7月31日(月)
昼前まで寝る。一日中ボーッとした感じ。
7月30日(日)
嫌なことはとっとと忘れて(笑)、この日はミナミ見物。地下鉄でなんばまで出て、お約束の道頓堀に直行。グリコの巨大看板(隣に雪印の看板があるのがポイント高し)、戎橋、かに道楽の看板、くいだおれ人形の前で記念撮影。我ながらミーハーである。昼飯は、『神座(かむくら)』のラーメン。これが実に美味かった!!しょうゆベースのスープだが、麺を茹でている間スープにバラ肉・白菜の芯(あく取り?)を放り込んで煮込んでいるため、豚肉の旨味が実に濃厚な味を醸し出している。大学時代に関西出身の友人が「東京のラーメンは薄くて…」とこぼしていたのを思い出す。こういう意味だったのか!
午後になって心斎橋・アメリカ村の辺りを散歩。ミナミは全体的に商店街が果てしなく続いている感じだ。アメリカ村はちょっと原宿っぽくて肌に合わず、早々に退散。日曜日のせいもあってどこへ行っても人混みだが、同じ人混みでも東京の山手線沿線より活気に溢れている感じなのはなぜ?
その後なんば駅南側の電気街、ジュンク堂、大阪球場跡、ハードロックカフェなどをのぞいた後、道頓堀に戻って『本家大たこ』に行列してたこ焼きを食べる。まあうまかったのだが、それよりも気になったのはすぐ隣に「元祖」の看板を掲げたたこ焼き屋があったことだ(こちらはがらがら)。渋谷ハンズ前の「京たこ」「京風たこ焼き」と同じ状況なのだろうか?
夕方新大阪駅で土産に関西限定版『パックンチョ』と『551蓬莱』の豚まんを買い、さらに夕飯に鰻弁当(ちょうど土用の丑の日だった。関西風はご飯全体に味が付いているんですね)を買い込んで「のぞみ」へ乗車、2時間半で帰京。さすがに疲れて、10時間以上も眠りこける。
7月29日(土)
土・日1泊で大阪旅行の強行軍。主目的はもちろんFC東京のガンバに対するリベンジ(予定)を見届けることだ。
10時発の「のぞみ」で東京から新大阪へ。12時半頃到着して大阪駅構内のホテルグランヴィアにチェック・イン。昼飯はホテルの目の前、阪神デパートの地下でいか焼きを食す。「いかやき」と「デラバン」と「和風デラ」の3種があった(「デラバン」で170円。安い!ちなみに、「デラ」とはデラックスの意か?)ので一つずつ試してみる。素朴なうまさだが、ちと味が薄いかな?食後、同百貨店内にあるタイガースショップへ。人の多さにびっくり。やっぱりナニワの方々は阪神でっか。隣のコーナーにあった森島グッズなど見向きもされていない(涙)。新庄・坪井が人気どころのようで、ブロマイドなどもちゃんと売れている。タイガースのユニフォームをきたキティちゃんまであった。店頭の大きなだるま(もちろん黄色)に片目も入っていないのは、ハナから優勝を期待していないということか?
その後猛暑の中、周囲を散策。キタの街は高層ビルが並び、大通りはとてもきれいだ。大阪らしからぬ、と言ったら怒られるだろうか。ただ、宝くじ売り場が異様な熱気であったのはちょっと気になった。
夕方、おやつ代わりに梅田阪急三番街の地下『ぶぶ亭』で明石焼きを食べた。明石焼きとたこ焼き一つずつを二人で食べたのだが、隣の席のカップルを見ると、明石焼きのうちの半分にたこ焼き用ソースを塗りたくって食べている。なーんだ、たこ焼きの意味ないじゃーん。まあ、うまいことはうまかったのだが、何か釈然としない(笑)。店を出た後、阪急電車で南茨木まで出てモノレールに乗り継ぎ。万博公園(古ぼけた「太陽の塔」が印象的)でさらに乗り継いで公園東口駅前の万博競技場へ到着。その後のことは…あまり覚えておりませぬ(涙)。ガンバ大阪 2(V)ー1 FC東京。詳しくは後日観戦記で。
ぐったりとした足取りで電車を乗り継ぎ、何とか再び梅田まで出、寿司を買ってホテルで遅い夕食。ビール飲んで、ふてくされて寝た。ベットに入る直前に見た『速報J2』で札幌が浦和に快勝したのを見たのが救いではあった。
7月28日(金)
