2007年06月27日

●人がサポーターとなる時 (川崎フロンターレ×ジュビロ磐田)


土曜の昼は等々力でJ1第17節。川崎フロンターレ 2-3 ジュビロ磐田。4連続引き分け中の川崎が復調著しい磐田をホームに迎えた一戦。開始早々セットプレーから先制した磐田に対して川崎がジュニーニョのごぼう抜きドリブルシュートで追いつく展開。後半立ち上がりに磐田が鋭い速攻から2点を奪い、その後は川崎が反撃するものの中村憲剛の直接FKの1点のみにとどまって試合終了。スピーディーな攻め合いが続く好ゲームだった。


ジュビロにとって、やはり前田遼一の復帰は大きいようだ。柔らかい足下と巧みなポジショニングで攻撃に変化をつけ、寺田を欠く川崎DFを翻弄。2得点を挙げて勝利の立役者となった。彼自身の活躍にとどまらず、チームの攻撃全体を目に見えて活性化させているのがすごい。彼のような「前の見える」選手が前線にいると攻撃の引き出しがぐっと増え、味方も確信を持って仕掛けることができる。磐田はリーグ戦で面白い存在になってきつつある。

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2007年06月24日

●murataさんの脳内イメージ

今さらながら「脳内メーカー」(アクセス集中により現在つながりづらし)より、村田陽二の脳内

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……うーむ、なるほど。悩みと空虚さがほとんど、か。ガンバ戦大敗後の心境にぴったり(笑)。

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2007年06月21日

●センチメンタルな旅(仙台編)

先週の土曜日はラグビー日本代表を応援するため、日帰りで仙台遠征。仙台の地を踏むのは2002年に仙台スタジアム(現・ユアテックスタジアム)で東京×仙台戦を観戦して以来だから、5年ぶりになるのか。



到着後、まずは新幹線の改札を出てすぐのところにある「伊達の牛たん」で昼メシ。僕は「大麦牛極上芯たん定食」と牛タンシチューのハーフ、カミさんは「極厚牛たん芯たん定食」。何のひねりもない感想で恐縮だが、美味かった。ぶ厚くて肉汁がジュワッとしみ出て……どちらの定食も数量限定なのは(そして1500円以上するのは)、それこそ伊達じゃなかった。適度に弾力があって柔らかすぎないのも、定食としては良かったか。

そういやこの店は5年前の試合後、帰りの新幹線に乗る時に前を通りがかったんだけど、「もしや選手が食べてたりしないよな」とか冗談を言ってたら、ホントに由紀彦と小峯がカウンターで並んで食事してたんだよな(笑)。その後店を出た小峯がキヨスクでコーラを買っていたり由紀彦が女性ファンにサインをせがまれたりしていたのも、今となっては懐かしい光景だ。

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2007年06月19日

●ジャーンのコントにヤラれた(笑)

日曜日の昼過ぎ、味スタへ出かける前。

支度をしながらスカパー!でJ2湘南×鳥栖戦をチラチラ観ていたら、恒例の「ハーフタイムホームチーム応援コーナー」の中で、湘南の誇るブラジル人コンビ、ジャーンとアジエルのVTRコントが突然始まった。東京×浦和戦のキックオフ時間が気になりつつも、画面に釘付けになってしまった俺(笑)。


(以下、うろ覚えながらも文字で再現)

会議室(?)でテーブルを挟んで向かい合う2人。アジエルは何やら難しい顔をしている。と、すると、ジャーンが満面の笑みを浮かべ、テーブルの下から何やらスナック菓子のようなものの載った皿を取り出した。

  「コレハ、ナンデショ~~カ!?」

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2007年06月13日

●サッカー選手ははかない……のか?

欧州サッカーのシーズンも終わりということで、e2byスカパー!のセットを変更し、新たに「Jリーグセレクション」と契約してみた。これ、いいね。J1・J2の全試合を主に生中継で放送、しかも2試合程度はハイビジョン放送。スカパー!自前の中継映像ではインタビューやデータの提供が実に充実しており、実況アナも倉敷・八塚・西岡の各氏をはじめ実力派揃い。

そんな環境が整ったせいで、先週末はすっかりサッカー中継漬けになってしまった。スコアレスに憮然とするノブリン。どう見ても風貌がヤクザな平本&山田の奮闘。ジュニーニョの逆襲速攻と鄭のバック転。93分に高橋大輔がサポーターの目の前で決めた、魂のミドルシュート。甲府の守備を翻弄する前田遼一の技巧。そして東京ファン狂喜の規郎・憂太大活躍。惜しくも勝ちを逃したなでしこの日韓戦もあったな。ホント、盛りだくさんだった。

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2007年06月07日

●勝因と、『敗因と』 (後編)

前編から続く)
 
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では、なぜ日本は一つになれなかったのか、というのがこの本の主題である。ここは人によってはすっきりとしない部分だろう。金子さんは反トルシエ・ジーコ監督推進の立場だった人で、今回はその総括を期待した読者も多かったはず。が、結局ジーコへの批判は巧みに回避され、「原因は、一つではない」という言葉が登場する巻末部分はどうも不明瞭な印象だ。唯一示されるのは「ドイツ大会の日本には「目標」が欠けていた」という指摘のみ……。


だが、実はこの結論(?)はいいところを突いているのでは、と思う。昔から、代表における対立自体は珍しくない。アトランタの時も、岡田時代も、「トルシエジャパン」においても、選手同士、あるいは監督と選手の衝突はあった。だが、それが致命傷にならず大きな成果を挙げることができたのは、やはり「28年ぶりの五輪出場」「初のW杯出場」「開催国として義務付けられた決勝ラウンド進出」といった、皆が共有できる明確な目標があったからだろう。

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2007年06月05日

●勝因と、『敗因と』 (前編)


日曜の夜は、国立競技場で女子サッカー北京五輪最終予選を観戦。日本代表 6-1 韓国代表。事前には接戦も予想されていた「グループA最大のライバル」との対戦は、意外や意外、一方的な展開に。怒涛の攻撃で6点を奪ったなでしこジャパンが予選突破をほぼ確実にする勝点3を獲得。スコア的にも内容的にも文句のつけようがない、胸のすくような快勝だった。


日本のプレーはとにかく「素晴らしい」の一言。宮本を起点にパスをつないで攻撃を組み立て、スペースが空いたとみるやサイドチェンジやオーバーラップを繰り出す。そしてボックス付近では明確な意図をもったクロスと荒川・澤らのドリブル勝負。バリエーションの豊富さとテンポの良さ、さらに決定的プレーの精度に圧倒され、韓国はほとんど何もできなかった。観客としても最高に面白いサッカー。今まで観た「なでしこ」の中でも一番かもしれない。

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