コンフェデレーションズ杯、日本の初戦は3−0でカナダに快勝。1点目は12人目の味方(審判とも言う)のアシストから中山のとったFKを小野が難なく(と見えるところが素晴らしい)蹴りこんだ。2点目は左タッチライン際の競り合い、中山隊長が持ち味爆発の粘りでDFを振り切ってファーサイドフリーで走り込む森島へ上げ、折り返しを西澤がヘッドでゴール。3点目は終盤、プレスの緩くなった中盤でボールを受けた小野がDFラインのギャップめがけて走り込む森島へドンピシャのタイミングでスルーパスを出し、森島がGKの動きをよく見てゲット。いずれも後半の、見事な得点であった。
今日の日本代表はスペイン戦のDF大量起用からやや中盤重視の布陣にシフト。それでも、前半30分くらいまでは中田がサイドに流れて時間とスペースを作りだす(ローマでの役割?)も「あと一枚(特にニアサイドに)足りないなあ」という感じで「また0−0かよ」と嫌な予感もしたのだが、今日は珍しくトルシエが早めに動いた。前半のうちに上村に代えて中山を投入し、これが功を奏す。前半のうちはポジションチェンジの混乱からかピンチも多く招いたものの、後半にはいると中山の助けでスペースを得た森島のスピード・運動量が威力を増し、カナダディフェンスを切り裂いた。2点目・3点目はともに複数のアタッカーがゴールライン方向へ走り込む状況から生まれたもの。さすがのフィリップも首の辺りが少々寒いのか、今回何としても勝ちに行かねばならないことは分かっていたらしい。
DFの方は裏をつかれる場面、ペナルティエリア内でポストのFWにボールが入る場面が多く見られたが、伊東・戸田のカバーリングや川口の積極的なプレーもあってなんとか凌ぎきった。元々リスクのあるシステムを採用しているのだから、ピンチが多いのはある程度仕方がない。「それでも0点に抑えた」ことを積極的に評価すべきなのかもしれない。
個々の選手を見ると、やはり森島は攻守両面で今の代表に欠かせない存在だ。中田はコンディションが悪かったようだが、それでもキープ率向上には貢献してくれる。小野は天才なんだからあれくらいはやれて当たり前。西澤は可もなく不可もなし。ゴンちゃんは2002年も大丈夫そうだな。テルはもっとシュート打て(貢献度は大きいけど)。三浦アツはサイドの方がいい。森岡は貫禄も出てきて、もはや重鎮。久々の戸田はちょんまげ切って別人のように見えたがプレーも別人のように(笑)良かった。稲本は前に強いが後ろに弱い。中田浩二は良い意味で目立たなかった。上村は立ち直れるだろうか。明神は終盤守備のスーパーサブ。ヨシカツはやや雑なプレーもあるように見えるが、ピンポイントで完璧にやろうとするととんでもないチョンボをすることもあるのであれくらいがちょうど良い。
と、まあ、久々の勝ち戦ということもあって僕自身少々浮かれているのだが、よく考えたらまだ1勝を上げたに過ぎずしかも相手はW杯に出られなかったカナダである。この国のマスコミの論調が極端から極端に振れるのを嫌というほど見ているだけに、今回もまた皆がはしゃぎすぎないかどうか心配である。次の試合は、僅か2日後。その次も僅か4日後である。決勝トーナメント進出が決まって初めて、小さくガッツポーズすれば良いのではないだろうか。
てっきり「カメルーン強し」と思いこんでいたのだが、やせても枯れても3軍でもブラジルはしぶとかった。
5月30日(水)
コンフェデレーションズ杯開幕戦、韓国はフランスに0−5で敗戦。いかに世界王者相手でも、初戦しかもホームでこのスコアは、韓国の選手・スタッフ・ファンにはさぞかしショックだろう。アウェイの悪条件下での0−5でも日本のサッカーファンにはとてつもない衝撃だったことを考えれば、結果を気にするなという方が無理だ。韓国代表の決勝トーナメント進出は非常に苦しくなったと思う。
韓国に比べれば、日本は対戦順に恵まれている。比較的楽な相手(と言っても実力上位とは言い切れないが)のカナダとまず対戦し、次が最も強いであろうカメルーン、そして最後が「見かけ倒し」のブラジル。カナダに勝って勢いに乗り、カメルーンにはあわよくば引き分け、そして最後のブラジル戦に全てをかけて上位進出を狙いたい。
ともかく、明日のカナダ戦は絶対に落とせない試合ではある。勝てば久々の美酒を得て勢いに乗り、負ければチーム解体の危機に発展するかもしれない。「まだ先がある」「今回はテスト」「内容が良ければ」などと言ってはいられない。今年になって露呈した弱点を克服するためにはチーム・選手ともできるだけ多くの、それも多様かつハイレベルな経験を積まなければならないのだ。そのために、是が非でもこの大会で予選リーグを突破し、「5試合」をゲットすることが必要だ。トルシエも、ともかくも日本人への不満(というかヒステリー)をいったん棚に上げ、きっちり仕事して勝ちに行ってほしいものだと思う。
5月29日(火)
『Number PLUS WORLDCUP COUNTDOWN SERIES1 「世界戦記2002」』読了。それほど新味はないが、これまでの『Number』で書かれてきたことの集大成的な性格を帯びているようでもあり、1年後のW杯に向けてテンションを上げる前の「おさらい」としては格好のテキストだろう。ヨシカツ好きの僕としては、「カンボジア一人旅」のエピソードが読めたのが良かった。