青学出身の天才SO岩淵健輔、イングランド1部リーグへ移籍。ここ2年ほど、自分は才気溢れるプレーヤーだったくせにフレアやスピードよりもサイズ・堅実さを重視する平尾監督によって干されていたので大変心配していたのだが、いやあ良かった。ぜひ活躍してジャパニーズ・フレアの輝きを世界に知らしめて欲しい。あとは日本代表への早期復帰も期待(平尾が首にならない限りダメかな?)。SO岩淵にCTB難波、WTB大畑、FB栗原ともなれば、これは凄いことになるぞ。
7月27日(木)
「教育改革国民会議」の報告書、馬鹿すぎ。しかしこんな馬鹿げたことを言う人たちがいわゆる「偉い人」とされている世の中であると考えると、背筋が薄ら寒くもなってくるね。ま、感想はこちらで。
7月26日(水)
東京、やっぱりまだ強豪じゃなかった(笑)。FC東京 1−2 サンフレッチェ広島。ホームでサンフレッチェのカウンター攻撃に完敗。先制されてあんだけ浮き足立っちゃ勝てないよな。まあ、劣勢をはね返すだけの実力がまだないと言うことなんだろう。
今日一番不満だったのは大熊さんの選手交代だ。浅利のアクシデントの後、ともに球離れの遅い小池と喜名が縦に並ぶことでリズムが狂ったのはまだ仕方ないとしても、後半の頭から由紀彦を下げて神野を投入したのはどういうことなんだろう。2点リードしてゴール前を固めてくることが分かり切っている相手に対してサイドアタッカー兼プレースキッカーを下げるとは…。あの時点で試合の帰趨はだいたい見えた。おまけに、神野が頭に入ってアマラオが中盤まで下がったおかげでアマのばてが加速、最後はほとんどジョッグさえ困難そうな状態に見えた。小林が入って左右の揺さぶりが復活(だいたい、組み立て役の喜名自体が縦のキラーパスよりサイドへの散らしが得意な選手なんだから)してからやや活路が開けただけに、失った時間・人材がいかにも惜しかった。あと、なぜ増田にそれほどこだわる?
頼みのツゥットも今回は良くなかった。特に終盤はしびれを切らしたのか視野の狭いプレイを連発、強引なドリブルはしばしばチャンスを生み出したものの、攻撃が中央に偏っていく一つの原因になった。左サイドでは小林が常にどフリーだったのに…。前半、鮮やかなドリブルからシュートまで持ち込んだ喜名を「俺によこせ!」と怒鳴りつけていた傲慢な姿も印象に残った。君はいつから「王様」になったのか?ついでに言うと、ツゥットとともに喜名に対して不満げだった由紀彦君、そんなポーズとってないですぐにコーナーキック蹴りに行きなよ。ああ、負けた時はいやな部分ばかり目に付くなあ。
サンフレッチェは相変わらず負けにくい「しっかり守ってカウンター」のサッカー。1stステージのヴィッセルもそうだが、こういうチームは2部に落ちない。その中で、抜群の身体能力を生かして何がなんでもシュートに持っていく久保の能力・姿勢は一見の価値があるね。
7月25日(火)
ここのところ5連勝と絶好調のFC東京だが、サポーター関連のWeb上では何やら不穏な空気というかギクシャクした雰囲気というか、良からぬ感じが広がっている。JFL時代からのサポーターが最近加わったサポーター達に感じる違和感というのは相当なものがありそうだ。いろいろと議論が起こるのは結構なのだが、うまく「ガス抜き」しないと今にゴール裏でもめ事でも起こるのではないかとさえ心配になってくる。
まあ、1stステージ最終節等々力での試合前の金魚のフン大移動の話なんか確かによろしくない光景だとは思うし(ただ、自他共に認めるコアなサポーター達が「お前らついてくるな」って言っていいのかどうかは少々疑問)、観戦よりも応援コールの合唱が自己目的化している状態が一部にあるとすればやはり不健全だと思う。スタジアムでの自分にふさわしい定位置(例えば僕なら、バックスタンドで座って)を見つけるのが最も大事なんだろうとも思う。ただ、JFL時代からチームを支えたサポーターがそれを誇りに思うのは結構なのだが、少々行きすぎて傲慢に思えることがないでもない。