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2006年05月03日

●はるばる行ったよ甲府まで

朝(休日の僕にしては)早起きして、新宿から9時6分発の「ホリデ-快速ビューやまなし」で甲府へ向かう。15分前にホームに到着した時には既に行列ができており、2時間立ちっぱなしも覚悟したのだが、偶然目の前で1人分空いて何とか席を確保することができた。その後高尾を過ぎる頃には行楽客と青赤な人々で車内がスシヅメ状態になった事を考えれば、実にラッキーであった。


んで、11時15分に甲府へ到着。駅前はもちろんヴァンフォーレのフラッグやポスターが多いが、FC東京への歓迎メッセージもあちこちに見られる。こういうのは個人的にとても好きである。「競い合い」の部分を除けば同じJリーグ(そして同じサッカー仲間)、共存共栄の関係なのだから。


時間が空いたので散策。街中は東京ファンで溢れていた。「東京景気」になっていればいいのだけれど(笑)。駅前のほうとう屋は超行列していたので、少し離れたところで見つけた「Four Hearts Cafe」に入る。チキンカレーのプレートに、「よなよなペールエール」を1パイント。カレーも美味しかったが、よなよなはもういかにもフレッシュなビールって感じで最高だった。ちょうどいい具合に気温も上がっていたし。


で、お腹も落ち着いたところでバスに20分ほど揺られて小瀬スポーツ公園へ。長居とかに比べると土地がだだっ広くてローカルな感じはするが、しかし事前に想像していたより(失礼)ずっときれいな場所だった。スタジアムも、トラックはあるけれどスタンドに傾斜があり、少なくともメインスタンドからの眺めは上等の部類に入るのではなかろうか。四方の背後に山並みが見えるのがいいじゃないですか。



肝心の試合は、ヴァンフォーレ甲府 1-3 FC東京。立ち上がりから快調に攻めるが決めきれず、カウンターから点を取られて意気消沈、後半気を取り直して互角以上の攻め合いに持ち込み、多少強引な交代策も功を奏して逆転勝ち。東京らしいというか、まことに危なっかしく、一部の選手以外プレーに濃淡がつけられないのは大きな問題。全般的には負けても全然おかしくない内容だった。でも、アウェイの地で勝点3を「拾えた」のは、当たり前だけど大きいやね。

ルーカスは、一昨年後半のトップフォームを取り戻したという事だろうか。まさかウチが「決定力の差」で勝てる試合があろうとは(笑)。後半の動きならFWに戻してもイケそうだけど…。信男さんは大人のプレーでチームを牽引。土肥・茂庭とともに、もはやなくてはならない選手だと思う。梶山も頑張った。規郎と今野はもう少し考えて。リチェーリと赤嶺にはややガッカリ。あと、小澤は、もしかしたらとんでもない大物かもしれない、と思った。

繰り返しになるが、戦いぶりは相変わらず課題山積だと思う。でも、とにかく選手が前向きに結果を出すようになって、彼らの表情もファンの雰囲気もいい感じになってきた。リーグ中断まであと1試合、とりあえず負け越しはなくなった。この調子である。大宮戦勝って、気分良く後半戦に備えよう。

試合については、明日のエントリーでもうちょい書くかも。


帰りはミネさんたちと合流して、臨時バスで甲府駅へ。さすがに入場者数の新記録となっただけあって、所定のバスだけでは足りなかったらしく、大急ぎで「2周目」が戻って来て何とか回していた。バス会社の人も大わらわ、という感じ。何事も経験である。頑張ってほしい。

甲府駅からは某鉄道好きの要望もあり、ビールとつまみを買い込んで中央本線でのんびり帰る。時間はかかるが、勝った後の余韻を楽しむにはちょうど良かったかもしれない。で、高尾からオレンジ色の電車に乗り換えて中野へ。電車に乗ると眠くなる、というのは僕もそうだけど、某鉄道好きがぐらんぐらん頭を揺らして爆睡していたのにはちょっと笑った。

中野では駅前の宮崎料理屋で飲む。予約も入って店は混み合っていたが、わざわざテーブルを動かして3人席を作ってくれた。チキン南蛮、鶏の葱生姜焼き、刺盛、ピリ辛蒟蒻、コロッケ、冷や汁、ビールをジョッキで何杯か。美味かった…。フロアを威勢のいいおばさんが1人でやっていて、段々お客さんが増えてきて「大丈夫かな?」と思ったら、娘さんらしき方が援軍でやってきた。今時そういうのも珍しい。いい店だ。

家に帰ったら疲れが出て、もちろん爆睡。いい一日ですた。

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コメント

行きは同じ電車に乗ってたようですね。
「小作」の行列には私もひるんだんですが
別のほうとう屋を探して30分くらい繁華街をさまよってるうちに
行列解消したんでほうとうにありつけました。
味は、まあこんなもんかな、という感じでしたが。

試合後は甲府城跡に寄ってみたんですが、本丸跡から一望できる甲府盆地の風景がなかなかよかったです。
(元の)職業柄、生の断層崖とか扇状地を目の当たりにして「うわー、ホンモノの断層性盆地だー!」と一人で試合なみに興奮してしまいました。(ってバカか俺…)

どうもどうも。

ホリデー快速、エライ混みようでしたね。あと、小瀬への往復バスも駅前の飲食店も、青赤ユニの人たちで溢れていました。本当に「東京景気」になったのかも(笑)。

ほうとう、食べたかったんですけどね。甲府行った時くらいしか食べる機会がないですから。でも、よなよなエールの誘惑には勝てませんでした(笑)。

>甲府盆地の風景
いや、スタジアムの周りといい、列車から見る地形といい、確かに見応えありましたね。「山を切って盆地の街に道路や線路を通してるんだ」というのがよくわかりました。

来年も、ぜひ足を運びたい地です。

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