5月28日(月)
朝、TVで昨日の大相撲のニュース。ドラマティックな貴乃花の「怪我→無理して出場→惨敗→再戦、苦境を跳ね返す攻撃相撲で勝利!」という優勝劇もさることながら、表彰式での小泉首相(これがまた、いいタイミングでいいところにいるんだ、この人は)に驚かされた。公衆の前で顔を赤くして「よくやった!感動した!」と絶叫する姿は人間としての生の感情爆発という感じで、「パフォーマンス」などという陳腐な言葉には収まりきらず、まさに「小泉スタイル」の面目躍如と言えよう。僕もああいうのは決して嫌いではない(変にクールぶるよりずっと良い)。ただ、こういうある意味感情的な人に国政を委ねて良いかというと、大いに疑問でもある。「詩人は政治家になるべきではない」。
スカパーで録画しておいたレアル・マドリード×アラベスを見る。レアル、怒濤の攻撃で5点を奪って優勝決定。フィーゴもラウールもグティもマクマナマンも、みんな凄すぎ!最高!!ベストメンバー・ベストコンディションならばやはりこのチームが最強に間違いないという僕の確信は、ますます深まった。チャンピオンズリーグ準決勝での敗退はひとえに前回王者ゆえの過酷な日程ときついマークのせい。今の制度のまま欧州常勝を目指すのならば文字通りのターンオーバー制、つまり2セットの1軍選手が必要になるということなのだろう(それはどんな豊かなチームでも実現不可能だ)。魅力と強さに溢れた「世界最高」のレアル。このチームと「日本最高」のジュビロとの真剣勝負が見たかった。2003年じゃあ、どっちも最高とは言えなくなってるんだろうなあ。まことに惜しい。
5月27日(日)
今年の日本ダービーは、1番人気ジャングルポケットが直線大外から鋭く伸びて快勝。僕は午前中激しく降った雨の影響が気になって馬券自体を買わなかったのだが、ジャングルポケットは湿った馬場も全く苦にせず、というより芝の良い東京コースだけに「ヨーロッパっぽい」状態になってちょうど良かったようにさえ見えた。今後も東京コースなら安心して買えそうな馬ではある。2着は皐月賞に続いてダンツフレーム。同じような位置から伸びてきて届かなかったのだから、完敗と言うしかない。注目の初参戦外国産馬、2番人気クロフネは5着に敗退。直線坂にさしかかったところで苦しがって左右に大きくよれ、勝負には全く絡めなかった。フジの解説陣は「1コーナーでかかった」「馬場がこたえた」などと言っていたが、あれははっきり距離の壁ではなかろうか。ま、全般的には、やはりアグネスタキオンの不在が響いて盛り上がりに欠けたレースだったように思えた。競馬人気復活の道は、遠し。
5月26日(土)
午後、スカパーでJ2二試合。
横浜FC×モンテディオ山形は、雨中延長の末、横浜FCがVゴール勝ち。前半は攻守の切り替えが早くテンポ良いパスワークで攻めあう好ゲームだったのだが、後半に入って互いに相手の攻撃パターンをつぶせるようになり、さらに運動量も落ちてゲームは膠着。終盤はあくびの出てくるような試合だった。サッカーは本来不器用な足でボールを運んでゴールへ入れるという非常にデリケートなスポーツ。だから当然の理として、守りより攻めの方が数倍難しい。J2で引き分け・低得点ゲームが多いのも、やはり選手の能力の低さによるのだろうか。
大分トリニータ×京都パープルサンガは、3−1で大分が勝って首位との勝ち点差を2まで縮めた。この試合、W杯会場「大分ビッグアイ」のこけら落としだったのだが、事前に言われていた通り、芝の状態のひどいことひどいこと。ボコボコのピッチ(特にメインスタンド側)ゆえにボールの転がりが悪く、仕方なく両チームとも攻撃は単調になって見ている方もストレスがたまってくる。ここで本当にW杯をやるのかと思うと、ちょっと背筋が寒くなってくるね。
アジアクラブ選手権、ジュビロ磐田は水原三星に完敗で2年連続の準優勝。名波の不在だけでも痛すぎるくらいだったのだが、加えて藤田まで出場停止。まさに飛車角抜きの状態での敗戦は仕方がないとも言えるし、選手・スタッフにしてみれば「ベストメンバーならば…」という悔しさはずっと残るのだろう。もしかしたら世界クラブ選手権延期の心理的な影響もあったのかもしれない。いずれにしろ、つい一ヶ月前までは順風満帆だった磐田が今減速ないし失速しているのは間違いない。チームのバイオリズムをコントロールするのはまことに難しく、だからこそどんな強いチームにもつけ入る隙はあるというものだ。
ブラジル代表の試合?何、それ。
5月25日(金)
ここ数日新聞やTVニュースを賑わせていたハンセン病訴訟。こう言っては何だが、小泉内閣にとっては実にいいタイミングの判決であったように思う。控訴を断念し謝っただけで「改革内閣」のイメージを維持・補強できるならば、これほどコストの低いイメージアップ策もあるまい。何しろ人権抑圧自体ははるか昔「小泉以前」の政権によるものだし、「立法不作為」も官僚を批判の矢面に立たせることで救済法を作成するまでの時間稼ぎはできる。どうやら、現在の異常人気は夏の参院選までは持続しそうな様子。この人気をどう利用し、どう費やしていくのか。はやく具体的なビジョンを打ち出してほしいのだが…。
5月24日(木)