特に僕は東京の応援を始めたのが昨年からだから、最近応援を始めた人間を全て「東京というチームが好きなのではなく、Jリーグだから応援しているのだろう」とひとくくりにして非難するような物言いには結構傷ついたりする。もちろん「J1だから関心を持つ(下位リーグならどうでも良い)」という人もいるだろうが、それはそれで一つのポリシーであってかまわないと思うし(くそ村上龍のような過度のスノビズム・浦和レッズ的な下位リーグ蔑視は論外だが)、それ以前に「JFL時代にも知っていたら好きになっただろうけど、情報の少なさゆえに東京の魅力を知りえなかった」という人も結構たくさんいるのではないかと思うのだな。僕もおととし初めて西が丘で東ガスの試合を見たとき、「何でもっと早くこの楽しみを知らなかったのか!」と思ったもんね。だから思い入れの裏返しでで感情的に最近のサポーターを非難するのではなく、スタジアムでのよからぬ振る舞い(自分のスタイルにふさわしい居場所を考察せずゴール裏に殺到する連中とか、外したブーイングや野次で雰囲気を悪くする連中とか)を個別具体的に、粘り強く指摘することが必要ではないだろうか。それも、「今までの東京サポーターの作法に外れるものは全てダメ」という視点ではなく。
少なくとも、「最近のサポーターはサッカー知らない」とか今のうちから「どーせお前ら今にこなくなるだろ、2部に落ちたらこなくなるだろ!!」などという物言いはしない方が良いと思うのだ。そういうこと言うと2部に落ちる前から来なくなっちゃうぞ。啓蒙ってのは、そういうものじゃないでしょ。せっかくたくさん来るようになったお客さんを過度のこだわりで拒んでしまってはあまりにもったいない。短期間で急に募った思いだから長続きしない、とは限らないだろうとも思う。ビッグクラブになっていく過程でサポーター・ファン層の全体としての変質は避けがたいのだから(江戸川・西が丘の雰囲気をそのまま東スタに持ち込むのは無理)、コアな部分を守りつつ共存しなきゃ。
ここらへんは、いずれコラムの方できちんとまとめたい。
『ラグビーマガジン』9月号。泥沼のジャパンについて、上田昭夫と宿沢広明が提言する選手起用が似通っているのは興味深い。特に宿沢さんの構想(岩淵のインサイドセンター?)は現実化したものを是非とも見てみたいぞ。どうせ平尾には無理だろうけど。そう、俺は岩淵や淵上や村田亙や月田が見たいんだよ!!
7月24日(月)
タイガー・ウッズ、全米プロ優勝。ニクラウス以来のメジャー4大会グランド・スラムを史上最年少で達成。しかも4大会のうちマズターズ・全米オープン・全英オープンに関しては史上最小スコアのおまけ付き。最終日は8番ホールまでチャンスを外し続け、2位のデュバルに3打差まで詰め寄られる嫌な展開。しかし勝負所で必ずMAXの力を見せるのがこの男の凄いところ。9番から12番までで3バーディを奪い、追いすがるデュバルを突き放した。24歳でこんなことやり遂げちゃって、あと何十年もの競技生活がどうなるのか、かえって心配になってくるよ。
昼間ダラダラとNHK『昼時にっぽん列島』を見ていたら、レポーターが新田恵利だった…。懐かしい〜(涙)。
姜尚中・宮崎学『ぼくたちが石原都知事を買えない四つの理由。』読了。一部言いがかりみたいなところもあるが、おおむね正しいことを言っているんじゃないですかね。これ以上はノーコメント(笑)。
7月23日(日)
昨日の京都戦をバモバモでチェック。なんだ、昨日見たのと印象が違うなあ。全然ダラダラしてなかった(笑)。精力的に攻め立ててなかなかゴールが奪えないという、先日の江戸川に似た展開だったのね。やっぱり30秒くらいの映像じゃわからんよな。じりじりした展開を破る、先制のPKをとったのは何とオーバーラップした小峯(!)。初先発した喜名もまた活躍したみたいだし、マジで2トップのカウンター一本のチームから脱しつつあるね。ひょっとして、強豪?
