● 足りないものは何だろう(FC東京×湘南ベルマーレ)
FC東京 1−2 湘南ベルマーレ (J1第31節 味の素スタジアム)
僕がラグビーに入れ込んでいる間も(笑)東京はゼロウノウノゼロウノゼロと勝点を重ね、年間総合・2ndステージともに3位の好位置につけたまま早くも残り4試合。9位湘南と対戦した今節は、優勝を狙うならば決して負けられない一戦だったが、少ない決定機をものにされて悔しい敗戦となってしまった。
前半の立ち上がりは東京の組織守備が機能。湘南の攻撃を分断し、珍しくボールを支配する展開となった。一方攻撃の方は、湘南の逆襲速攻を警戒してかパスで中盤を組み立てることはほとんどなく、バーンズや前田を狙う縦の浮き球を多用。こぼれ球からクロスを入れる場面は幾つかあるも、湘南DFの素早い寄せもあってなかなかシュートに持ち込めない。ともにチャンスの少ない地味なムードで試合が進んでいった。
22分、菊池と接触した場面で森重が太ももを負傷。プレーを続行するも次第に守備の粗が目立ちだし、湘南ペースとなっていく。36分、転倒した森重と入れ替わってキリノがボックスへ突入した場面は、丸山が懸命のカバーで防ぐ。39分には湘南のショートコーナーのクロスに菊池俊介がダイビングヘッドで合わせるも、左に外れ。東京は集中力を欠いたプレーも出るようになり、何とか0-0で終えたいところだったが……。