8月31日(木)

 子供の頃と違い、この日に長い長い休みの終わりということで憂鬱になることも、山のように残った宿題を前にしてパニックに陥ることもない。はっきりとした「区切り」の日が少なくなるのは良いことなのか、それとも悪いことなのか?


8月30日(水)

 気がつけばもう2週間以上もずっと、平日の昼食はセブンイレブンのサンドイッチである。それも嫌々というのではなく、昼時が楽しみで仕方ないほど美味いと思って食している。小さい頃から米ばかり食べてきた反動がこの年になって出てきたのか、それとも忙しさで味覚中枢が麻痺しているのか。中毒でしょうか?


8月29日(火)

 再び仕事が激務モードに突入、家に帰り着くと日付が回っている生活に。僕の場合仕事は割と楽しんでやる方だし、「ぐっすり寝たい」という気持ちはあるが「たっぷり寝たい」という欲求はそれほど強くないのでまあそれほどこたえるというわけでもないのだが、彼女と電話で話す時間が減るのと、サッカーやラグビーをチェックする機会が減るのはいささか辛い。

 で、こんな時の楽しみと言えば、移動時間と仕事の合間に読む雑誌類だ。今日読んだのは『ラグビーマガジン』10月号。ラグビーファンの間で平尾ジャパンへの失望がいよいよ広がるのと反比例して「海外雄飛」組への期待が高まっている近頃だが、今号のラグマガは巻頭で岩淵インタビュー、続いて村田・吉田対談と、現在の日本人プロ3人を全て抑える豪華な内容。特に岩淵は、名門ケンブリッジで文武両道を完全に成し遂げた後でのトッププロチームとの契約とあって、自身に満ちあふれた話しぶりで世界と、そして日本のラグビーについて語っている。岩淵は、日本のような国が勝つには絶対に「何か」をしなければならないし、負けないゲームをしようとすれば負けてしまうと強調する。「何か」とはおそらく独自の強みを持った日本オリジナルのラグビーで勝負を賭ける、ということなのだろう。僕も全く同意見だ。彼の才能に満ち満ちたランニングとパス、そして今回の記事からもうかがえる意志の強さ・知性の高さを目の当たりにすれば、「貧しいスポーツ文化」や「教育環境」を言い訳に最初から勝つことを放棄しているような今のジャパン監督よりも岩淵健輔にこそ日本ラグビーの将来を賭けてみたい、と考えるのは僕だけではないはずだ。


8月28日(月)

 録画しておいたウエストハム×マンチェスターUを見る。残り5分でウエストハムが2点をもぎ取ってドロー。失点の場面だけでなくマンチェスターディフェンスはサイドに振られるともろい面があるようで、ゲームを通してより多くチャンスを作っていたのはウエストハムの方だった。マンチェスターはギグス・シェリンガム辺りが精彩を欠き、バルテズの好守とベッカムの右足の威力で何とか負けは逃れたという感じ。

 それにしても、相変わらずプレミアリーグのピッチは綺麗で、イレギュラーバウンドもほとんどなく、絨毯の上でサッカーしているみたいだ。芝の長さ自体もイタリア・スペインよりも短いのかもしれない。人によって好みはあるだろうが、ぐずぐずの芝の上で行われる泥臭く慎重なセリエAよりも綺麗な芝でスピーディーなサッカーを展開するプレミアリーグの方が僕は好きだな。


8月27日(日)

 もう東京に帰らなくてはならない。10時頃、2時間に1本しか来ないバスに乗って美祢駅へ。美祢線で厚狭に出た後山陽本線で小野田、さらにそこから小野田線で妻崎という無人駅に出て、母方の実家に寄る。2時間ほど滞在した後叔父に車で宇部駅まで送ってもらい、山陽本線で小郡へ。「こだま」で広島に出て「のぞみ」に乗り換える。夕食は広島駅で買い込んだ「たこ天ぷら」と「安芸の八珍広島おまかせ寿司」を食す。たこ天は柔らかく、辛すぎない味付けもグッド。寿司も駅弁にしてはいい味だしており楽しめた。ちなみに「八珍」の内容は牛肉、小いわし、牡蠣、小海老、穴子、さわら、松茸、小鯛。結局、家に到着したのは9時半頃になった。これほど短期間にこれほど電車を乗り継いだのは初めてかもしれん。