夕方、スカパーでラグビー南半球三カ国対抗戦(トライネーションズ)ニュージーランド×南アフリカ。ニュージーランドのパワーがオーストラリアに続き南アも粉砕。南半球三強のラグビーは大まかに言って「攻撃のNZ、防御の南ア、組織力の豪州」という感じだが、攻撃優位のルール改正直後だけあってNZの破壊力が目立つ結果になっている。南アは後半こそNZをノートライに封じたものの、たたみかける余力はなく自身は前後半通じてノートライ。個々のタックルは強いのだが、オープンプレーがあまりにつたない(バックスだけなら日本でも対抗できそう)。豪州ともども、リビルドの途中といった感じか。一方NZは昨年W杯の屈辱がモチベーションの原動力になっている様子で、80分間途切れぬ高速アタッキング・ラグビーを見せている。ただ、NZの場合、いつもW杯のインターバルは無敵なのだが、そのチーム力を本大会まで維持できないところがあるのだ。常勝を求められるものの宿命というか。
7月22日(土)
江戸川の借りは西京極で返す。FC東京 3−0 京都パープルサンガ。東京、京都を大破して5連勝。今回はMXもスカパーも中継してくれなかったものだから「スーパーサッカー」のダイジェスト映像しか見ていないのだが、どうせ今日も暑い中、ダラダラとした試合ぶりだったんだろう。特に守備はイマイチだったようで、カズのシュートをポスト・バーが防いでくれなければどうなっていたことやら。幸運の女神はまだ味方に付いてくれているようだ。一方攻撃では、ほとんどFWの2人だけで点が取れちゃうのだから他のチームに比べて楽には違いない。ともあれ、これで年間総合順位は2位に浮上。めでたいと喜ぶと同時に、まさかとは思うが、「年間総合首位になって無冠」とかいうシャレにならない事態も心配になってきた。
大田原市を追い出されたオウムの信者達(麻原の子供含む)、これからどうするんだろう。どこの自治体も住民票の受理を拒否するようだが(法治国家でそんなことは許されないはずなのだが)、行き場のなくなった信者達(もちろん子供含む)が集団自殺する可能性とか、誰も考えていないんだろうか。もしそういう類のことが起こったとしても、みんな自分達のヒステリックな仕打ちは棚に上げて「集団自殺するなんて、やはりオウムは異常だ」とか何とか言って片づけるんだろうか。異常なのはどっちだ。
7月21日(金)
日本サッカー協会、U−23日本代表候補すなわち五輪代表候補を発表。これがまたなんともまあ…バランスのとれたいいメンバーなんだな。五輪予選の主力組に加えてオーバーエイジとしてGK楢崎、DF森岡、MF服部、FW西澤。U−23組の最大の魅力たる黄金の中盤にはほとんど手をつけず、弱点と思われる守備を中心に着実な補強。いやいや、全く文句なし。僕が選んだとしても、ほぼ同じメンツになっただろう(藤本が呼ばれていないのは気になるが)。特に服部が加入したのは大きく、本大会ではこれまでより粘り強い戦いが期待できそうだ。僕は基本的にアンチトルシエの立場なのだが、まあ、あのオッサンも選手の力量を見る目はそれなりにあるよな。あとはその選手達の力をどう生かすかだ(そこが問題なのだが)。
7月20日(木)
昨日の疲れもあり、今日は一日中ごろごろ。こういう風に、暇な時間をむだ〜に過ごす、これぞ本当の贅沢。
例の最強メンバー問題、Jリーグが規約に明文化したと聞き、チェックしてみた。…うーむ、メンツってのは、ここまでして保ちたいものなのかねえ。というか、これでさらに馬鹿にされてしまうような気が…。「当該試合直前5試合のうち、1試合以上スタメン出場した選手を6人以上スタメンに入れる」?例えば京都パープルサンガがシーズン途中の補強でロナウドとジダンとベッカムを連れてきて(500億円くらいか?任天堂なら何とかなるだろ)さらに中田・名波・城を連れてきて全員先発させたら、規約違反?また、見方を変えれば、5人までなら最強でないメンバーを送り込むことにJリーグがお墨付きを与えたことにもなるな。ナビスコカップも終わりだね、こりゃ。
