« 「オイラをドイツに連れてって」 | メイン | 何年たっても、変わらないもの »

2006年04月18日

●ACミラン×FCバルセロナ

……といっても欧州チャンピオンズリーグの試合ではなく、3月に行われた「アルベルティーニ引退記念試合」。JSPORTS「バルサTV」枠での放送を録画して観た。ACミラン 4-2 FCバルセロナ。いや~、面白い試合だった!現役同士がCL準決勝前哨戦(?)を戦った後半はイマイチだったけど、なんつっても「94年組」(その年にこの2チームは欧州CL決勝で激突した)の出場した前半が楽しかった。

楽しさの第一は、超豪華な出場メンバー。ミランにはファン・バステン、バレージ、パパン、フリット、ウェアらがいて、監督はカペッロ。バルサはストイチコフ、サリナス、ラウドルップ、エウゼビオ、ライカールトらが先発して、率いるのはもちろんヨハン・クライフ。で、プレーがまた凄いのよこれが。ファン・バステンのダイビングヘッドにフリットの精密クロス、ストイチコフのサイドチェンジにラウドルップの巧みなドリブル突破。さすが、スターはオヤジになってもスターなんである。

もちろん主役のアルベルティーニも光っていた。目を見張る弾丸フリーキックで先制点をゲットし、前半はミラン、後半はバルサに入って元気にプレー。これだけのメンバーに囲まれて最後を飾れるなんていいサッカー人生だねえ……としみじみとするより、他の連中もそうだけど、「まだまだできるんじゃないの?」と思ってしまった。アルベルティーニ、東京来てくれないかなあ(笑)。いや、去年バルサ退団が決まった時にはマジで考えたのよ(俺が考えてもしょうがないんだけど)。

他にも、「94年組」でしかもまだまだ現役バリバリのマルディーニ(とコスタクルタ)は素晴らしいのひと言に尽きるな、とか、ライカールトはミラン側で出たかったろうに色々と大変だな、とか、カペッロとアンチェロッティが同じベンチに座って微妙な距離を保っているのは興味深い光景だな、とか、あとバレージの頭髪がお茶の水博士化していたのにはやはり時の流れを感じるな(笑)、とか、まあ見所満載な80分。ホント楽しいよね、こういうの。

ちなみに、解説はおなじみ原博実氏。相変わらず解説なんだか関係者なんだか一ファンなんだか効果音なんだかよくわからないんだけれど、確実に試合の面白さを増幅する存在であった。ファン・バステンの華麗な先制ゴールを見て「うわ~、そのまんまだあ~~~」って、おい(笑)。いや、そうなんだけどさ…うん、そうなんだよなあ。さっそく欧州CLのミラン×バルサにも足を運ぶらしいし、さすがはJSPORTSの、いや日本におけるサッカーコメンテーターのエース(笑)。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/585

コメント

僕が一番びっくりしたのはストイチコフのお腹でした(笑)
原さんも言ってましたが、キックの精度というものは、年をとってもあまり変わりませんね。

どうでもいいことですが、
テレビ環境が僕と同じなんじゃないかという気がしてます。
J-COM+WOWOW・・・じゃないですか?
今回のエントリで確信にかわりました(笑)

>ストイチコフのお腹
(笑)
まあ、もともとオッサンくさいストイチコフですから、年とるとなおさら、って感じですよね。それでも、左足の一振りは威力あるのですから、ワールドクラスの選手の能力ってのは本当に凄いです。

>J-COM+WOWOW
惜しい(笑)。スカパー!110(JSPORTSセットのみ)+WOWOWです。
来季のレアル・マドリーのメンバーによっては、WOWOWをやめてスカパー!110のサッカーが全部観られるセットに替えるかもしれないですけど。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)