 小野伸二、シドニー五輪代表漏れ。先日のUAE戦のプレーは世間では「コンディション悪し」で見解が一致していたけど、僕は結構頑張っている印象を受けたのだが…(小野本来の全方位パスが見られなかったのはポジションの問題だと思った)。まあ、ホントのホントに重要な戦いは2002年なんだから、そのときに役者が揃ってくれればいい。今はしっかりけがを治すことだけ考えて欲しい。いつか、笑って話せる日も来るさ。


8月26日(土)

 午前中に祖母の墓参りを済ませ、昼飯はガレージの中で炭火を起こしてホタテを焼いて食す。この日の早朝唐戸の市場で買ってきてもらったものだけに、激うま激うま。ビールとともに10個以上を平らげて大満足、というより食い過ぎて苦しいほどであった。

 午後たっぷり昼寝をし、夕食を車で15分ほどのレストラン(そこまで行かないと飲食店が全くない)で済ませ、7時からJリーグオールスターをTV観戦。いやあ、ディフェンススカスカのオールスターだけあって、実に面白い、見せ場たっぷりの攻撃戦であった。

 WESTでMIPに選ばれたのは西澤だったが、僕としては森島の方が印象に残った。先制点のボレー、あれは一年に一度見られるかどうかの超スペシャルウルトラスーパーシュートですぜ。また、ピクシーが素晴らしかったのは言うまでもない。EASTでは小倉の元気な姿が見られて嬉しかった。あの、FWでありながら周囲の選手の動きをすべて把握して操るようなプレー(の片鱗)、やっぱり素晴らしいよ。スピードもだいぶ戻ってきてるみたいだし、こりゃ2002年はひょっとしたらひょっとするかな。中田浩二が敢闘賞に選ばれたのは意味不明。ホント、みんな、シドニー五輪組好きだよね。

 腹が立ったのはやはりテレビ朝日の中継だ。カメラワークはそれほど悪くなかったが、実況と解説とゲストとピッチサイドリポーター、あれ全員いない方が楽しめたんじゃないか。特にひどかったのは実況の角沢。「オリンピック世代!」って叫びすぎよ、あんた。選手個々の属性・特徴に言及できずに専ら世代というカテゴリーでしか選手を把握・紹介できないんじゃスポーツアナ失格と言われても仕方がないし、だいいちこの試合は「Jリーグの」オールスターだぜ。決してシドニー五輪代表選手壮行試合ではない(ま、見所の一つではあったのだが)。吉原のゴールの時「オリンピック世代が決めました!」という声が飛んできたときには思わずテレビたたき壊そうかと思った。由紀彦やツゥットについてほとんど言及しなかったのも、今年のJリーグの流れを考えれば、全く不適切と言うほかない。というか、差別だ。あと、ほとんど正面のシュートを体に当てた楢崎のプレーは「スーパーセーブ」で、ピクシーの速いクロスを絶妙のタイミングでキャッチした川口の好プレーには一言もなし、ってのもおかしいと思うぞ。もうサッカーの独占中継やめて。頼むから。

 昼寝のしすぎで夜中眠れなくなり、書棚にあった『サラリーマン金太郎』を一気に全巻読んでしまう。読んでるうちに燃えてきて、ますます眠れなくなる。アホか。


8月25日(金)