欧州チャンピオンズリーグ決勝は、バイエルン・ミュンヘンがバレンシアをPK戦で下して優勝。試合自体は特にどうということもなく、判官贔屓的感覚でどちらかと言えばバレンシアに勝ってほしかったのでちょっと残念。僕はTBSの中継を録画して後で見たのだが、早起きあるいは夜更かししてリアルタイムで見た人にとっては、試合前1時間程続いた『スーパーサッカー』の面々による「この時間に起きてまで見るヤツはそんなこととっくに知ってるわい!」的チーム紹介がさぞかし苦痛であっただろう。お疲れさま。2002年W杯の横断幕用キャッチフレーズが「ぼくらの心は沸騰中!」(笑)に決定、と日本サッカー協会が発表。意味不明。アホか。
5月23日(水)
午前中BSでマリナーズの中継をつらつらと見ていたのだが、どうも最近イチローを応援する気持ちが沸いてこない。野茂との初対決の時一層明らかになったことだが、彼は「日本からの視線」というのを軽視(あるいは蔑視)しすぎではないかね。「僕と野茂さんの対決が特別な注目を集めない日が来ることを願います」的なコメントを出していたようだが、我々日本のファンにしてみれば切なくなるよな。我々から見て大リーグという魅力的な世界への手がかりとなり扉を開いてくれるのはやはり同じ日本人の選手なのであって、野茂やイチローに注目するのは当然のことだろう。「一大リーガーイチロー」か。そんなにアメリカ人になりたいかね、君は。ある意味、ファンサービスがなってないと思うのだが。無邪気な表情でマスコミと接し、CMで脳天気にアメリカ国家を歌った新庄の方によっぽど引きつけられるのは僕だけだろうか。
5月22日(火)
中華料理のコースを大勢で食べに行き、最初の方の皿で食い過ぎて最後の方の重いヤツを食えなくなるととても悲しい。でも、「ペース配分に気を付けよう」なんて思って食う量をセーブしたのに、「あれ?もう終わりなの?!」なんつってとうとう腹一杯にならないまま終わってしまったときはもっと悲しい。
5月21日(月)
昨日の日本代表発表の記者会見でトルシエがスペイン戦の敗因として上村の態度を名指しで非難、「8歳の子供みたい」とか何とか言ったとか。ま、トルシエの性格を考えれば字面ほど激烈な意味で言ったのではなく、むしろ挑発して闘志を引き出すやり口なのだろうが(実際、今回も上村選ばれてるし)、どうも好きになれないねこういうの。良きにつけ悪しきにつけ、気持ちをわかりやすい形で表すのが苦手なのが日本選手の特徴。これで潰される選手も多かろう。肝心の、モットーだったはずの「攻撃サッカー」はどこに行ったんだ、ということに関しては全く答えられてないし。それでも、とりあえず彼にやらせておくしかない、という状況なのが辛いところだな。韓国が血迷ってヒディング首にしねーかな。
5月20日(日)
オークスは、伏兵(と言うほどではないか)レディパステルが優勝。東京の直線500mを最後までしっかり伸び、先に抜け出したローズバドを差しきった。単勝1倍台の支持を集めたテイエムオーシャンは3着。まあ距離が長かったということもあるだろうし、一昨年のトゥザヴィクトリーみたいに4コーナー早めに仕掛けて離した方が良かったかとも思う。僕の本命ムーンライトタンゴは最後方からじっくり待って仕掛け、全然届かず(笑)。おい、四位、桜花賞はテイエムが先行馬を全部潰したから最後方からでも届いたんだろう。距離適性として問題はないんだから、比較的ペースが緩やかになるオークスであんなに後ろから行ってどうする。
ちなみに、レディパステルはトニービン産駒。となると、来週のダービーも……うーむ。夜、スカパーでボローニャ×ユベントス。試合自体はユーベが勝った(多分。途中で風呂に入った)と思うのだが、シニョーリのスーパーシュートが凄かった。左から上がったクロスをペナルティエリア内でボローニャFWが左サイドへ落とした場面、シニョーリは角度のない所でボールを斜めに「切る」ようにして左足を振り抜き、ゴロのシュートはGKファン・デル・サールの手が届かない位置からスライスしてゴール右隅に吸い込まれた。スゲー!!悔しいが、こういうシュートを意識的にうてるFWって、日本には見あたらないよなあ。
昨日、戸田はコンタクトレンズ落として交代したんだって?予備は持ってなかったとか。そうか、予備のレンズも買えない程の安月給なのか(笑)。
5月19日(土)
午前中つらつらと仕事をし、昼から出かける。京王線で多摩センターへ出て『IPCわんにゃんワールド』。まあ犬はまことに可愛いし見ていて癒されるのは確かなんだけど、ステージでのショーがちょっとな…。ゲームに参加するのに1000円のぬいぐるみを買わなければいけない、というのはいかがなものか。
夕方、再び京王線に乗り、激しい雨の中東京スタジアムへ。アビスパ福岡戦。前半押しまくっていただけに非常に悔しく、そして勝ち点計算的にも痛い逆転負け。ただ、詳しくは観戦記に書くが、単に失望を感じただけの試合ではなかったのも事実。甘いと言われようが何だろうが、僕はまだしばらくは温かい目で応援してあげたいと思う。まあ、確かにホームでの成績の悪さが客足離れにつながらないかどうか心配ではあるけどさ。
クラブ世界選手権、2003年に延期だあ!?今、Jクラブが束になってもかなわないジュビロが、レアル相手にどこまで通用するのか見てみたかったのにー!FIFA、てめえ(って誰だよ)、いい加減にしろ!!
