●ばかしあい上等、ってか (FC東京×ジュビロ磐田)
昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第27節。FC東京 3-2 ジュビロ磐田。夏の間もやもやとした戦いぶりが続き、順位もすっかり真ん中あたりに落ち着いてしまった我らが東京。今回は比較的相性の良い相手だけに、11月のナビスコ決勝と「その後」に向けてきっかけをつかみたいところであった。試合は、双方のミスが結果的にスリリングなシーソーゲームへつながり、終了間際に出たエース赤嶺の復活弾で東京がバカ試合撃ち合いを制した。
前半の磐田は攻撃的MFに西・村井とドリブラーを起用し、SBは攻撃参加を控える「アウェイ仕様」のサッカー。前田とイ・グノへ放り込む単調な攻撃が多く、今野とブルーノが着実にはね返す。一方の東京はパスをつないで攻め込もうとするが、磐田の厚い守備網に引っかかってなかなか前へ進めない。序盤は「何もない」まま時間が過ぎていった。14分、磐田は右からアーリークロス、イが権田に競りかけて落とし、前田がヘッダーで狙うもポスト右を抜けた。