2015年10月04日

●山田飛び、サモアに完勝 (日本代表×サモア代表)


日本代表 26−5 サモア代表 (ラグビーワールドカップ2015 プールB第3戦)

プール戦も佳境に差し掛ってきた3試合目。世界のラグビーファンを驚かせた南アフリカ戦、失意のスコットランド戦と1勝1敗の日本は、世界最強クラスの打撃力を誇るサモアとの対戦。色々な意味で正念場の一戦と思われたが、南ア戦を思い起こさせる素晴らしい戦いぶりでまたも下馬評を覆す勝利をつかんだ。


思わぬ完勝、というか。

試合は序盤から日本ペースとなった。中9日で回復した日本は守っては粘り強く網を張ってサモアに大きなゲインを許さず、攻めてはお得意の連続攻撃でじわじわと押し込んでいく。開始早々に五郎丸がPGを決め、さらにゴール前まで攻め込むとサモアがラフプレー2発でたて続けにシンビン。数的優位の時間帯に南ア戦を想起させる強気の攻めが功を奏し、24分にはスクラムで押し込んでペナルティトライを奪った。10-0。

サモアも15人に戻ってからはパワフルな近場の連続攻撃で日本の防御を崩しにかかるが、畠山やホラニの素晴らしいタックルにノックオンを連発し、流れを変えられない。そして五郎丸のPGで3点を追加した日本はさらに41分、ゴール前でのしつこい連続展開から畠山が右隅に走り込む山田へラストパス。山田はサモアDFのタックルを受けるも鋭いスピンで振り切り、ジャンプ一番右隅へ飛び込んだ。20-0でハーフタイムへ。

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