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2005年06月18日

●日本×オーストラリア(ワールドユース)

TBSの録画でワールドユース。日本 1-1 オーストラリア。いや、とにかくよかった。試合内容的には相変わらずイマイチドウモなんだが、しかしユース世代の経験値ってのはそのチームの成績だけの問題ではないからな。あと、後味悪い敗北で終わらなくて済んだという意味でもよかった。


前半は速くステディなパス回しを武器にするオーストラリアが優勢。しかし日本も、DFラインの粘りとGK西川の好セービングにより耐え続け、偶発的なチャンスを、あるいは流れが変わるのを待つ。スコアレスでの折り返し。スロースターターたるチームの性格を考えれば、まあボチボチといったところか。

後半になると、梶山のタメと展開パスが効いてきて、日本もそれなりにいい形が作れるようになる。そして前田・水野と攻撃的な選手を入れて次第に前がかりに。平山の不調もあってなかなか得点できないものの、「終盤勝負」へ向けて雰囲気自体は悪くないように見えた。しかし、後半30分、それまでユースらしからぬ安定感を発揮していた西川がFKのクロスをファンブル、こぼれ球を押し込まれて先制を許す。

後のなくなった日本は増嶋に代えて森本、という捨て身の攻撃態勢。40分、平山のヘディングシュートがゴールライン上でDFにブロックされた直後、カウンターからペナルティボックス内で豪州FWにシュートを許し、「もう駄目か」と覚悟した瞬間に長駆戻っていたカレン・ロバートがブロック(サンキュー!)。そして42分、ペナルティボックス前で混戦になり、梶山が右足アウトサイドでDFライン裏に落とすパス。これを前田がGKに当てながらゴールに押し込み、見事同点。梶山らしい一瞬の技巧と前田の気迫が光る得点であった。パスの直前に梶山の手に思いっきりボールが当たっていたようにも見えたが、きっと何かの錯覚だろう(笑)。

終盤、増嶋のいない日本DFはペナルティボックスに押し込まれっぱなしになり、冷や汗ものの場面が何度か。西川の体を張った飛び出しと、水本の顔面ブロック等々でしのぐ。決してスマートな戦いぶりではない。しかし、彼らの戦う気持ちは画面を通じてひしひしと伝わってきた。格好なんてどうでもいい、最後までやってやる、という。そのまま試合終了のホイッスル。予選リーグ2分け1敗ながら、総得点でぎりぎりの決勝トーナメント進出が決まった。


全体的に単調で「中盤に味がない」大熊ジャパンのサッカーも、梶山が中盤で機能するとちょっと違う風味が出てくる、というのがこの試合でわかったことだろうか。相変わらず守備はユルユルだけど(笑)、ボールを持つと一番何かやらかしそうな気がするのはやっぱり彼である。次あたり、「フアン・アクーニャ・キャノン」で世界のサッカー関係者の度肝を抜いてくれんかな。

チーム全体を見ると、ギリギリのところになると闘志と力を発揮するのは前のユース代表と同じなのかもしれないな、とも思う。才能では小野・稲本・高原・加地の「黄金世代」には及ばないのかもしれないが、それでも志は決して低くないぞ、という。あとは、ちょっと足りないように感じられるのはキャプテンシーかな。水野あたりがガンガン仕切っちゃえばいいのに。

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