まったくもう、問題の本質をねじ曲げてからに…。メンバー決定による勝敗および観客動員の責任は最終的には各クラブ(とクラブが雇った監督)が背負うべき問題だ、というのが事の本質のはずだ。そして、どのクラブも経営に苦しんでいる以上お客を呼ぶためにいわゆる「最強メンバー」で臨みたいのがやまやまのはずなのに、それをしない(できない)のはリーグの組んだ日程にも大きな問題がある(勝ち進むことが2部落ちに直結しかねない)ということだ。スポンサーに対してどうのこうのと言うのなら、この「分散しているのに過密」なJリーグの日程を何とかするのが先だろう。いくら豪華なメンバーでもモチベーションが低ければ最強とは言えないだろうに。
7月19日(水)
幡ヶ谷の渋谷区スポーツセンターで、久しぶりに泳ぐ。1時間で1キロほどを泳いで、もうバテバテ。足が鉛のように重い。高校生の頃は1日で10キロ以上泳いでも大丈夫だったのに…。アカン。
二千円札発行という名の、税金の無駄遣い決行。お札を新しくすれば、レジや自動販売機やらを新しくしなければいけないから景気に好影響を与えるって?いかにも、ニーズのほとんどない場所でも橋だの道路だの河口堰だの作って建設会社に金を注ぎ込めば国が富むという土木国家理論、あるいはマッチポンプ経済理論を信奉する永田町の人々が考えつきそうな愚策ではある。
まあ、お札と景気に関連性が無いかといえば、もちろんある。お札を含む貨幣というのは、お金という一種の価値を運搬する媒体だ。そして、世の中に次々と価値が生み出され、その価値がお金として世の中を速いスピードで循環している状態を「景気が良い」という。何らかの要因によってお金が流れにくくなった場合、当然「景気が悪い」状態に陥るのだが、その要因が貨幣にあった場合(貨幣不足や貨幣の種類が消費行動にそぐわない等)には、貨幣を増発したり新種の貨幣を発行して問題を解決するということだ(ニーズがある場所で交通を整備すれば経済が活性化するのと同じ)。ただ、今回の場合は別にその手の問題あるいはニーズがあった訳じゃない。みんな、千円・五千円・一万円の3種類で満足してたんじゃないの?小渕の、ただの思いつきに過ぎないのは明白だと思うのだが。何か合理的な根拠があるというのなら、示してくれ。
どうせ人気取りをするのなら、もう少しまともな、世の中に迷惑を及ぼさないような形でやってほしかったな、鈍牛君も。おまけに死んだ後に実現したものだから小渕妻(名前は知らない)やら小渕優子やらがテレビカメラの前に現れて、うっとおしいこと、うっとおしいこと。3番目の新札を小渕妻に寄贈するっての、何を根拠にやっているのだろう?あれこそ公の私物化というか、公私混同じゃないのか。小渕優子だって、公人として二千円札に関わったわけでは全くないだろうに。沖縄への配慮を強調するのも、わざとらしく、嫌らしい感じだ。
相変わらず、日本の政治に、「情」や「計算」はあっても「理論」なし。お先真っ暗。
川勝監督との問題について、神戸選手会長武田のコメント。
「選手は一生懸命頑張っていた。それなのに監督から手を出された。選手はとても不安な精神状態になる。じゃあ、僕たちは監督を殴ってもいいのか、となる。監督が(殴った選手に)謝罪したというが、それは関係ない」。一生懸命頑張っていた、か。まずはそこの検証が必要かもしれんな。Jリーグバブルが弾けてからも、さんざん勘違いプレーヤー達(最近では、浦和レッズの選手とか)の姿を見てきただけに、つい疑いの目で見てしまう俺。
グランパスの例の3人、一緒のチームに揃って移籍したいって?未だに名古屋の球団としての対応には納得がいかないのだが、3人の勘違いぶりはそれ以上ですな。
7月18日(火)
ヴィッセル神戸川勝監督、ナビスコカップ清水戦ハーフタイムの「暴力行為」(選手側の表現)あるいは「過度の指導」(球団側の表現)を巡って選手と対立。選手会は監督の解任を要求するそうな。トルシエに関してもそうなのだが、僕はビンタとかそういう類のことが大嫌いである。今回の件も本当に「殴った」のだとすれば非難されて当然だと思う。ただ、最近のヴィッセルの渋いカウンターサッカーには好感をもっているだけに、解任とか辞任には至ってほしくないとも思う。特に選手達が今回の騒ぎに対して、自分の複数年契約を要求したなどと聞くと、ちょっと選手達が勘違いしているのではないかという気さえする。「川勝では2部に落ちる」ということなのだろうか。監督が川勝である限り2部には落ちないと思うのだが(今回の件は致命的かもしれないけど)。
