2015年05月24日

●なあに、まだまだ (FC東京×名古屋グランパス)

FC東京 0−1 名古屋グランパス (J1第13節 味の素スタジアム)

鹿島戦の敗戦に引き続いて浦和にも完敗を喫し、残念ながら優勝争いからは一歩後退した感のあるFC東京。しかし息つく暇もなく試合は続き、今節は水曜のナビスコ甲府戦に引き続いてホーム味スタで名古屋との対戦であった。


中央縦のラインにノヴァコヴィッチ・ダニルソン・闘莉王が並び、永井と矢野がワイドに張る3-4-2-1の名古屋に対して、この日の東京は梶山と高橋のダブルボランチで武藤と米本が左右に開き、前田が1トップに入る4-2-3-1の布陣で臨んだ。いきなり2分、太田のクロスに飛び込んだ米本のヘッダーがバーを越える。東京は梶山を中心によくパスをつないでペースを握っていく。6分にも河野がボックス内でシュートの場面。

東京は守ってもいつもより前目から囲い込む守備が効果的で、永井と矢野も封じ込めて名古屋にチャンスを作らせない。22分には太田のFKに合わせた森重のヘッダーが楢崎の正面を突き、32分にもFKで太田のクロスに前田が DFと競りながら合わせるが、これもバーの上。名古屋はようやく39分にCKを獲得し、ファーサイドに上手く入った小屋松がシュートするも権田が反応良く防いだ。0-0で前半終了。


後半頭に名古屋は川又を投入するも、東京優勢は変わらない。48分、武藤の強烈なミドルシュートを楢崎が横っ跳びで弾き出す。50分には米本がDFをかわして決定的なクロスを入れるが、河野のシュートは枠をとらえられず。押し込み続ける東京だが、得点には至らない。59分、名古屋の中盤守備の要のダニルソンが負傷退場。69分には太田の低く速いクロスに武藤がタイミングよく飛び出すも、シュートはミートしきれず。

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