●そしていざ、ワールドカップへ (日本代表×ウルグアイ代表)
昨日の晩は、雨上がりの秩父宮ラグビー場へ。日本代表 40−0 ウルグアイ代表 (リポビタンDチャレンジカップ)。日本代表のワールドカップ前最後の国内テストマッチは、同じW杯出場国のウルグアイを相手に、福岡での第1戦に引き続いて危なげない快勝。壮行試合としては最高の結果となった。
この日のジャパンは序盤から安定感のあるプレーぶりで、持ち前の速いパス攻撃にDF裏を狙うキックやWTBを走らせるキックパスなどを織り交ぜながら攻めたてる。4分、小野のキックパスで福岡がラインブレイクした場面、フォローするマレ・サウをSHオルマエチェアが引き倒してしまいシンビン。日本はこのチャンスを逃さず、12分にFWの突進から右サイドに細かくつなぎ、五郎丸がDFの間を突いてトライした。7-0。
続く15分、ツイの豪快な突破から松島が快走し、最後は田中が中央へ飛び込む小野にラストパスを通して電光石火のトライ。五郎丸がコンバージョンを確実に決めて14-0とした。さらに25分にも近場のパスで飛び出した福岡が快足を飛ばして大きくゲインし、ラックの早い球出しからブロードハーストが豪快にDFを突き破って左隅にトライ。驚くべき正確性を見せる五郎丸のキックがまたも決まって21-0で前半終了となった。
後半も日本の優勢が続く。まず44分にゴール前で大きく右展開、五郎丸が巧みなチップパスを通して松島が右隅を抜けた。難しいキックを決め続ける五郎丸に大歓声が沸いて28-0。続いて50分、連続攻撃から敵味方がひしめく状況で松島が細かいステップでゴールに迫り、最後はツイが飛び込んでトライ。33-0。ウルグアイは時折ミスを突く形で日本陣に入るも、日本のカバーディフェンスを振り切れずに得点には至らない。