2015年10月12日

● 終わりよければ何とやら!(日本代表×アメリカ代表)


日本代表 28−18 アメリカ代表 (ラグビーワールドカップ2015 プールB第4戦)

早いもので、もうプール最終戦。我らがジャパンにとっては、前日にサモアがスコットランドに惜敗して決勝ラウンド進出の望みは絶たれていたものの、過去最高の成績を収めている大会だけに下手な幕切れはできない一戦であった。結果は、米国の激しいラグビーに苦戦しながらも、3つのトライで見事な勝利。


苦しい戦いだった。

前半、今大会まだ勝ち星のないアメリカは、粗いながらも速く浅く前に出る攻守で日本を苦しめる。キックオフから前がかりに押し込んで5分にマッギンティのPGで0-3。しかし日本も弾丸のような米国BKの突進を粘り強いタックルで受け止めて反撃。7分、DFの間を突いた小野の快走でゴール前へ迫り、速い左展開で巧みにリーチ→堀江→松島とつないで左隅へトライ。五郎丸がコンバージョンも決めて7-3。

その後もタイトな攻防は続き、24分、今度はアメリカが速い横展開を見せて右WTBングウェニアがトライ。7-8。だが、日本は直後のキックオフで藤田が勘の良いポジショニングでボールを確保し、FWの連続突進からモール、最後は藤田が勢い良く飛び込んで14-8。さらに33分には五郎丸が40m超のロング PGを撃ち抜いて17-8。終了間際の日本ゴール前のピンチもしっかり防いで、12点のリードで前半を終えた。

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