2011年03月06日

●俺たちは還ってきた(笑) (FC東京×サガン鳥栖)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ2開幕戦。FC東京 1−0 サガン鳥栖。さあいよいよ心待ちにしていた(といっても別に2部に落ちたかったわけではないけど)リーグ開幕、初戦の相手が「オリジナルJ2メンバー10チームの中で唯一J1昇格経験のない」鳥栖というのも「日程くん」の粋な配慮(?)と言うべきか。試合はいかにもJ2らしい地味な内容となったが、新加入選手の活躍で後半主導権を奪った東京が、最小得点ながらも無事に勝利を収めた。
 
 
快晴に恵まれた味スタには2万1千余りのファン・サポーターが詰めかけた。相手がサガンということを考えれば、この入りにチーム関係者はさぞかしホッとしたことだろう。試合前には「味の素スタジアム開業10周年」と銘打って、東京スカパラダイスオーケストラのライブが行われた。曲は文句なしに良かったけど、横で観ていた東すか編集長が「大変申し訳ございません!2部の試合なんかに来ていただいて!!」と叫んだのを聞いて思わず失笑。ははは。

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2011年03月03日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(後編)

というわけで、3夜連続(こんな更新頻度、少なくとも当分の間はあり得ないな……)のプレビューも最終回。今回はシーズンのスケジュール、FC東京のチームとしての目標とライバル、そして最後に僕が個人的に求めるものについて書いてみようか。
 
 
[スケジュールについて]

今シーズンのJ2は20チームのホーム&アウェーで行われるため、東京が戦うのは38試合となる。数年前のように40数試合もこなさなければならない訳ではなく、GWを除けばほぼ1週間に1試合のペース。これはJ2慣れしていないチームにとってはありがたいというか、昨季までのようにどこかで過密日程に悩まされる、というのはおそらくないのではなかろうか。ちなみに12年前のJ2は、10チームがホーム&アウェーを2回繰り返す方式(36試合)だった。

よって、東京にとって大敵となるのは、日程そのものよりも慣れぬ対戦相手と遠征先、そしてA代表・U22代表との日程重複となるだろう。東京は戦力的に「優勝候補」との呼び声も高いため、多くのチームから厳しいマークに遭うのは避け難い。また、北海道から九州(4チーム!)まで移動しなければならないのもストレスになる。加えて優れたタレントを有するがゆえに、主力をたびたび代表へ拠出しなければならないジレンマ。タフな戦いになるのは間違いない。

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2011年03月02日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(中編)

FC東京のシーズンプレビューの第2回は、前回に引き続いて2011年の布陣を見ることにしよう。今日は中盤~前線の選手である。DF陣だけでも「おいおいこんなに使えないだろ!」とツッコミを入れたくなるメンツ(ノースを本当に獲得したらなおさら)ではあったが、攻撃の選手はそれどころではない顔ぶれとなった。
 
 
[MF]

松下が仙台、幸野が大分、平出が富山へレンタル移籍……といっても10代の2人は出場機会がほとんどなく、松下もポテンシャルを発揮できていない状態だったのでダメージは少ない。それよりも石川・羽生・梶山・米本といった主力を残留させることに成功し、加えて千葉から曲者・谷澤を、横浜FCからホベルトを、札幌から上里を獲得。大竹、田邉、中村北斗も競争に加わっており、水戸からは下田も戻ってきた。冗談抜きで「2チーム作れる」だけの駒揃えである。

注目は、まずは谷澤。前々回のエントリーでも書いたが、バランスのとれた高い能力を持っている上に、「どくさいスイッチ」の件を持ち出すまでもなく相手チームにイヤ~な感じを与えられる選手であるのが頼もしい。つーか、面白いことになりそうだな、と(笑)。これまで東京というチームは馬場・大竹を除けば「いかにも攻撃的MFっぽい選手」がやや少なかった(由紀彦は微妙かな)ように思うので、そういう意味でも楽しみである。まだ10番はやらんけどな!

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2011年03月01日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(前編)

はい。というわけで、プライベートの方が(ちょっとだけ)落ち着いてきたので、久しぶりにブログの更新なんぞしてみようかと。皆さまお久しぶりでございます。
 
 
西京極における衝撃(いや、虚脱、だったかな)のJ2降格決定から約3ヶ月、気がつけば2011年Jリーグの、つまり僕たちのFC東京のシーズン開幕まであとわずか4日と迫っているのであった。キャンプもプレシーズンマッチも現地で観ていない僕があれこれ書くのも気が引けるんだけど、ここらで少しは頭の中を整理しておかないと、いざ始まって観戦記を書こうとした時に困りそうな気もするので、今週のうちにプレビュー的なものをしておこうっつーことで。
 
とりあえず今回は、今シーズンの東京の布陣を見てみることにしよう。
 
  
[GK]

まずは最後方のポジション。権田・塩田の2枚看板は残留し、阿部が移籍して廣永がレンタルから復帰、さらにザスパから常澤を獲得した。メンツ的には全く不安がないのだが、気がかりなのは権田がU22代表としてロンドン五輪予選に参加し、リーグ戦数試合を欠場する可能性が大きいこと。いや、場合によってはA代表の一員として7月のコパ・アメリカに帯同することになるかもしれない。そこでモノを言ってくるのが、言うまでもなく塩田仁史の存在である。

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