●逆転勝利サイコー!! (FC東京×川崎フロンターレ)
FC東京 2−1 川崎フロンターレ (J1第9節 味の素スタジアム)
「ウノゼロ」でしぶとく勝ち星を重ね、首位浦和から勝点3差の好位につけている我らが東京。今節の川崎戦=第25回多摩川クラシコは、優勝争い生き残りをかけた上位同士の対戦である。4万2千観衆で膨れ上がる味の素スタジアムで生観戦した。
キックオフ。東京は昨年の対戦で中村憲剛と大島にパスを回されまくって完敗した反省からか、MFがいつも以上に横方向を締めにかかるのに加え、FWに機動力のある選手を並べて前目からプレッシャーをかけていく。これが効を奏し、序盤はほとんど川崎にチャンスを作らせない。が、攻めてはボールを奪ってからの展開が淡白で、前に急ぐわりにはシュートへ持ち込めない。やや地味な攻防が続いた。
突然均衡が破れたのは21分。左サイドのFKで憲剛がファーに巻くボールを蹴ると、フリーで飛び出した大久保があっさり頭でゲットした。カズの得点記録を破る通算140得点を祝い、メインスタンドに座る我々の目の前でぎこちないダンスを披露する大久保(笑)。まあ、東京のセットプレー守備についてもそろそろ研究されてきているのだろう。0-1。
そこからは川崎が浮き足立った東京守備陣の間をスイスイっとパスを通してチャンスを作るようになり、恐れていた展開に。29分、右サイドからボックスへ突入した船山が撃ったスライディングシュートは右に外れ。34分、左サイドのFKから先制点の場面と同じ形で今度は小林が飛び出してシュートするが、これはポストわずか左を抜けてくれた。その他何度かあったピンチも何とかしのぎ、1点差で後半へ。