 今日から、祖母の墓参りのために山口へ。まず「のぞみ」で東京から広島へ。「こだま」に乗り継いで厚狭まで出て、美祢線(一両編成の「ワンマン電車」)で美祢駅へ。そこから車で15分ほど走り、三ツ杉の集落にある叔父の家に到着。家を出たのがが8時過ぎで三ツ杉到着が15時半頃、所要時間約7時間半。僕は諸事情により飛行機に乗るのが非常に嫌なので、ひたすら電車電車で押しまくるのだ。まあ読書と睡眠の時間と割り切ってゆったりとした時の流れと駅弁を味わえば、長い乗車時間もけっこう心地よいものだ。

 車内で『Number』最新号。佐藤俊の中村・小野インタビューは綺麗にまとめすぎていていまいち。それよりも永井洋一氏の松田・宮本比較・インタビュー記事、増島みどりの西野インタビューが面白い。千葉すず問題に関しては増島みどりによる冒頭記事と金子達仁コラムでは随分ニュアンスが異なるのだが、僕の意見は金子氏に近い。大きな権限・権力を持つ側が大きな責任と配慮の義務を背負うのは言うまでもない。

 遅い時間帯に墓参りすると霊に取り憑かれるとのことなので(笑)墓参りは明日に回し、夕方から親戚の子供達と一緒に近所の保育園の夕涼み会に出かける。親戚の子達はもう全員保育園を卒業しているのだが、何しろ園児が5人しかいないので、近所の小学生や暇な人(僕のことだな)が集まって盛り上げるのだそうな。行ってみると保育園の敷地内に飲み物・食べ物(焼き鳥・焼きそばなど定番もの)のブースが出来ており、ゲームコーナー有り、教室を改造したお化け屋敷有りで、結構頑張っている様子だった。結局30〜40人くらいの子供達と20人ほどの大人が集まり、イベントとしてはそこそこ盛り上がったようだ。私もビール片手に焼き鳥・ウインナーをがっつき、園児の「ミックスジュース」合唱、子供全員による「おひさまはなまる音頭」、大人も混じった「炭坑節」、精巧な生首・本物の棺桶が印象的なお化け屋敷(泣く子供続出)など楽しませていただきました。東京ではなかなか味わえんわな、こういうの。


8月24日(木)

 アンディ・フグ突然の死去に驚く。白血病か…。鉄人も病には勝てず、などという物言いはステレオタイプに過ぎるだろうか。強靱なファイターのイメージと、病によるあっけない死との落差。周りの人はたまらないだろうね。

 ある日、自分の大事な人が「急性白血病」との診断を受けたりしたことがありますか?僕はあります(結果的にはその診断は間違いだったのだけれど)。辛かったね。あの時の気持ちは今でも忘れられない。つつしんで、フグ選手のご冥福をお祈りします。

 

 FC東京の小林・戸田がブラジルに約1ヶ月の短期留学だそうな。まあ、3ヶ月近く空けばオフみたいなものだし、練習ばかりしていても仕方がない。選手を次々と短期のレンタル・留学に送り出して経験を積ませようとする東京の方針は正しいものだと思う。種をまいておくのが大事なんだよ、種をまいておくのが。

 激務モード3日目。ただし、明日から春に亡くなった祖母の墓参りに行かねばならないので、仕事を無理矢理切り上げる。彼女の家で夕飯をいただくが、疲れ果てて食後はただゴロゴロするだけ。村田陽二、ただいま戦闘能力ゼロです。

 夜中目が覚め、何気なくTVをつけたらTBS『深夜の星』なる番組に松沢呉一さんが出演しているのを発見。テーマは「セックスに関する疑問トーク」、共演者は糸井重里とコージー富田。松沢さん、性に関する専門家としての出演でした。うーむ。


8月23日(水)

 激務モード2日目。体が弱い文系人間ゆえ、体力勝負のシチュエーションには弱いっす。


8月22日(火)

仕事が激務モードに突入。


8月21日(月)