7月16日(日)
午前中、ラグビー南半球三カ国対抗戦オーストラリア×ニュージーランドを見る。技術・フィジカルはもちろん、選手達の戦う姿勢・気持ちの入りように脱帽。テストマッチはこうでなくっちゃね。
午後、スカパーでJ2札幌×浦和を観戦。札幌はチームとしての完成度が高く、エメルソン・播戸のパワフルなドリブルを軸とするスピーディーなカウンターが魅力。一方浦和は選手個々の能力は高いが、チームとして機能していない状態。前半を見た限りでは先制した札幌が快勝するかに見えたが、後半浦和はクビツァ投入・小野の右サイドへのポジションチェンジが的中。同点に追いつき、以後、互角以上に渡り合った。札幌は浦和の作戦変更に有効に対処できず、選手交代も効果なし。結局、引き分けで終了。評価が非常に難しい試合になった。この試合だけ見れば痛み分け、優勝争いを考えれば差が詰まらなかった分札幌にとって見ればまずまず、浦和にとってみれば痛い。だがJ1昇格のことを考えれば、3位との差が勝ち点8まで広がったことで、浦和にとってもまずまずと言えないこともない。今回の引き分けの意味は、シーズンが終了して初めて明らかになるのだろう。
7月15日(土)
昼間、Jリーグ東京×清水をNHK総合で、磐田×川崎Fをスカパーで、市原×柏をNHKBSで、立て続けにテレビ観戦。東京が一番良いサッカーをしているね、マジで。
夜、仲間4人と赤坂の『魚民』へ。ここは以前来たときに店員の愛想が激悪で、しばらく敬遠していた店。この日対応した店員は比較的穏やかで「こりゃいい感じかな」と思ったのもつかの間、「少々お待ち下さい」と言い残したまま、いつまでたってもオーダーを取りに来ない。ふと周りを見ると、フロア対応の店員が2名ほどしかいない。他のテーブルの客も苛立ち、「遅いよ」「まだかよ」と苦情を上げている様子。結局、ビール1杯だけ飲んで席を立つ(それでもお通し含めて4人で3500円)。あんな店が、TBS・ブリッツの目の前というだけで満席になっている不合理。
その後同じ赤坂の『天狗』へ。ここは位置が悪いせいか、いつもガラガラ。でも店員の対応は良いし、値段も安い。4人で2時間近くくっちゃべり、ビール大ジョッキを2杯ずつ飲んでつまみもそれなりに頼んで、たったの8000円。やっぱりホームグラウンドは大事にせんといかんのう。
7月14日(金)
夜、赤坂見附の駅から地上へ出ようとエスカレーターへ足を踏み出した瞬間、強烈な力で後ろに引っ張られるような、異常な感覚に襲われた。慌てて周囲を見回してみると、エスカレーターが故障か何かで停止していたらしい。てっきり動いていると思いこんだエスカレーターに乗り込んで実際には動いていなかったものだから、脳内での予期と実際の身体感覚にズレが生じたのだろう。人間の体って、面白いやね。それにしても、吐き気がするほど気持ち悪い感覚でもあった。
アグネスワールド、英国G1ジュライカップで3頭鼻差の激戦を制して優勝。日本馬初の海外G12勝目、日本馬・騎手初の英国重賞レース勝利、森調教師G13勝目、武豊海外G14勝目と大変な意義のある結果だったのだが、どうもメディアでの扱いは小さいようだ。スポーツ紙も1面を割いてはいるが、記事全体の分量は薄い感じ。日本競馬のレベルが上がって、今や海外G1もそれほど特別ではない身近なものになりつつある証だろう…と言いたいところだが、単に競馬人気の低下で海外遠征への関心がなくなってきているだけのような気もする。
7月13日(木)
