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2005年11月01日

●'05パリ~ツール選手権

JSPORTSの録画で、UCIプロツールパリ~ツール選手権。今シーズンのプロツールのラスト前、平坦コースとしては最終となるレース。生きのいい逃げと集団の懸命な攻防、ゴール前での息を飲む大スプリント、そして今季勝ちきれなかった古豪の復活。なかなかに面白いレースであった。当たり前かもしれんけど、やっぱワンデーの方が密度は濃いやね。

序盤から残り45kmほどまでは3人の逃げに対して集団が徐々に差を詰めていく展開。放送に映っていない間のほとんどを逃げていた逃げグループだったが、割とあっさり「ご苦労さん」という感じで捕まり(ここら辺はちょっと切ない光景ですな)、一旦はレースが落ち着く。が、終盤になると、短い坂と細く曲がりくねった市街路を利用したアタッカーの仕掛けが多発。

落ち着かない流れの中、抜け出したのはフランセーズ・デ・ジューのジルベールとディスカバリー・チャンネルのデヴォルデル。特にまだ23歳のジルベールはやる気満々という感じで、デヴォルデルを置いていきかねない勢いで逃げる逃げる逃げる!この勇姿には実況席も大ウケで、Saschaさんは「斜に構えた表情が憎いぜジルベール!」と名(迷?)コメント。残り2kmで差は20秒以上、これは逃げ切れるか?

ところが、「若いな」との栗村さんの指摘通り、ジルベールは残り数km地点からデヴォルデルと駆け引きを始めてしまい、最後の直線に入った時にはもう集団はすぐ後ろ。慌てて懸命に踏み直すジルベールだったが、時既に遅し、集団は2人を飲み込み、そのままの勢いで大スプリント大会に。今回はトレインを組むチームもなく、残った選手がてんでバラバラに仕掛けたため、もう「何だこれは~!!」(by栗村)状態。選手がたくさんいすぎて、ホント訳わからないよ!

そんな乱戦を制したのはTモバイルのツァベル。一旦はランプレのベンナッティが抜け出したのだが、その直後にピタリとつけ、ゴール寸前計ったように(というか実際目測で計ったんだよな)かわして10cmほど?の勝利(悔しくてハンドルを叩くベンナッティ!)。ブエルタでは何度いいレースをしてもずっと2位だったので、これはちょっと意外だったかも。栗村さんも表彰式で「いや~、勝っちゃいましたね~」なんて言ってるし(ヒドい(笑))。来年は新チームでペタッキとツァベルが共存ですか。ムチャクチャ強そうだな。超高速2段ロケットか。

あと、今回でディルーカの初代プロツールチャンピオンが決定…したのだが、前半戦の貯金で勝ってるからな…ジロの頃ってまだ自転車中継観てなかったし…正直、よくわかりまへん。最終戦で実力を見せてくれるかな?

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