●ペイトリオッツ×コルツ
BSの録画で、NFLプレーオフ。ニューイングランド・ペイトリオッツ 20-3 インディアナポリス・コルツ。横殴りの雪・凍りつくピッチという悪条件にも関わらず、緻密な攻守を貫いた地元ペイトリオッツが快勝。
ペイトリオッツはチーム全体のプレーの正確さと巧みな戦術に加え、攻撃の中心QBブレイディとRBディロンがずば抜けている。「判断力の塊」ブレイディの凄さはわかっていたが、今季加入のディロンがここまでの選手とは知らなかった。かつてのバリー・サンダースのような圧倒的な機動力でDFを置き去りにするタイプではないが、細かいステップで攻撃ラインのブロックを巧みに使い、狭いスペースを抜けていく。派手さはないけれども、際どいところで次々ゲインを重ねていく攻撃は見ていて楽しい。
一方のコルツはリーグTD記録を更新したマニングのパスが封じ込まれ、わずかにFG1本のみ。アウェイの不利も大きかったとは思うが、しかしスコア以上に差があったようにも見えた。
記録を塗り替えた豪腕QBを擁する攻撃的チームを、沈着なQBのチームが緻密な戦いで押さえ込む。1985年のスーパーボウル、49ers×ドルフィンズをちょっと思い出した。