5月18日(金)
本日でめでたくこのサイトも一周年を迎えました。訪問していただいた皆様、どうもありがとうございます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
以前は日記をつける習慣などまるでなかったのに、よく1年も続いているものだと、自分では思う。
『Number』523号を読む。中津競馬廃止問題の記事以外それほど暗い話題を取り上げているわけでもないのだが、なぜか誌面全体からも競馬界の元気のなさが伝わってくるような感じがして、素直に楽しめないところがある。ここらでパッと、ナリタブライアン産駒のクラシック優勝でも欲しいところだな。今年と来年しかチャンスがないのが辛いところだが。
もっとも、僕自身は大好きだったダンスインザダークの産駒がそれなりの活躍を見せていることもあり、今のところ競馬が退屈とは全然思えない。今日もオークスのことを考えすぎてうっかりまたtotoを買い損ねちまった(笑)。オークスの本命は、誰が何と言おうとムーンライトタンゴだ!!
5月17日(木)
先週の柏×東京の退場者2人について、柳想鐵は4試合、佐藤由紀彦は2試合の出場停止になる見込みだと。足下の相手を踏みつけた上に由紀彦の顔面を殴った柳が4試合というのは納得も行くが、由紀彦の2試合というのがよく分からない。普通、例えば後ろから相手を引き倒す等の行為で一発退場になっても、1試合の出場停止処分というのが「相場」だ。今回、由紀彦はおそらく「乱暴な行為」を働いた、ということで通常より重い処分となったのだろう。まあ、レッドは仕方ないかもしれない。しかし由紀彦は柳を止めに入った時に多少ぶつかっただけ、その後は一方的に危害を加えられたのだ。「踏まれている仲間を見て止めに入った」行為が例えば「ペナルティエリア内での意図的なファウル」より重いという判断には全くもって納得がいかない。なにしろ、セレッソ大久保に思い切り頭突きをかましたジュビロの田中マコでさえもたった2試合だったのだ。また、柳の処分が「文丈へのストンピング=2試合+由紀彦へのパンチ=2試合」ということならば、柳の暴力と由紀彦の行為は同等のファウルということになる。常に先に手を出し続けて由紀彦の奥歯を2本へし折った柳と、止めに入って肘や腰が当たっただけの由紀彦が同じくらい悪いということか。ええかげんにせーよ、Jリーグ。「喧嘩両成敗」と言えば聞こえは良いが、要するにピッチの中で選手たちが行っている行為に対してしっかり評価する基準も目も勇気もないということなのだろう。川淵チェアマンの独善的な発言(「多様で豊かなスポーツ社会」を目指すと言いつつサポーターに自らの価値観を強制)などもそうだが、近頃Jリーグの頑迷さ、もっと言えば頭の悪さがやたら目につくような気がする。2002年W杯での日本代表の成績なんぞより、こっちの方がよっぽど気がかりだ、個人的には。
5月16日(水)
今、国会で野党が小泉首相あるいは田中外相を追求すると、「いじめるな」「重箱の隅をつつくな」「答えられないことを聞くな」などと批判のメール・電話が殺到するそうな。さすが支持率80%。日本の社会にデモクラシーが根付くのはあと100年くらいかかるのでしょうか。
特に気になるのは、オヤジ新聞やワイドショーなんかもそうだが、「善玉田中外相vs悪人外務官僚軍団」という構図に無邪気に乗っかってものをいう人間がやたら目につくことだ。外務官僚だって皆が皆腐敗してるわけでもあるまいし、彼らにだって守られるべきものはある。田中真紀子はそこを無視して自分の流儀(幼稚な権威主義)を一方的に押し通そうとしており、さらには自分で「パニックに陥った」などと訳のわからん理由で(パニックに陥るような人間が外相をやるな!)要人との会談をキャンセルしたことや外交に関する見識の不足までも官僚のせいにしている。これは「常識ある」人間のやることではないし、力量ある政治家ならばなおさらそうだ。田中真紀子を礼賛している連中に一つ聞きたいのだが、田中が官僚を「やっつける」ことに喝采するのはいいとして、「やっつけた」あとにどうして欲しいのかね、お前さんたちは。ただ小泉や田中が官僚をバッシングするのを見て、まるで「水戸黄門」を見るようにスッキリできれば良いのか(「スッキリする」こと自体が悪いとは思わないが)?思考停止して「ヒーロー」たる小泉や田中(あとついでに石原も)が何か「してくれる」のをただ待ってるというのか?近代以前の「無知蒙昧な」民衆と変わらないじゃないか、それじゃ。
