●大団円じゃーん ('09ツール・ド・フランス第18~第21ステージ)
優勝候補のど本命がリードを保ったまま終盤戦に突入したツール・ド・フランス。果たしてコンタドールがそのまま盤石の強さで最後まで走りきるのか、ランスは表彰台に上れるのか、シュレク兄弟はアスタナの牙城を崩せるのか、別府や新城は最後の見せ場を作れるのか、そしてカヴェンディッシュはシャンゼリゼでモーモーに一矢を報いることができるのか……etc。個人的には、これほどまでに楽しく観られるツールは初めてであった。ドキドキワクワク。
第18ステージは40.5kmの個人タイムトライアル。放送開始前に新城も別府も、さらにはぶっちぎりのタイムを叩き出したカンチェラーラも走り終わってしまうJSPORTS的に苦しい展開(笑)。総合争いの中ではアンディ・シュレクが健闘して2位に踏ん張り、その座を脅かすと思われていたアームストロング・ウィギンス・クレーデンはいずれも伸び悩んで表彰台争いは団子レースの様相を呈してきた。やはりモンバントゥーはガチの勝負レースになるか。