« 雪景色 | メイン | 阿部吉朗移籍 »

2004年12月29日

●『よみがえる熱球 プロ野球70年』

昼間、実家に顔を出している間にNHK-BSで『ドキュメント スポーツ大陸 よみがえる熱球 プロ野球70年』観る。実際に観たのは再放送の一部で「背番号”3”燦々 -昭和33年・ミスタージャイアンツ登場-」「三原魔術 -昭和35年・大洋初優勝-」「豪腕・20歳のエース -昭和43年・江夏奪三振401個-」の3本だが、どれももうとにかく面白かった!

特に良かったのは昭和33年日本シリーズの逸話。「稲尾は常日頃から『得意球はスライダー』と公言していたが、それは相手を欺くハッタリで、実はシュートが得意だった(そして野村克也はそれに気づいていた)」とか、「3連敗後の夜、稲尾は長嶋対策を考え抜いたあげく『あの人は何も考えないで打っている』ことに気づいた」とか(笑)。

で、「長嶋はその天才的カンにより無意識のうちに投手の体勢に合わせて構えを微調整しており、それに気づいた稲尾はリリースポイントを遅らせ、長嶋の構えの変化まで見きって球種を変えた(そして野村はそれにも気づいていた)」そうな。なんか、超人的というか、「ホンマかいな」というか(笑)。

あと、ちょっといい話として「ほぼシリーズの負けが決定した最終戦、ランニングホームランを打った長嶋は悔しさをぶつけるように(返球が返ってきてないのに)ホームへ豪快なスライディングをした」なんてのもあったな。プロ野球のビッグネームたちの超人性と人間性の双方に唸らされた3時間。いや、昔の人は、本当に凄かったんだと。

また、日本プロ野球史上最高の投手は江夏豊だ、ということもここで改めて主張しておきたい。シーズン401奪三振ですよ、401!

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/11

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)