 ロシア潜水艦事故、結局生存者は皆無。ロシア海軍がさんざん「損傷が激しくて開かない」と言い続けてきたハッチを、ノルウェーの作業員がたった1日であっさり開けてしまった様子を見て、改めてメンツだの保身だのという人間を縛る鎖の愚かしさを実感。その上イギリス潜水艦に事故原因を押しつけるロシア国防長官の態度には、怒りや悲しみよりも「こいつ、人間なのか?」という類の不気味ささえ感じる。まあ、衝突説もまるっきりの嘘ではないのかもしれないが、この状況でそれを堂々と言い放つ態度を見ると、さすが大統領が恥も外聞もなく「日本からは1ルーブルたりとももらっていない」などと暴言を吐く国だなあ。北方領土なんか何年かかっても帰ってきやしないよ。

 ま、日本のマスコミはおおむねこの一件を「ソ連時代と変わらぬロシア軍の体質の表れ」としておりその総括は正しいのではあるが、しかし「書類を回さねば何も動かない組織効率の悪さ」「責任の所在を明らかにせずたらい回しにする官僚主義」「国民に情報を極力知らせぬ秘密主義」「人命軽視・威信第一・お上意識」といったソ連・ロシアの体質は現代日本の役所・大企業にも根強く見られる病理であり、雪印事件を取り上げるまでもなく、我々は今回の事故を他人事だとして済ますわけにはいかない。


8月20日(日)

 昼頃起きて、久しぶりに高校野球(光星学院×智弁和歌山)を見る。9回表、2点のリードを追う光星のピッチャー根市の全力投球には感動した。自分のナイスピッチの勢いを味方の反撃に結びつけようとしたんだね。一昨年夏、明徳にリードされている状況で登場した松坂の投球を思い出す。あと、智弁のピッチャーがもんのすごく気が強そうで、バント処理からの送球を一塁手が落として自分にエラーがついたとき「俺?うそだろー!!」と表情とジェスチャーで強く主張。楽しい男だ。

 プロ野球に魅力を感じなくなりつつある昨今、高校野球の方が本来の野球の楽しさを体言しているような気さえする。

 その後、スカパーでフォーミュラニッポン。高木虎之助の完璧なレース運びと7戦6勝でのチャンピオン決定を見て、「なぜホンダは高木を支援してやらんのだ」と憤慨する。

 夕食後一寝入りしてから、夜中スカパーでプレミアリーグ観戦。マンチェスターUが2−0で好発進。ただ、今日は攻撃よりもGKバルテスの活躍が目立った。思い切った飛び出し、軽快なセービング、跳ねるような動き…。ほんと、川口によく似ている。逆に言えばそれだけピンチが多いということで、マンチェスターの弱点は守備にありそう。リーグ戦はとれてもチャンピオンリーグはどうだろう。


8月19日(土)

 夕方から国立で東京×鹿島。詳しくは(今回あんまり詳しくないけど)こちら

 それにしても、J1はこれから3ヶ月近い中断?オフシーズンと同じくらいの長さじゃないか。これでリーグ戦と言えるのか?

 夜、帰ってからスカパーでトライネーションズ第5戦、南アフリカ×ニュージーランド。前回NZホームでは全く歯が立たなかった南アだが、今回は大観衆の声援をバックに積極的なオープン攻撃を展開し、44−40で競り勝ち。それにしても今年になってから、テストマッチでの大量得点が目立つ。昨年のW杯では凄まじい防御戦が展開されたものだが。攻撃側有利のルール改正が行われたのも確かだが、ルール自体による攻守バランスの変化よりも、むしろそのルールに現れた攻撃重視の思想に従って各国がチーム作りを進めている結果なのだろう。


8月18日(金)

 東京の大熊監督がマルセイユに留学!?……ご褒美なんですかね、今年の快進撃の。まあ、シーズンオフと同じくらい長い中断期間だからねえ。しっかり勉強してきてや(特に選手交代)!


