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2005年01月22日

●「光の彫刻」

昼過ぎ、庭園美術館「田原桂一 光の彫刻」展。一風変わった写真展で、なかなか興味深かった。

「写真展」と言っても、普通に原画紙に焼き付けたものを並べただけではなく、布・ガラス・アルミ・石灰岩といった様々な物質を用いていたり、インスタレーションの形式をとったりしているのがこの展覧会の特徴。用いる物体が違うだけでこれほどまでに質感に違いが出るのか、と思わず唸る。この非日常的な感覚はいったいなんだ。

特に凄かったのは、「窓」というシリーズ作品のうちの1枚(ここで見られる「窓」シリーズ11枚の真ん中のヤツ)。写真が、単なる記録の枠を超えてアートの域に達する。その典型を見ることができたように思う。

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