●しばし夏休みを (FC東京×ベガルタ仙台)
FC東京 3−1 ベガルタ仙台 (J1第22節 味の素スタジアム)
結局、今日も味スタには足を運べず、スカパー!で録画観戦。
1stステージ2位と過去最高の躍進を見せたものの、2ndステージはスタートから出遅れて一進一退の我らが東京。下位の仙台相手とはいえ、リーグ戦中断を前にとりあえずホッと一息の快勝であった。
今回はここのところうまく行っていなかった4-3-3ではなく4-4-2の布陣、かつボランチも守備力のある米本にパス能力のある野澤という無難な組み合わせで、まあ上手くいって良かったというか。マッシモさすがの監督力というべきか、鹿島戦もこれでやれば良かったのに、というべきか(笑)。
まあ、おそらくフィッカデンティ監督としても、自分のこだわりを多少犠牲にしても今の高温多湿の気候には合わせざるを得ないのだろう。これまで避けていた米本のボランチ起用や羽生・三田という「ダブルダイナモ」の両サイドハーフ起用はその表れかと。この監督らしい現実主義、なのかな。
つーか、いずれにせよこの試合、最終的に勝敗の帰趨を決めたのは前田遼一の「覚醒」であった。FWとしての個人技や強さを如何なく発揮しての2ゴール。太田+森重のセットプレーで先制して相手が前に出てくるやりやすいシチュエーションだったとはいえ、非常に印象的な活躍だった。
DF2人に詰められながら強引にその間を割った1点目も素晴らしかったけど、2点目(チーム3点目)は出足良いフォアチェックもさることながら、GKと一対一になってからの落ち着きぶりと巧みなボールさばきが見事だった。さすがは元得点王!というか、いよいよ本領発揮の時期である。
正直シーズン当初は「なんで獲ったの?」という感じだったのだが、いざ夏の移籍で武藤がいなくなってみると、ああ、獲っておいてよかったな、と。ファンとは勝手なものである(笑)。とにかくポスト武藤の得点パターン構築には欠かせない選手なので、このまま調子を上げていってほしい。
あ、あと、ファンとして萌えたのは、後半の徳永の「ドリブル突破80m」のシーンだろうか。いや、なんか最近太田(のクロス)ばっかり目立ってるけど、やっぱり俺は徳永の突進も見たいのよ、という。1試合に1回でも2回でもああいうプレーをしてくれると、絶対相手は対応しづらくなるよな。あれでシュートまで決まってたらきっと叫んでいたと思う。
ということで、今のチームにとっては思い通りの快勝(金久保のシュートをブロックできれば文句なしだったが)。東アジア選手権開催による中断で次のリーグ戦は2週間先になってしまうけれど、その間のドイツ遠征も含めてチームがどのように変わって(強くなって)くれるのか、これでまた楽しみになった。いや、よかった。年間順位も再び3位に浮上。浦和も射程圏に入ってきたぞ!!
[付記]
最後にちょっとだけ。本ブログ、ただでさえ最近更新ペースが鈍っていたところですが、本業多忙のためちょっとだけお休みさせていただきたいと思います。どうやら8月は観戦できる東京の試合はなさそうだし。おそらく来月下旬のラグビー日本代表テストマッチ(ウルグアイ戦)あたりからまた更新を再開……できればいいなあ(笑)。いつぞやのように1年も間が空くことはない(と思いたい)です。
まあ、ちょっとした夏休み、ということで。
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