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2005年11月03日

●FC東京×アビスパ福岡(天皇杯)


午後、味スタで天皇杯4回戦。FC東京 2-0 アビスパ福岡。00年(甲府)・01年(横浜FC)・02年(湘南)の敗戦、そして03年(ホンダFC)・04年(大宮仙台)の苦戦。天皇杯初戦は東京にとって鬼門と呼ぶべき試合だが、幸い今年は危なげなく突破することができた。シュート数23対6の完勝。

序盤こそ福岡の積極果敢なサイド攻撃(特に右サイドのアタッカーはけっこう怖かったぞ)が目立ったものの、個人能力で上回る東京が徐々に試合を支配する展開。まあ、さすがにメンバー落ちのJ2相手だから…。馬場・梶山・今野から前線やサイドへ次々にボールが供給され、チャンスを作っていく。前半は福岡必死のディフェンスによりスコアレス、しかし後半になるとその粘りも限界に達し、東京の一方的な攻勢に。

7分、ドリブル突破した規郎のクロスに阿部が頭で合わせて先制。12分には規郎の弾丸FKが相手DFに当たってコースが変わり、GKを越えてゴールイン。その後は力尽きた福岡DFを規郎らがチンチンにし、途中出場のササも奮闘するが、惜しいところで決めきれず。しかし、相手の反撃も茂庭を中心にしっかり封じ込め、2点差のままフルタイム。もう少し点が欲しかったのも確かだが、まずは満足すべき結果と言えるだろう。

今日の東京は、石川のいる時とは逆に、左に張り出したサイドアタッカー(規郎)に対し右ウイング(阿部)が中に入ってくるという形。これがうまく行った。規郎は迷いないプレーぶりだったし、吉朗はやはりゴール前でこそより決定的な仕事ができる。もちろん、その形が機能したのも、中盤の優位があってこそ。憂太・梶山・今野のパス回しは見ていて非常に楽しい。特に梶山は、ガンバ戦に引き続き守備や展開パスの出来も良く、やっぱり本当に覚醒したかも、と思えるプレーぶり。

一方、(「満足すべき結果」とか書きつつも(笑))やはり気になるのは得点の少なさか。ルーカスのゴール前での不調は相変わらず。とにかく得点の匂いがしないんだよね…。吉朗は先制ゴールは見事だったが、今日の相手ならあと1~2点は取らないと。あと、途中出場のササは、焦りからか強引な単独プレーが多く、周りとの温度差が大きかった。不満げな表情もあったような。確かに、広島戦や東京ダービーできっちり仕事をして、しかもルーカスに得点がないのに、全然スタメンで使われないのはちょっと、ね。

ともあれ、初戦は無事突破。これでリーグ戦と合わせれば3連勝である。チームの調子は悪くない。来週からはとりあえずまたリーグ戦の戦いに戻ることになるが、飛躍的に強くなる相手(鹿島、そして千葉!)に対して今のサッカー、今の中盤のパスワークが通用するのかどうか。非常に興味深いところだ。12月の天皇杯の続き(浦和戦!)、そしてさらには来季に向けて希望の持てる戦いとなってほしいものだと思う。頼むぞ。


↓2点目の規郎FK。

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コメント

>特に梶山は、ガンバ戦に引き続き守備や展開パスの出来も良く、やっぱり本当に覚醒したかも、と思えるプレーぶり。

なんか、そんな匂いがして来ましたね。ヒロミの執念が実ったんでしょうか!?(笑)

>ルーカスのゴール前での不調は相変わらず

挨拶に来ませんでしたね。ちょっとナーバスになってるかもですね。

次が浦和ということで、先週のガンバ戦を含めて上位陣の対決が続きますね。いやいや楽しみです。

去年の天皇杯初戦はベガルタ戦@仙台ですよ
阿部ちゃんのゴールで勝った試合です。

>なんか、そんな匂いがして来ましたね。ヒロミの執念が実ったんでしょうか!?(笑)
今シーズンは梶山にくれてやったようなもんでしょうか。何じゃそりゃ(笑)。

>次が浦和ということで、先週のガンバ戦を含めて上位陣の対決が続きますね。
「優勝争いのカギを握るのはFC東京」とかけっこう書かれてますしね。
まさか、ここでこれほど目立てるチャンスが来ようとは(笑)。

>去年の天皇杯初戦はベガルタ戦@仙台ですよ
>阿部ちゃんのゴールで勝った試合です。
あ、ホントだ。終了間際の1-0で勝った試合ですね(やっぱり苦戦してるし!)。
どうもありがとうざいます。>ゴッドホースさん

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