8月17日(木)

 朝からTVでニュースを見ていたら、一昨日の試合に関して相も変わらぬ代表礼賛ばかりが目につく。俊輔のFKにしても「相手GKのミスを呼び込んだ」って、おいおい。あれはミスキックの類だぜ。ただ勝っただけの試合、内容についてもっと言うべき事があるだろう。また、フランス×世界選抜戦での中田の出場についても、アシストもゴールも決めていないのにまるで中田が世界選抜を仕切って主役になっていたかのような報道がなされていた。こちらも、批評とか客観性とかはまるでなし。2、3年前まではニュースを見ていて「何だ、野球ばかりやりやがって。サッカーをもっとみせやがれ」と腹を立てたものだが、だんだん「こんな馬鹿げた報道ならば取り上げられない方がましかも」と思うことが多くなってきた。なんだかなあ。

 小林和男『エルミタージュの緞帳』(NHK出版)読了。


8月16日(水)

 キリンチャレンジ日本×UAE。良きにつけ悪しきにつけ、いつも通りのトルシエジャパンだった。いつもいつも、ワクワクさせるのは最初のうちだけ。「@3バックを一辺とするシンメトリーの構成→Aその意識的解体→B再構成」というサイクルがうまく回っているうちは良いのだが、@→Aの過程においてアドリブに委ねられている部分が大きいため、試合が進むにつれ体力・集中力の低下や相手の守備的戦術によって一人一人が味方・敵の動きを把握して互いのアドリブを合わせる余裕が無くなると、途端に陣形ガチガチのくそつまらないサッカーに成り下がってしまう。まだ90分継続させていくだけの完成度にないということなのか、それともトルシエがそこまでしかチームをもっていけない監督ということか? 

 前半日本で光っていたのは、小野と森島だった。すっかり「一休さん」スタイルも馴染んだ小野は今日は六角形の中心の位置からフリーマンに近い動きでピッチを縦横無尽に駆け回り、攻撃の要となるのはもちろん、守備面でも素早い戻りでやや動きの鈍かった稲本をカバーした。最近の小野は浦和でも日本代表でも実に楽しそうにプレーしている。表情があまりにも明るすぎて、心配になるくらいだ。森島は「サイズがなんだ!」と言わんばかりに持ち味のスピードと低さを生かしてアピールした。中田にはよく合いそう。あと、服部・森岡の入ったDFラインは五輪代表より安定しており、オーバーエイジに期待をもたせる。期待はずれだったのは久保かな。楢崎もいまいちの出来だった。

 UAEは若手主体だったというが、今まで見てきた中で一番弱い代表だったかもしれない。ただし、カウンターの際の強靱なボディバランス・スピードは魅力がある。ちょっと気の利いたパサーがいれば日本DFは相当苦しむことになったと思う。キーパーについては、ノーコメント(笑)。

 後半のダラダラした時間の流れを破った3点目の場面、それまでふかしまくりながらも常にシュートを狙う姿勢を見せていた高原が冷静に折り返しのパスを選択。いつも積極性をもってやっているからこそ、たまにこの手のプレーをやると効果抜群。DFはすっかり高原に引きつけられており、走り込んだ奥が難なく決めた。柳沢には、是非とも見習っていただきたい。

 あと、試合前トルシエが「注目は宮本」とわざわざ言っていたのは、松田にポジションを脅かされまくっている五輪代表キャプテンへの気配り(と同時に松田の競争意欲をかき立てる作戦)か?トルシエならやりそう。だから、不用意に侮れないんだよね、このフランスオヤジは。


8月15日(火)

 読売ジャイアンツこと巨人軍、全く止まらず4連勝で独走、爆走、ぶっちぎり。しかしそれでもミスター長嶋は「まだセーフティーリードではない」とコメント……やっぱり色々な意味で凄いオッサンだ。マルティネスが復帰したときも「ウチは控えの層が薄いですから」などとほざいてたし。もう、かまわんから100勝でもなんでもとっととしてくれ!!