5月15日(火)
なんと、大分トリニータが石崎監督(通称ノブリン)を解任したという衝撃的ニュース(もっとも、大半のマスコミは無関心だったようだし、J2に興味のない大半のサッカーファンも同様だろうが)。現在大分は1クール終わって(J2はホーム&アウェイ2回戦ずつの4クール制)6勝5敗の7位。確かに、来年のW杯開催地として是非ともJ1昇格を果たしておきたい大分関係者にとっては、ちょっと焦りが来てもおかしくない数字ではある。でも、大分って、昨年からこういう戦い方をするチームじゃなかったっけ?序盤は不調でも、石崎監督のチーム作りとスカウティングも功を奏して徐々に順位を上げ、最後はしっかり昇格争いに絡んでたんじゃなかったっけ?それとも、ここ2年間の「勝ち点1差3位」に業を煮やし、監督交代によってブレイクスルーを図ろうということなのか。では、石崎さんを超えるビッグネームを連れてくるということか。そんなことが大分ごとき(失礼)に可能なのだろうか。また、監督交代によって少なくとも短期的に生じるチーム内部の混乱のデメリットをちゃんと計算しての決断なのだろうか。少ない情報量の中、真相は全く分からないのだが、予断に従ってしまえば、J1昇格へのプレッシャーでパニックに陥ったフロント・スポンサーが強権を発動したように思えてならない。
僕が今回の解任劇をとても残念に思うのは、何より石崎さんがトリニータのファン・サポーターから多大の支持を得ている監督であったからだ。鳥日新聞の掲示板を見ても、トリニータサポーターだけでなく他の(J2、あるいはJ2出身チーム)のサポーターからも多くの反響が寄せられているようだ。僕だって一昨年FC東京が最後の最後まで苦しめられ、昨年は加賀見が移籍して憎っくきレッズに最後まで食い下がったチームの指揮官に、特別な感情を持たないではいられなかった。ファンから嫌われ、解任運動まで起こされてもなお辞めない監督・コーチ・GMはよくいるが、ファンに続投を熱望されつつ首を切られてしまった監督も珍しい。もし明らかに無能な監督ならばそれでも良いのだろうが、石崎さんが練習グラウンドもない貧乏球団だった(おそらく今も)トリニータをJ1昇格目前まで引き上げた最大の功労者の一人であることは疑いようもないだろう。どう考えても納得がいかない。大分トリニータというチームは、「J1」や「W杯」のためだけに存在しているのか。ファン・サポーターは行政・土建屋主導の村興し運動の従物に過ぎないのか。答えは、今年トリニータが昇格できるか否かに関わらず、2003年以降に出るのだろう。
5月14日(月)
午後、丸の内警察署で運転免許更新。流れ作業の処理で、あっという間に終了。講習も、ビデオが流れる(時々係員が「運転役立ち話」みたいなのをしに来る)部屋で30分間じっとしているだけ。視力の検査に行ったようなもんだ。
帰り、渋谷で歯医者に寄って治療。受付のお姉ちゃんが山口もえ似で激可愛かった、とか書くと連れにぶっ殺されるかもしれないので、文字色を変えておこうか。
5月13日(日)
秩父宮でラグビー日韓定期戦。日本が27−19で辛勝。ジャパンは韓国の反則まがい(というか反則だらけ)のプレッシャーの前にミスを連発。キックオフ・セットプレーをキープできず、展開してもCTBのところでクラッシュされるともう継続できなくなってしまう。スピードとかフィットネスとか言う以前に端的に下手くそなのではないかという気さえした。後半30分を過ぎて相手ゴール前でPKをもらって狙わなかったのも、ゲームの流れと相手に応じた戦い方ができていないところ(ああいう場面、絶対韓国は反則覚悟でこちらの攻撃を切りに来るんだし台湾人レフェリーもあてにならないんだから、黙って蹴りこんで突き放しておくべきだ)。まだまだ若く頼りない、というのが全体的な印象だった。長い目で見たいのはやまやまだが、6月にはウェールズ戦がある。大丈夫かいな。もうチケット買っちゃったんだから、とにかく大敗だけはやめてくれい。
昨日の由紀彦の退場について、我が連れの怒り未だ冷めやらず、噴火しまくり活火山状態。なだめるために、FC東京からJリーグに抗議文の一枚でも出してもらえませんでしょうか。ダメ?
