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2005年08月29日

●FooTNiKな夜

夜、恵比寿で後輩のイーグサと待ち合わせ、FooTNiKでプレミアシップの再放送を観ながら飲む。何年もサッカーファンをやってきたビール大好き人間のくせに、この店に来るのは今日が初めてだったりする。やー、なんか放映しているカードにもよるのかもしれんけど、外国人のたまり場みたいになってるんですな。赤ら顔で陽気に飲むでかい図体の西欧人多数。こういう雰囲気はけっこう好き。

パイントグラスでキルケニー2杯にギネスを1杯、つまみはフィッシュ&チップス。久しぶりに飲むエール(赤みがかったやつ)は美味い。実に美味かった。呷るのではなく、一口ごとに舌で味わいを楽しむ。この濃厚さがたまらない。普段飲む分にはラガー(スーパードライみたいな黄色いやつ)で全然問題ないのだけれど、時々ビール本来の(?)強い風味をガツンと味わいたくなるのである。すっかり上機嫌になり、「今こそアントニオ猪木の偉大さを世間に知らしめなければならない」などと馬鹿なことを大声でまくしたてたり(笑)。

 
試合の方は、ニューカッスル 0-2 マンチェスターU。まあアルコールで霞んだ目で見たので自信はないが、両チーム攻め合いつつも膠着状態の時間が長かったのではなかろうか。全体的にはユナイテッドの方がわずかに優勢で、何回かシュートチャンスをつかんでいたが、ファン・ニステルローイがダイブしたりロナウドがミスしたりして決めきれず。ユナイテッドは、4-3-3の布陣にしてから4-4-2の時のような「必殺の形」がなくなっているね。まあ、その分今はアタッカーの種類・質が豊富になってイロイロできるのかもしれんけど。

で、そんな試合に決着をつけたのはウェイン・ルーニー。66分、相手DFがバウンド処理に手間取ったところに突進してボールをもぎ取り、すかさず弾丸シュートをゴール右隅にズドン。あっけない、と思えるようなはやわざであった。さらに終了間際にも右タッチライン際で弾丸のようなドリブルを見せ、DFを抜き去りはね飛ばしクロス、これをファン・ニステルローイがしっかり決めてトドメ。ホント、転がる岩のように止めがたい男である。いやあこういう時のために高い選手って必要なんだね、みたいな。


ちょっと面白かったこと。店の隅にいたチェルシーファンのオッサン(当然イングランド人なんだろう)がビールを買う時、カウンターの上に貼ってある欧州CLの組み合わせを見て「リヴァプールと一緒の組になったようだが、あんなヤツら俺様のチームの前では屁でもねえぜ!!」(意訳)みたいな事を叫んでいた。昨季は負けたやん(笑)。そして、続いて飛び出した台詞が「MY BLOOD IS BLUE!!」であった。アンタは宇宙人か(笑)。いや、横にいて思わず笑っちゃったよ。皮肉抜きで素晴らしい。「ME,TOO」とか言おうかとも思ったんだけど、でも僕の血は青赤だからな。とりあえず、着けていた青いネクタイを指さしてはおいたが。

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