 終戦記念日ですか…。もはやほとんどの人が、気にもしてないような。毎年恒例の靖国参拝云々に記念日の意義を矮小化してしまう各テレビ局の報道姿勢には大いに疑問を感じる。


8月14日(月)

 今日は家族が不在のため、夕食は一人で、大阪の阪神デパートで買った「タイガースカレー」を黙々と食す。以前『ライフサイズファイル』の日記で目玉焼きカレーの写真が載っていて、確かにあれもうまいんだけど、僕はルーの中に生卵を落とすのが好き。生の方が黄身の味が強く出て(白身は多少グロテスクだが)うまい!と思う。


8月13日(日)

 F1ハンガリーGPはハッキネンがスタートダッシュでシューマッハを抜き去り、そのままゴールまでトップを維持して総合ポイントトップに。80周近くもの長丁場で集中力を切らさずに走りきったハッキネン(とシューマッハ)。やっぱり凄い、のはもちろんだが、レース自体は至極退屈なものだった。元々ハンガロリンクは追い抜きが困難なコースとして有名だが、今のようにどこのコースもひどく抜きづらくなってしまうと、どこのコースでレースが行われても「またか」としか思えない。90年代前半までのF1は車もコースも個性があってもっとハラハラドキドキ面白かったよな…などというとセンチメンタリズムに陥りすぎているだろうか。


8月12日(土)

 1−4か…。名古屋グランパス 4−1 FC東京
 まだダイジェスト映像しか見ていないのだが、いかにも、というパターンで失点してたのが気になる。DFラインとボランチがズルズル下がってペナルティエリア内で横一線に→サイドに展開される→東京DFの足止まる→ピクシーのクロスで逆サイドに振られる→フリーのFWがヘッド→失点、みたいな。攻撃も、ツゥット頼みではもう辛い。カウンターのキレを取り戻すには、やっぱりお休みを挟まなきゃダメかな。
 ま、これしきの苦境、昨年の終盤に比べたら!でも、やっぱり、5連敗で中断期間に入るのは辛い…。

 今日は東京の試合はスカパーでも中継がなく、横浜も川口・松田を欠いてジュビロにやられるのが目に見えていたので、夕方からとっとと飲みに行く。いつもの仲間と赤坂の某中華料理屋で青島ビール&紹興酒片手にがっつきまくる。特にうまかったのが小エビの天ぷら。衣はふんわり、エビはプリプリ、酒が進むこと進むこと!あと牛(豚だっけ?)の胃袋もくせになりそうな食感で、とにかく大満足(一人五千円しかかからなかったし)!!


8月10日(木)

 『Number』503号を読む。興味深いのは桜庭和志と岩淵健輔、格闘技とラグビーという各々のジャンルで現在最も刺激的な日本人である2人が、インタビューでは一見正反対に振る舞っていること。つかみ所のない矛盾を含んだ発言を繰り返してインタビュアーを煙に巻く桜庭に対して、岩淵は筋の通った明晰な物言い。近い目標を掲げて「一歩一歩上がっていけばいい」という桜庭に対し、「常に目標は高いところに持って」やってきたという岩淵。共通しているのは、彼らが彼ら自身で作り出した独自の哲学・スタイルを持っていることだ。どのような形にせよ、確固としたスタイルを持つものは強い。そしてその強さこそが「世界」に通用する鍵、ということなのだろう。


8月9日(水)

 午後8時頃仕事場から千歳烏山の駅まで歩いている途中、東の空に雷が光っているのが見えた。普段見る雷と違い、幾重にも積み重なった雷雲の層の合間で枝状に分かれた火柱が伸びるのがくっきり見えた。真下の辺りにいる人達はシャレにならない状況かもしれないが、何キロも離れた遠くから眺めていると、とても綺麗だ。あまりに鮮やかな光景ゆえ、道の途中で立ち止まり、しばし眺めた。


8月8日(火)

 東京MF加賀見が大分にレンタル移籍。大分は名古屋の3人組にもオファー出してたみたいだし、今年中に上がる気満々なんだね。大分と浦和の勝点差は6。昨年終盤の猛追を考えれば、まだまだどうとでもなる数字だ。一方東京は、中盤にけが人が続出しているこの時に、「10番」を手放していいのか?確かに今季出場機会には恵まれていなかったが…。万一これ以上けが人が出てももうJ2落ちはないから、ということかな。