諸事情により自宅でBSの中継が見られないことが判明し、急遽連れとともに柏戦生観戦に出かける。渋谷から銀座線で上野へ出、常磐線で柏へ。東口の臨時カウンターで当日券を購入し、駅前の高島屋とそごうを散策。いや、柏って栄えてるんですねえ。正直、もっと田舎かと思ってましたが、立派な都会じゃないですか、飛田給あたりより。
キックオフ1時間半前くらいにシャトルバスへ乗り込む。バスの中は東京サポーターで一杯。途中、道沿いに「ジーンズ&カジュアルショップ ヴェルディ」という名前の店があったのだが、なぜかシャッターが閉まっていた。レイソルサポに破壊されるので、J開催日は閉めているのだろうか。
スタジアム入場時に、クリアフォルダー(やくみつるのイラスト入り)に入った当日版の『日刊スポーツ』を手渡される。これ、まともに買うと130円もするんだよなあ。一体どういうことなんだ。
メインスタンドで席を確認した後スタンド裏へビールを買いに行くと、テントから美味しそうな匂いが。見ると、さざえ・いか・つぶ貝・帆立の串焼きの売店。「こりゃつまみにいいわい」とさっそくつぶ・帆立を買い込んだが、実際にかぶりついてみると冷めていて美味さ半減。がっくし。
肝心の試合の方は、東京がtoto支持率最低の下馬評を覆し、快勝(と言っていいのかは微妙なところだが)。試合前のコール合戦・前半の攻防までは非常に楽しかったのだが、柳と由紀彦の退場劇、さらには石山主審のファウルに鈍感なレフェリングで一転ピリピリしたムードに。まあこちらとしては結果として感動的な試合が見れたので良かったといえば良かったのだが、しかし石山主審は1部リーグで吹く資格なしと言われても仕方ないだろう。どちらのサポーターにも不満が残った。試合について、詳しくは観戦記で。
レイソルのゴール裏は見ていて楽しかった。最前列と警備員の攻防、「F東サポを囲む夕べ」「ディーゼル車万才」等の横断幕、「かごめかごめ」(笑)の合唱、そしてG1ファンファーレと銃声。少なくともさいたまのヤンキー軍団よりは話が通じそうだね。共感度大(どちらも他チームのサポーターには嫌われてそうだし)。
スタジアムから駅までは「レイソルロード」なんて言うから、どんなものかと思ってたけど、ただの道じゃん(当たり前か)。
5月11日(金)
日本ラグビー協会初の専従(プロ)契約選手は岩淵、辻本、木曽、阿久根、加藤の5名に決定。失礼ながら岩淵以外の4名は、現在決して「スター」とは呼べない選手たち。しかし、見送りや保留を決める企業が相次ぐ中、先陣を切って未知の領域に飛び込んだ彼らとその所属企業の決断には敬意を表さねばならないだろう。ジャパン改革の核となるこの試みが成功し、彼らの名が日本ラグビー界の歴史に永く残ることを祈る。
5月10日(木)
『サッカーダイジェスト』5/23号。この雑誌、以前からデータ違いや誤字脱字が目立っていたのだが、最近ますますひどくなったような気がする。どうして「ケガの功名」が「ケガの光明」になるかね。「川崎(フロンターレ)がJ1優勝するのは当然だ」なんて記述もあったな(J1優勝して当然なら2部になんか落ちるかっつーの。それを言うなら「J2優勝」だろ)。セルジオ越後もヴェルディとFC東京の順位を間違えてるし。(株)日本スポーツ企画出版社には校正というものが存在しないのか。細かいと言えば細かいことだが、そういう部分ばかりが気になって肝心の記事の中身に集中できないぞ。
5月9日(水)
『Number』522号。今回はヨーロッパサッカー特集なのだが、スペインとイングランドのクラブに多くのページがさかれているのがいかにも「今」を表しており面白い。確かに一昨日のセリエの大一番を見ていても、イタリアにおける攻撃サッカー、具体的にはサイド攻撃の貧しさがよくわかる。例えばローマでは、たま〜にカフー・カンデラが長駆前線へオーバーラップするか中田が横にゆっくり流れて攻撃を作るのみ。多くの攻撃は縦のロングボールからトッティの個人技頼みで、フィールド全体を有効に使っている印象は乏しい。来年のチャンピオンズリーグでも、結局レアルやバルサやリーズの速く巧みなサイドアタッカーにころりとやられてしまいそうな気がする。欧州制覇のことを考えるなら、やっぱり中田はセリエ以外に移籍した方が良いのかもしれない。
5月8日(火)
『ラグビーマガジン』6月号。
GWボケ。眠い。
5月7日(月)
超早起きしてスカパーでセリエAの大一番、ユベントス×ローマの生中継。必勝の気迫で臨んだユベントスの先制ダブルパンチの前にたじたじのローマだったが、カペッロの思い切った采配(トッティ→中田)が大当たり。後半途中で出場した中田はサイドに流れてフリーでボールを持てるよう心がけ、後半34分ドリブルで中に切れ込んで反撃のミドルシュートを突き刺し、終了間際にも再びのミドルシュートでモンテッラのゴールを導いた。すげー、中田、大ヒーローじゃん。これでローマの優勝もほぼ決まりだろうし、中田のチーム残留の可能性も大きくなってきたように思える。こういう、「今この状況下で自分が何をすれば良いか」しっかり理解して実践できる選手って、いそうでいないんだよね。しかも大舞台にこの上なく強い性格。カペッロが手放したがらないでしょ、多分。