雪印、3人の金メダルジャンパーを擁するスキー部をはじめとする全スポーツ活動の「自粛」を発表。またしても悪しき「自粛」。「今回の事態を重く受け止めています」って、それなら対応が逆だろう。自社の過ちで社会的に大きな被害を及ぼしたのだから、スポーツなどの非営利活動に力を入れて社会貢献をして償うのが筋だろう。「自粛」したからといって、それが一体何になるというのか?原田のジャンプを見れなくなって、喜ぶヤツがいるのか?選手達だって、遊びや趣味で競技をやってた訳じゃないんだからさ。ピントずれまくり、スポーツというものを軽視しまくり。
7月12日(水)
夕方、西葛西の駅前で一杯引っかけ、意気揚々とLa EDOGAWAへ。FC東京 0−1 京都サンガ。行きはよいよい、帰りは怖い。まさか、あんなことになるとはね。今年の江戸川はこれでおしまい。というか、FC東京が再び江戸川で公式戦を戦うことがあるのだろうか(まして、西が丘へ行くことなどあり得るのだろうか)。そう考えると、ますますブルーになるね。
宮嶋茂樹『空爆されたら サヨウナラ』(ザ・マサダ)読了。
7月9日(日)
昼間、スカパーでJ2札幌×新潟。札幌、苦しい試合をものにし、鳥栖に完敗した浦和をしり目に首位独走。今日は岡ちゃんご乱心で、リードされるや何と高木琢也を投入して攻撃のリズムをぶち壊しにしてしまう。それまではスピード感溢れる、見ていて気分のいいサッカーをしていたのだがなあ。相変わらず、選手交代は下手だ(それでも何とかなってしまうところが札幌の強さでもあるのだが)。それにしても、播戸やエジミウソン・野々村らの高速展開サッカーに全くついていけない高木には哀愁さえ感じた。
7月8日(土)
国立で東京の圧勝劇を見届けた後青山通りに向かって歩いていると、明治公園で子供達がサッカーをやっていた。何となく近寄って眺めていると、ドキッとするような言葉が聞こえてきた。「俺は日本一のラフプレイヤーだ!!」。おいおいと思い、そう叫んだ子のプレーに注目してみると、確かにガツンガツンと激しく体を寄せるのだが、相手の足を蹴ったり引っかけたり肘でこづいたり襟を引っ張ったりという危険なプレーはなかった。どっちかと言えば「激しいプレー」「ハードなプレー」って感じだ。なーんだ、ラフプレーヤーじゃないじゃん。
僕も以前こういうものを書いたことがあるが、いろんな外国語が流入してるせいで「やっても良いプレー」「やらない方が良いがやらざるを得ないプレー(日本人が好きな「マリッツィア」というやつですな)」「決してやってはいけないプレー」の境界線がまちまちになっているような気がする。概念を整理し、言葉を整理してきっちり区別することがそろそろ必要になってきているのかもしれない。
7月7日(金)
昨日逮捕された17歳の少年について、オヤジ新聞・週刊誌は「キレる17歳」などと他の少年事件と一緒くたにカテゴリー化してまるで化け物のように扱っているようだ(最近の少年事件については、いつもそのような切断操作がなされる)。でも、部活動の場で何があったか知らないけど、自分の母親まで殴り殺して一人延々と岡山から秋田まで自転車で逃亡して野宿を続けて、辛かったろうし可哀想だなとも思ってしまうのは僕だけだろうか?
藤島大『ラグビーの世紀』(洋泉社)読了。藤島大というライターの素晴らしいところは、文章における独自のスタイルを確立していると同時に、取材対象に対するポジショニングが公平でしっかりしているところだ。特定の選手・主義に対して媚びず貶めず、つかず離れず、公平なポジショニングをキープする(だから例に漏れずW杯での平尾ジャパンに失望を隠さなくとも、それ以前から賞賛と批判のバランスがとれていたために、手のひらを返したような印象がない)。その一方で文章の端々には藤島個人の価値観とこだわりが表れ、結果として本書は「ラグビーへの愛情」に包まれることになる。ラグビーファンのみならずスポーツ好き全てに薦めたい一冊。
7月6日(木)
平野・望月・大岩について、なかなか買い手がつかないらしい。あの3人、「腐ったみかん」あるいは「加藤」とでも思われているのだろうか。確かに田中監督時代に真っ先に反旗を翻した3人ではあるのだが…。でもジョアンカルロスもジョルジーニョともめて鹿島を飛び出したことがあるしなあ。どっちもどっちといったところか?
