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2005年08月11日

●『キューティーハニー』

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WOWOWの録画で、庵野秀明監督『キューティーハニー』。…さむい、サムイ、寒い!『ローレライ』の10倍寒い、ある意味真夏にピッタリ(笑)の冷えっぷりである。

いや、あんまり真剣(というか深刻)に観るような映画じゃないのはわかってたんだけど、いくらなんでもキャラクター造形と演出があまりにナンであった。「コマ割の絵で表現されていたものを人間が演じる」って、こんなに違和感のあるものなのか、という。漫画の実写映画化の全部が全部ダメって訳じゃないのかもしれんけど、さすがにこれは無理だったんじゃないかな。少なくとも実写に耐えられるようアレンジしてくれないと。そもそも、サトエリがハニーってイメージ違いすぎないすか?

あえて良かった所を書くとすれば、冒頭の、アクアライン「海ほたる」での宇津木博士奪還場面かな。どうせリアリティなんてないんだから、ハッタリとノリと勢いで突っ走っちゃえ!!という雰囲気がなかなかに楽しい。アクションシーンも、CGとアニメ合成の力によってハニーの超人性が際立つように仕上がっているし。ところが、それに比べてクライマックス(のはず)の「ジルタワー」はアクションのキレも緊張感もなさすぎ。あと物語の中盤、登場人物たちの友情が深まっていくところも、やりとりに現実味がないので「ダレ場」としか思えないんだよな…。テンションが右肩下がり。

もう一つ素晴らしかった部分を挙げるなら、タイトルロールのアニメーションか。お馴染みのテーマソングにのり、永井豪タッチそのままの可愛いハニーが目まぐるしく衣装を替えながらアクション全開。うーむ、あれをそのまま90分間観たかったような。でも、それでは実写じゃなくなっちゃうからな(笑)。結局、庵野監督が全編アニメでやった方がよっぽどいいい映画になったのでは…。と思ってたら、やっぱアニメ化されてるんじゃん。実写版はアニメ版の壮大な予告編だったのだろうか(笑)。

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コメント

私も映画、大好きです。
映画鑑賞予告、なんてものをしていただけると
予習しちゃうな。

鑑賞予告ですか。うーん、気の向くままにテキトーに興味が沸いたモノを観てるからなあ…。

少なくとも『キューティーハニー』は観なくてもいいかも(いや、サムさを体感するために観た方がいいかも(笑))。

とりあえず次はM・ナイト・シャマラン監督の『サイン』ということで。

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