●踏み切り板はどこだ (ガンバ大阪×FC東京 テレビ観戦)
J1第8節は、またもスカパー!でテレビ観戦(GWのホーム試合、少なっ)。ガンバ大阪 4-2 FC東京。ACLグループリーグと掛け持ちの過密日程に苦しむガンバのホーム万博に、前節大分で劇的な「サヨナラ勝ち」を収めた東京が乗り込んだ一戦。試合は、ガンバが幸運な先取点から巧みな試合運びを見せ、自慢の外国人アタッカーが爆発して4得点。東京は終盤に2点を返すにとどまり、またも強豪相手に力不足を実感する結果となってしまった。
東京は前節に引き続いてウイングに石川・カボレを並べる4-3-3の布陣。対するガンバはレアンドロ・チョ・ルーカスが今季初めてそろい踏みするメンバーでスタート。落ち着いた守備から細やかなパスワークで攻めるガンバに対し、東京はSBと守備的MFが上がりをひかえ、3トップ+梶山で逆襲の機会をうかがう形。上位争いに加われるか微妙な順位にいる双方にとって是が非でも勝ちたい一戦だけに、緊迫感が伝わってくる序盤となった。
19分、ガンバが先制。右サイドから入れた佐々木のクロスが立ちふさがる羽生の頭に当たり、絶妙の軌道を描いたボールは権田の頭を越してゴールイン。不運としか言いようのない失点である。0-1。これでガンバはリズムが良くなり、動揺する東京は退却意識が過剰になって守備ブロックが弛緩。レアンドロのミドルシュートはポストに弾かれたものの、25分、チョ・レアンドロとのパス交換から仕掛けたルーカスが佐原を抜き去ってゴール右上にゲット。0-2。