴な疑問で恐縮だが、やっぱ平地だと逃げを決めるのは難しいのだろうか?
ツールのような最高峰のレースで逃げてまくって区間優勝を取るというのは、選手にとって一生に一度あるかないかの奇跡のようなものでしょうね。それぐらい難しいと思います。
ちなみに、逃げ専門で何勝もしているロボバンクのエリック・デッケル(実況・解説陣の間では「デッケル先生」と呼ばれている)という変わった選手もいます。

ああ、デッケル先生!
えーっと、確か第3ステージで逃げて逃げて、集団との差が1分切ってから10kmくらい逃げまくった人ですね。確かにあれは興奮しました。「これで逃げ切っちゃったらサイレンススズカだな」とか思いながら見ていて。
ああいう個性的な強さはいいですよね。こまい戦術(それはそれで面白いのですが)を超越している感じで。

味スタ出発前で調べきれなくて書けませんでしたが、なんと先生は2000年のツールでステージ優勝を3つ挙げています。(もちろんすべて逃げ)

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