8月7日(月)

 『別冊宝島 インターネットの安全な歩き方』読む。変にアングラ寄りにもならず、かといってカチコチの正義派でもなく、この手の本にしてはバランスのとれた記述がされている。内容も鮮度の高い多様なもの(やや「薄く広く」なりがちなのはムックの宿命でしょう)を扱っており、飽きさせない。2〜3時間ほどで一気に読み終えた。

 Jリーグオールスター出場選手発表。東京からは由紀彦とツゥットが選出。確かに喜ぶべき事だが、この二人はこれからもチャンスがあるだろうし、できることなら今回はアマラオに晴れの舞台を踏ませてやりたかったなあ…。


8月6日(日)

 気がつけば原爆記念日。大学を卒業してから、月日の流れが速くなったと同時に「その日になってからはじめて気づく」ことが非常に増えたような気がする。

 午後、またしてもホームページの更新作業。今日は柏戦の観戦記。昨日の観戦記があまりに細々と書きすぎたので、シンプルに書くことを心がけてみる。こんなもんでしょうか。

 『図解でわかるLANのすべて』(日本実業出版社)という本を読了したのだが、最近厚い本を読み終えた時、本の前半部分についての記憶が完全に欠落しているのはなぜだろう。


8月5日(土)

 午後、滞ってきたホームページの更新作業(G大阪戦観戦記)。なんか、だんだん義務というか役務というか、楽しみではなくなってきつつあるような気がする。記述に正確を期そうとビデオで試合を見直したのだが、それで記述量が膨大になってしまい、かえって非常に読みづらいものになってしまった。反省。

 それにしても、同じ試合でも生とビデオでは見え方が非常に異なることに驚く。ビデオだとボール近くのプレーしか映っていないため、例えば由紀彦がそんなにひどく見えない。テレビ・ビデオ観戦であっても観戦記を書くこと自体はいけないことではないと思うが、この見え方の違いは肝に銘じておく必要があるだろう。

 で、夕方からMXテレビで東京×柏を録画観戦。実況のひどさはともかくとして、大熊監督の采配のひどさに愕然とする。もうちょい落ち着いていこうぜ、ゆっくりベンチに座ってさ。


8月4日(金)

 今日も朝からビックハット。午前中、NHK解説主幹の小林和男氏の講演を聴く。俺、この人のファンなんだよね。講演中にもシュワルナゼ・ゴルバチョフ・エリツィン等の話が出てきて、「我が青春」東欧革命の記憶がよみがえり、思わず涙ぐむ。あの頃は正義というものを信じることができた。いや、今でも俺は信じることができるぞと心の中で叫びつつ、昼過ぎの「あさま」で東京へ戻る。長野出張の最後の最後で、心を洗わせてもらいました。


8月3日(木)

 今日も朝からビックハット。周囲に建物が少ないので、長野の盆地を囲む山々がよく見える。山の上には大きな入道雲がせり出しており、なかなかの壮観だ。僕はスキーをやらないし、次長野に来るとしたらやっぱり夏だな。

 仕事を終え、夕方バスで善光寺へ。参道が異常に長いのは参道商店組合の陰謀に違いないとぼやきつつ抹茶ソフトを舐め、汗だくで本堂に。真面目にお参り。おみくじは「神仏を念じて吉」だそうです(僕はダメだな)。門の前にある手打ちそば屋は、粉っぽい感じでいまいちだった。

 千葉すずさん、敗訴ですか。まあ彼女を巡る選考の問題に関しては以前書いたので繰り返さないし、そもそもスポーツ仲裁裁判所なるところがどういうものか僕は知らない。だから今回の決定についてどうとも言えないが、一つだけ感想を言わせてもらえば、これで日本の水泳選手団は心からの応援を受けることが難しくなるだろう、というところか。選手達にはもちろん何の責任もない。勝てばメダルキチガイの国民はこの件を忘れて大喜びするだろう。だが、もしメダルがとれなかったら?役員のジジイだけではなく、選手や、さらには水泳界全体が厳しい目にさらされることになりかねない。選手達の環境の整備(いかにして様々な支援を受けるか、ということを当然含む)という点で、やはり水連は大失態を犯しつつあるのではないか。