しかし個人的な印象としては、今回は監督・球団側がちょっと酷すぎるんでないの?3人の「人間性」を問題にしたり「活躍していない」なんて決めつけたり(それじゃあ、なんで今までレギュラーで使ってたんだよ)。基本的に選手の生殺与奪を握っているのは監督・球団側なんだから、その選手がチームにとって必要ない(もしくはマイナスとなる)と思うのなら、黙って首を切ればよい。なぜ相手を必要以上に貶めるようなことを言わなければならないのか(3人の再就職にだって響くぞ)?ジョルジーニョとの一件の時にも感じたが、ジョアンカルロスはヒステリック過ぎる。
あと、唯一、3人に興味を示しているのが京都パープルサンガというのが、わかりやすすぎて笑えるな。
7月5日(水)
ニュースで国会開会がどうたらこうたら言っている、そのこと自体はどーでも良いのだが、しかし、言葉の意味もよくわからないくせに受けを狙って記者会見で「IT革命」などと連呼し、その一方で相も変わらぬ税金のバラマキをやって若者の未来を奪おうとしているバカジジイどもはどうにかならんか。目障りだ。
7月4日(火)
名古屋グランパス、平野・望月・大岩の3選手に戦力外通告、と発表。つい数日前に辞意を撤回したジョアンカルロスが「3人をとるか、私をとるか?」とフロントに脅しをかけたらしい。一言で言って、確執が原因ということなのだろう。しかしいくら金余りトヨタとはいえ、最大の弱点が控え選手層の薄さにある名古屋がこんなことやって、穴を埋めるのは可能なのか?仮にも3人とも日本代表クラスだぞ。フロントが「長い目で見る以上、J2に落ちても仕方がない」などと意味不明のコメントを発していたのは昨日だったか。まさかこんな意味とは。しかしこれでホントに落ちたら…。名古屋サポーターの方々にはご同情申し上げます。
7月3日(月)
一昨日購入したPSソフト『Jリーグ実況ウィニングイレブン2000』を初プレイ。いや、やっぱり面白いわ、このシリーズ。もちろんFC東京でプレーしているのだが、スタンドから流れる応援歌がちゃんと数種類入っていて、燃える燃える。「た〜の、し、みやこ〜♪」「青赤軍団荒れ狂う!!」「お〜れのとうきょう〜」などといった歌声に乗って、アマラオが、ツゥットが、由紀彦が、小峯が、藤山が!グラウンドを縦横無尽に駆け回る!!これさえあれば、今度の中断期間も大丈夫!?
7月2日(日)
昼間、BSでラグビーアジア選手権決勝日本×韓国を観戦。暑さにバテて後半ぐだぐだの日本代表、韓国代表キッカーの不調にも助けられて何とか逃げ切った。選手のフィットネス不足ばかりが目立つ試合となったが、4トライをたたみかけて韓国を圧倒した前半も、決して褒められた戦いぶりではなかった。FWの走力不足は相変わらず著しいし、バックスも意思統一されてない感じ。局面局面で選手の意識している方向がバラバラであるために、密集への到着が遅くなり、パスを出そうとしてもいるはずの場所に人がいない。相変わらず優れた判断力と献身ぶりを見せた増保のサポートプレーがなければ、もっと酷いことになっていたに違いない。栗原・大畑といった若き才能達の健闘にばかり目を奪われてはいけない。日本代表には「チームとしての」能力が欠けているのだ。
試合後の監督インタビュー。またしても平尾は苦戦の原因として選手個々の対応力・判断力の弱さを挙げていたようだが、それは違うと思う。チームとしての芯が出来ていなければ個々の能力など出せるわけがないし、その場その場で15人全員が同じ「正しい」判断など下せるわけがない(だいいち、ラグビーやサッカーにおいてある局面で唯一絶対の「正解」などありえない)。判断の拠り所となる基本的な戦術を決め、意思統一の基礎をなすスタイルを確立させるのは監督の仕事だ。いつになったらこの人はチームを率いる将としての責任を引き受けるのだろう。
夕方、スカパーでJ2札幌×大宮を見る。札幌強し。こりゃあ浦和より強いね、多分。しっかりチームとして鍛え上げられており、選手達も意思統一ができている。ボールをとった時の攻撃陣の反応は、好調時の柏に匹敵するほど。岡田と平尾の両監督は仲がいいらしいが、つくったチームは大違い。
7月1日(土)
MXテレビでアビスパ福岡×FC東京を観戦。東京、完全な自滅パターンに陥ったが、福岡DFの乱心プレイによりPKでVゴール勝ち。詳しくはこちら。試合中、解説の楚輪さんがツゥットのことを「ツイット」と呼び続けていたのが印象的(笑)。また、試合後の余った放送時間に昨年のJ2での試合の模様を流していたのだが、わずか1年ほど前なのになんだかすごく昔のことのようだ。狭い試合会場、芝のはげたグラウンド、ガラガラの江戸川のスタンド…。あれに比べれば、今はホント恵まれたいい状態だなあ。今日の試合も博多の森の立派なスタジアムで、1万4千人以上のお客さんが入っていた。ま、失ったものもいろいろあるとは思うのだけれど。
今日は快晴でとても暑く、ナイトゲームならばビールでも飲みながら観戦するのに絶好。そして横浜×清水や磐田×名古屋のような好カードが組まれていた。それなのに、J1の平均入場者数は10952人。市原×広島およびV川崎×柏の両カードはわずか4千人台。何やら暗い影が近づきつつあるような気がするのは僕だけだろうか。
ちなみに、J2の浦和×山形は1万7千人、仙台×水戸が1万2千人。どうですか、JR東日本の松田社長さん。