FC東京、コンサドーレ札幌を偽ホーム丸亀で下し、連敗ストップ。
今日の東京はここ2試合に比べれば内容が良かった。危機感に突き動かされたのか選手たちは戦意旺盛で、序盤から攻勢。由紀彦・小林を両サイドに入れてケリーを中央寄りにおいた布陣も功を奏し、由紀彦の正確なクロス・小林を絡めたダイレクトプレイ・ケリーの個人技等、攻撃の局面では前節までが嘘のような出来の良さ。前半アマラオが外しまくった時にはどうなることかと思ったが、後半開始6分にペナルティエリア内での小林の頑張りからアマのシュートでようやく先制し、26分にもケリー・アマのコンビから得たPKを由紀彦が決め、札幌の反撃をロスタイムの1点に抑えて逃げ切った。今日の由紀彦とコバはまるでベッカムとオーフェルマウスみたいだった、というのは言い過ぎだが、何にせよここのところもう2度と点が入らないんじゃないかと思うくらいに得点力不足だっただけに、2点もとれて良かった良かった。
今後の課題としては、やはり状況・時間帯に応じた試合運びと守備だろうか。先制した後は全体的に守りの意識が強くなりすぎて前へ出るスピードが落ち、ボールをキープできずに波状攻撃をくらうことが多々あった。終盤になると、DFラインを全く押し上げられなくなっていた。時折マークもずれ、札幌FW(特に播戸)のシュートミスに助けられた場面も多かった(ここら辺は由紀彦・コバ起用のリスクもあるのか)。今日の試合展開からしたら、逆にカウンターで3点目をとるくらいじゃないと。東京みたいなチームは専守防衛では安心できないわな。
しかし今日はFC東京、選手起用も良いところも悪いところも昨年に戻ったような試合だった。今後もこの調子で行ければ2部落ちを逃れることもできるかもしれないが、しかしならば昨年2ndステージ以降の補強や戦術変更はいったい何だったのだろうという思いもこみ上げてきて、これはこれでまたすっきりしないのも確かである。
ちなみに、GW最終日にも関わらず、丸亀のスタンドはガラガラ。ほれ見たことか。
競馬のNHKマイルカップは、断然人気のクロフネが伏兵グラスエイコウオーをゴール前きわどく差しきって優勝。今週から東京競馬場はAコースに変更になって内ラチ沿いにグリーンベルト(芝がきれいな部分)ができており、内側前残りの馬場。そこを生かしたグラスエイコウオーはあと少しで超大波乱を起こすところだった。しかし、クロフネに乗っていたのは武豊。4コーナーで離されても慌てず騒がず、冷静に馬群がばらけるのを待ってスパート。坂上で一完歩毎に差を詰め、最後は半馬身かわしてゴール。おそらくこの馬場では4コーナーから外に持ち出していれば届かなかったろうし、一瞬の脚がある馬ではないので自分で馬群をこじ開けようと思ったらかえってもたついたかもしれない。馬の力を最大限生かす騎乗で、見事1番人気に応えた。もちろん、馬自体も文句なしに強かった。これでクロフネは次走、ダービーでジャングルポケットと対決。前はダービーに出てきたら黙って消しだと思っていたが、今日のレースを見たらまことに切りづらくなってしまった。東京以外のコースに出てくるまで待った方がいいかも。
ジュビロ磐田、今度はガンバ大阪に完勝。東京が優勝争いに全く関係がないせいもあり(泣)、ジュビロが美しいパスワークで他の強豪チームをバッタバッタと切り倒していくのが楽しくて仕方がない。全勝優勝まで、あと7。
今回のtoto、実は昨日マークシートまで塗っていて買い損ねたのだが、マークを結果と照らし合わせてみると横浜×柏、山形×鳥栖の2試合を除いて全て的中していた。3等相当、21910円也。そんなもんだよな。買わない馬券は当たらない(ゴルフで言うところの「届かないパットは入らない」)という当たり前の真実を改めて突きつけられた。というか、3等で良かった。これが「もし買っていれば1等(4800万円!)」だったら、ネタとしておいしいとはいえ再起不能である。それにしても、2等が30万で1等が4800万か…。おそろしい博打だ。
5月5日(土)
昼間、プレステ2のサッカーゲーム『ワールドサッカー ウイニングイレブン5』(コナミ)でひたすら遊ぶ。いや、はまる、はまる。面白いわ、これ。とにかく、プレイヤーが直接操作しない選手の動きが素晴らしい。ポジションのバランスを崩した時にはちゃんとカバーリングに入ってくれるし、ゾーンプレスをかけるときちんとボールを絡め取る動きをしてくれる。グラフィックもサウンドも操作性も文句なし。ちょっと不満なのは、昨年アジアカップ時の代表データを使っているので楢崎や中田英・中田浩がいないことか。一気に10試合以上こなし、フランス代表に3月の雪辱をする(笑)までに上達。
一昨日あたりから急に肉が食いたくなり、恵比寿で焼肉。GWのせいかそれとも焼肉がブームなのか『牛角』『とらじ』はいずれも満席で入れず(食事で何十分も並ぶのはイヤだ)、3件目でようやくありつけた。カルビ・ハラミ・豚・ユッケなどを腹一杯食って2人で6千円ちょい。安い!