 一昨日から気になっていたディスプレイの埃、自分の部屋よりははるかに埃が少ないと思われるホテルの部屋で摘出手術。無事成功。ちょっとだけブラックジャックの気分(大げさだっつーの)。


8月2日(水)

 今日から仕事で長野へ出張。午前中、東京駅から新幹線「あさま」で長野駅へ。周りの席には軽井沢で下車する軽装の人が多かった。到着後、駅前の『油や』で戸隠おろしそばを食す。なめらかな食感のそばが、くせになりそうなうまさ。この店、各メニューにはいちいち英語の解説が付いており、壁にはアイスホッケーアメリカ代表のサイン・写真が飾ってある。そういえば長野は駅舎も新しくとてもきれいで、駅前には豪華な作りのビルが並んでいた。道路もきちんと整備されている感じ。つくづく、オリンピックは偉大だ(地元にとっては)

 腹一杯になったところで、バスでビックハットへ。駅から1分も走れば瞬く間にフツーの田舎の風景になり(善光寺・繁華街の反対側だから)、10分ほどで到着。ビックハットは確かにきれいなのだが見た目意外とこじんまりしていて、五輪アイスホッケー会場には見えない印象。しかし中に入ってみると2つのソニー製大型ビジョンと無数のつり下げ式スピーカーが設備の豪華さを伺わせる。席は最大5千〜6千くらいだろうか。ここも含め、長野五輪の施設の有効活用は長野県(および日本全体)にとっての大きな問題だ。長野県・市としては「観光とコンベンションの街」を売りにしていきたいらしいく、ビックハット内でも「善光寺」「オリンピック会場」を紹介するビデオが流れていた。でもなあ、正直言ってこの2つだけでは苦しいよなあ。

 雷鳴轟く夕立の中ビックハットからバスで駅へ戻り、ホテルにチェックインした後夕飯を食いに出た。旅先では何となく御馳走を食べたくなる僕としては、とりあえず寿司屋へ。鰻の蒲焼きと寿司一人前をビールで流し込み、さあゆっくりお茶でも飲むかと湯飲みに手を伸ばしたところで、左斜め後方から何かが飛んでくる気配が。とっさに体を横にずらしてかわし、テーブルを仕切る衝立にとまったそいつをよく見てみると…。案の定ゴキブリだった。明るい場所で人も多いのに何故かアクティブなそいつはチャカチャカと歩き回り、やたらと手(足?)で触覚の辺りをなでくり回している。そして羽を広げ、さらに目の前のテーブルの上に飛んできた。声も出せず硬直する僕(←虫大嫌い男)。店内では他に誰も気づいていない様子だ。こういう時には大声でも上げりゃあいいのかもしれないが、それで大騒ぎになるのも不本意ではある。すぐさま席を立って店のオバハンにお金を渡し、ゴキブリ野郎が背中へ飛んでこないのを祈りつつ早足で外へ出る。メシ自体はとてもうまかったのだが。


8月1日(火)

 僕の使っているノートパソコンは液晶ディスプレイの上にアクリル板が張ってあり、ディスプレイに傷がつく心配が少なくてとってもナイスなのだが、今日起動してみたら液晶とアクリルの間にゴミが入っている。とても小さな小さな埃なのだが、こういうのってとってもとっても気になる。まあ、苛立ってもしょうがないので、気にしないようにしよう…などと思い込もうとしたらますます気になってきた!俺、神経質なのかなあ。でも気になるよなあ。うわ、こじ開けてとりてえ!でもそうしたらますます埃が入りそう!!どうしたらいいの?助けてー!!!


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