●'05ツール・ド・スイス 第７ステージ
ＪＳＰＯＲＴＳでツール・ド・スイス第７ステージを観る。チームＣＳＣの新鋭、弱冠２２歳のドイツ人ゲルデマン君が見事初優勝……って、自転車レースの中継はほとんど観たことがない（確か、１レース通しで観たのは初めてのはず）ので、大会のグレードとかこの優勝がどれくらいの快挙なのかとか、全然わからないのだが。
しかし観てみるとけっこう面白いもんだねえ、自転車も。チームプレイと個人勝負の微妙なバランス、タイム差を計算した先行集団と後方大集団の駆け引き、そして仕掛ける決断と勇気。今回は素人目に見て「ああ、みんないつまでも有力選手ばっか気にしてのんびりしてちゃ前に逃げられるぞ！」と思ってたら、本当に先行集団から早めに抜け出た新人（？）が勝っちゃったので痛快だった。こういうのは競馬ではよくあることだし、黒田硫黄の『アンダルシアの夏』もこういう展開だったからな（笑）。まあ、でも、レースによっちゃ後ろがきっちり届くんだろう。当たり前だけど。
あと楽しかったのは、レース中盤での実況アナと解説者とのおしゃべりね。自転車の列・群がスイスの美しい田園風景の中駆け抜けていく画を見ながら、レースそのものとは関係ないようなスイスの文化・生活や世情について延々雑談を続ける。なにしろ長いレースだし、正直位置取りの決まる序盤と、ゴールへ向けて一斉に加速していく終盤以外はさほどの緊張感もないので、これは正解だろう。どうせ間が持つはずないところを無理に盛り上げようとされると疲れるからね。マラソンなんかだと、もう少し「動き」があるから違うのだろうけど。
いや～、今回はあくまで偶然観てしまったんだけど、けっこう楽しかったから、もうすく始まるというツール・ド・フランスも時間が合えば観ちゃうかもしれんな～。睡眠不足の原因がまた増えてしまうのか？困ったことだ…。レース最後の１時間だけ観る、という手は有効なのだろうか？やっぱ最初からじゃないと醍醐味は味わえないのかな？
コメント
はじめまして。Aソシオ4年目のcoldroomと申します。いつも本サイト並びに東すかの記事を陰ながら楽しみに拝読しています。「アンダルシアの夏」をごらんになっているようでしたので、本blog記事は意外でした。私は毎夏この時期になるとツール・ド・フランスやら東京の試合やらで大変なことになっております（笑）。サイクルロードレースの醍醐味を感じられたようですので、ぜひぜひ来月は1ヶ月間寝不足の日々を過ごすことをお勧めします。ちなみにHUBではフェアを開催していて飲みながら見ることもできますよ。
Posted by: coldroom | 2005年06月28日 00:04
はじめまして。>coldroomさん
いつも読んでいただきまして、どうもありがとうございます。
>私は毎夏この時期になるとツール・ド・フランスやら東京の試合やら
>で大変なことになっております（笑）。
ツール・ド・スイスがけっこう面白かったので調べてみたんですけど、ツール・ド・フランスって、７月の１週から４週までほとんど毎日あるんですねえ。好きな人は、これ全部観るのか。そりゃ時間が足らなくてエライことになりそう（笑）。
１ステージ２時間半くらいか…うーむ…ＨＵＢとかで飲みながら観たら、終わる頃にはつぶれてそうですね（笑）。
とりあえず最初の方、何ステージか観てみることにします。
Posted by: murata | 2005年06月28日 02:50
＞大会のグレードとかこの優勝がどれくらいの快挙なのかとか、全然わからないのだが。
グレードと言うより、位置づけとしてはツール・ド・フランスの前哨戦の一つというところです。
＞レース最後の１時間だけ観る、という手は有効なのだろうか？やっぱ最初からじゃないと醍醐味は味わえないのかな？
タイムトライアルにせよ、平坦にせよ、山岳にせよ、頭から見ると最後の方ではうつらうつらになってしまうんで、ｍｕｒａｔａさんのおっしゃるとおりでも良いかなと思うけど、山岳は最初から見てもおもしろいかなあ。
＞とりあえず最初の方、何ステージか観てみることにします。
ハマれ、ハマれ～。虜になぁ～れ（笑）。まあ最初は平坦ステージなんで、ゴールスプリントに注目ってか。
Posted by: 玄さん | 2005年06月28日 14:36
>タイムトライアルにせよ、平坦にせよ、山岳にせよ、頭から見ると最
>後の方ではうつらうつらになってしまうんで
なるほど。
わたしゃ、最近はラグビー観てもサッカー観てても気がつくと意識が飛んでたりするので、自転車だとなおさらぐっすり眠れそう（笑）。
Posted by: murata | 2005年06月30日 00:47