そこから赤坂へ出て、『つぼ八』で飲み会。焼肉を詰め込んだ腹にビールはきつかった(なら飲むなよ)。
5月4日(金)
「せっかくのGWなんだから外出しないとな」という至極まっとうな気持ちになり、午前中から幕張へ。
まずは、幕張メッセで『ペット博』なるイベント。ラブラドールやウェルシュ・コーギーといった定番から白いドーベルマンなどの珍種まで、様々な種類のわんこたちはとても可愛い。猫も羊も牛もフェレットも、やはり同様に可愛い。来場者が連れてきていたわんこたちも、これまた可愛い。……可愛いのだが、檻をずらっと取り囲む大勢の来場者に見られなでられ、主催者側が用意していたペット君たちは少々お疲れ気味。ぐったりしているものも多かった。動物園みたいに居住性を考えた作りになってないからねえ。喜びながら、心の中で「お疲れさんです」と感謝。
昼過ぎから、マリンスタジアムで千葉ロッテ×オリックスを観戦。数年ぶりのプロ野球生観戦だったが、非常に楽しめた。詳細は、観戦記で。
5月3日(木)
いや〜、数日前から楽しみだったんだよね、野茂とイチローの対決。今年イチローいきなり大活躍の上に、野茂もいよいよ完全復活だし、それに両チームともワールドシリーズ狙えそうなチームだし。さっそくBS7にスイッチ・オン!…………何だよ、その「ゲスト吉本多香美」ってのは。うわ、アナウンサーがいちいちいちいち話題を吉本に振るもんだから、見てる方もろくに試合に集中できないぜ、うざ過ぎ!!何でこういう大事な試合に限って関係ないタレントさんを呼んでくるのかねえ。それで、いったい誰が喜ぶというのだ。民放でろくでもないスポーツ中継が跋扈する中NHKBSってのはスポーツファン最後の砦だと思っていたのだが、どうやら勘違いだったようだ。1回裏のイチロー第1打席を確認した後、とっととテレビを切って外出。
午後に帰宅後、NHKBS(せめてサッカーはしっかり頼むぞ、おい)でJリーグ中継連荘。
G大阪×柏は、点の取り合いの末ガンバがVゴール勝ち。ガンバが強いというより、レイソルが全く精彩を欠いている様子。いつからレイソルってあんな攻守の切り替えの遅いチームになったのかね?一昨年あたりの、ボールをとった瞬間に全員がビシッと反応して走り出す、あの感じは微塵もなし。
夜、満員の国立での浦和×磐田は、ジュビロが試合運びの巧みさと決定力の違いを見せて2−0で完勝。前半はジュビロの波状攻撃が続いたものの1点止まり。後半は強行日程の影響かジュビロの動きが落ちてレッズペースとなったのだが、苦しいところでパス回しからペースを取り戻せるのがジュビロの強み。押されながらも逆襲の形を作ることは怠らず、ロングパスから中山隊長が決めて逃げ切った。何度も言うが、強すぎ。全勝優勝まで、あと8。
レッズの方は最終ライン(井原・西野)に弱さが見えるものの、小野の4次元パスや永井の高速ドリブルにも復活の兆しが見え、全体的にはそれほど悪い状態にも見えなかった(実際、試合後もスタンドからブーイングの類は飛んでいない)。後半頭から投入された田中は、これからちょっと楽しみな選手。ドリブルに独特のキレがあり、ボールを持つたびに期待感が沸いてくる。しばらくは本山みたいにスーパーサブ的な使われ方をするのかもしれないが、器用な面もありそうだし、将来は代表で森島の後釜になれるよう頑張ってもらいたい。東京はまた0−3かあ…。ついに最下位まで落ちた。これまで7試合全てで先制され、5試合で完封負け。おまけに残りの2試合で点とったのも、全て相手が退場で10人に減ってから。まるで勝てる気がしない。次の札幌戦に負けたら、いや、今の時点で既にJ1残留の崖っぷちにいると言っても過言ではないだろう。こういう苦しいときに限って、次は地方開催。どうしてFC「東京」がホームゲームを丸亀なんかでやるんだよ!!これで丸亀のスタンドがガラガラだったら(おそらくそうだろうが)マジで怒るぞ、俺は。
totoは9勝4敗。もうちょっと、に見えるけど、ここからが長いんだろうな。
5月2日(水)
午前中、千歳烏山の『モスバーガー』でエビカツバーガーを頬張りながら昨日購入した『サラブレ』6月号を読み、ダービー予想(気が早いけど)にいそしむ。今のところの結論は、やはりジャングルポケットの単勝で勝負。アグネスタキオンが連を外すことも考えづらいし、かといってクロフネも外国産馬は府中の2400で信用ならんし。
で、夜の11時過ぎに帰宅して夕刊を開いてみると、何とタキオン左前足浅屈腱炎発症の記事が……。今思うと皐月賞の勝ちっぷりも、それまでに比べればやや物足りないものだった。もしかすると(勝手な想像に過ぎないが)馬はあの時点で何か異常に気づいていたのかもしれない。ニッカンスポーツ・コムの記事では「6ヶ月以上の休養が必要に」「菊絶望」とあるが、何しろ完治はほぼ不可能で再発・悪化の危険も高いのが屈腱炎という病気である。元の競争能力を取り戻すことは相当に難しいだろう。ずば抜けた風格・レースぶりの馬だけに惜しいのは当然としても、とっとと種牡馬にしてあげた方が良いのではないだろうか。
5月1日(火)
前回は買い損ねたが、今回は1日余裕を持ってtoto購入。前節強行スケジュールにも負けず名古屋に圧勝した磐田だが、気が抜けて疲れが出る次こそが本当に危ない。…と思ってたら、何と浦和×磐田は対象外の試合だった。うー、1億円がー。