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2005年07月12日

●'05ツール・ド・フランス第10ステージ

夜、JSPORTSでツール・ド・フランス第10ステージ。今回はバリバリの厳しい山岳ステージ…になるんだよね?興味深く観ていたのだが、最初の峠を越えて下ったあたりで夕飯に飲んだビールが効いてきて居眠りしてしまった(笑)。思えば、今まで観てきて、一度もウトウトせず見通したのは数えるほどだな。

ようやく目が覚めると、ちょうど始まりましたよ今日の勝負が、という場面。アームストロング、バッソ、ウルリッヒ、ラスムッセン…。平地での大集団ゴール前スプリント大会も面白いけど、少人数のエースたちの力勝負も興奮しますな。ここに至ってようやく総合優勝を争う選手たちが上位でガチンコ勝負するんだね(対照的に、あっさり遅れるマキュアンやボーネンの姿はちと悲しい)。

で、アームストロングがアタックしてバッソもウルリッヒもこぼれて、残り10kmで先頭集団は4人。急な上り坂をエンショエンショと上っていく。アームストロングは割と余裕の表情で、3人を使いながら無理せずコントロールし続ける。最後はステージ優勝こそバルベルデ(初優勝!)に譲ったものの、有力者たちには大きな差をつけてマイヨ・ジョーヌを奪還した。なんつーか、モノが違うという感じで、オーラさえ出てますな。第9ステージを観て「自分の力に過信」とか書いた僕が馬鹿であった。まさに王者の貫禄、ツール・ド・フランスのフラッグシップ。

僕がツールを見始めたのがアームストロングの引退大会だったのは、間に合った、というべきか、遅かった、というべきか。

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