●底力と言うべきか、幸運と言うべきか
WOWOWの録画でリーガ。セビージャ 0-4 FCバルセロナ。解説の浅野さんも語っていたように、ハーフタイムを境にして違うゲームになった。セビージャが圧倒した前半、バルサが人を唖然とさせる決定力でたたみかけた後半。
前半のセビージャは見事だった。中盤に堅く狭い守備網を敷いてバルサにパスをつながせず、一旦ボールを奪うやホームの大声援に後押しされて攻めたてる。前半だけ観ればバルサは勝利どころか勝点を奪うのさえも困難に思えたし、実際、SBアドリアーノのループが決まっていれば最終スコアが逆になっていてもおかしくなかったと思う。あとはシュートを決めるだけ、だったのだが…。
ギリギリでしのいだのはバルサの底力なのか、それとも運なのか。後半早々にロナウジーニョから絶妙タッチのスルーパスがエトーに通って形勢逆転。その直後のオウンゴールで勝負あった。全くもって、個人技があるというのは強い(相手にとっては怖い)。90分のうち89分封じていても一発があるから。